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4話「バルフの世界はゲームの世界」
「そういえば新助。」
「どうした?」
「この世界について調べていたんだが、どうやらこの世界では存在している全ての生命体に、内部データのようなものがあるらしいぞ。それを利用したものにメニュー画面というものがあるらしい。」
「へぇ.....まるでRPGだな。」
「メニュー画面が出るように念じると現れるらしいぞ。」
「そうか、ありがとな」
どんな感じのシステムなのかちょっと確認してみるか。
新助は心の中で軽く念じてみた。
すると、新助の目の前にメニュー画面が現れた。
メニュー
・道具 ・装備
・特技 ・ ステータス
こんな感じなのか.......本当にゲームみたいだな........
4つの項目を調べてみたが、何か面白い訳でもない。ただのメニュー画面だった。
「じゃ、さっさと中心部へ行くか。」
世界の中心部へ向かい歩いていると、小さな村が見えた。
(村か........もしかしたら転移者の情報が分かるかもしれん。立ち寄ってみるか。)
(とりあえず一番賑わっていそうな酒場に行くか。)
新助は村にある小さな酒場へと向かって行った