つまらない日常
何も起こらない平和な日常。
俺の住む日本が平和でそれが幸せなんだってことはわかってる。
…だけど、この平和を”楽しい”と思っている人はどのくらいいるのか。
学校行って、家帰って、ご飯を食べ、風呂に入り寝る。ついでに勉強も。
俺は…楽しくない。
非日常に憧れる。たとえそれが若い心の好奇心だったとしても、俺は飛び込みたい。
「おーい、鷹城月音!お前何ぼーっと外見てんだよ!また、妄想世界にリープかぁ?」
ふとフルネームで呼ばれた方を見ると、ニヤニヤと笑う親友がいた。
親友、正直俺はそういうことにもこだわりがない。ひどいやつだと思われるかもしれないが、親友どころか俺は友達だと思っていない。俺にはそんな奴できない。
それはさておき、このニヤけた金髪バカ野郎は楠晴斗。
俺たちは高校3年で、誕生日をすでに迎えた俺たちは18歳である。
晴斗は知り合いの中じゃ、一番近しい存在で俺に構ってくる。
「授業終わったぞー?帰るか?」
もう、終わっていたのか。
よく見ると、教室にはもう数人しか残っていない。
「帰ろう」
俺は晴斗と学校を出た。
日常はすぐに終わります。
かわいい少女をお楽しみに!!