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一話.Virtual Start 〈バージャルスタート〉

俺らは倒れていた。

どうやら一応成功したらしいけれど、まだ封印段階だ

恐らくすぐに復活してしまうであろう。

でも、一時的でも大丈夫だ。

きっと娘がまた、

「はは..期待、できるかな」

かすれた声がでた。

内蔵には大穴。赤い、赤い血がドバドバと出ていた

そして、隣には─、こっちとほとんど同じ状況の彼女がたっていた

そして、笑いながらまたかすれた声で

「私..ちの..娘よ..」

もうほとんど喋れていなかった

そして、もう一人、というべきか、

少女、いやロボットは何も感じなさそうな目でこちらを見ていた

「なぁ..なにか、目印..になるも..ないか?」

ほとんど聞き取れないであろうがそれでも、少女に話しかけた

「・・・一応、あります。ここに大きな看板が」と、

少し先にある看板を指す

「命令だ,,,」

「なんなりと」

「マッキーペン...クロ、とピンクを...だ..くれ」

「・・・解析中でございます」

そういうとピピッと音がして

「どうぞ」

とマッキーと書かれたペンの黒色と品紅色を渡す

「あは..ありがとう..」

なんとか穴が開いているところを左で抑え右でペンを持った

そして、品紅を彼女に渡す

「好きな色..覚えて..たのn...」

「当たり前だ」

そして、彼女も立ち上がる

二人一組のように歩く。

のそのそと、

穴からふざけたような痛みが全身に伝わっていく

そして、その真っ白な看板につくと、

二人は見合わせ、笑い、いろいろ書いた

昔、小学校でクラス写真を撮るときに黒板に自由に書く楽しさを、思い出しながら、懐かしながら

キュッキュと音がする。

そしてそこに書いた文字を書いた後に、

「お、おい、ルナ...」

「なんでしょうか」

「録音機能を..」

「了解いたしました。三秒以内に録音を開始します」

ごほん、と咳払い、もとい、血を吐いた

「・・・録音、開始」

「あぁ、娘よ、きっと俺たちはもう人間としてはいないだろう。人間として、はな。恐らく、これからすごい強大な敵と戦う。

だけれど信じてる。俺達の娘」

「そうね。私はこれだけで、かわいい娘ちゃん。愛してる、よ」

と、横入りして、笑った彼女、そして、最後の力を振り絞って

「この、録音をこの娘が来たら聞かせてくれ、そして、ここまで案内してくれ。頼む」

と、俺はポケットから出したグシャグシャの写真を見せる

そこにはランドセルをして、眩しい笑顔でピースしている少女がいた。

「了解、いたしました」

そして、二人は同時に倒れ、最後の最後で振り絞って

二人同時に

「「信じている」」

そして、少女はどこかへ、そして二人は倒れ、意識を永遠に飛ばした


残されたペンがコロコロ転がり、看板の近くに落ちる

その看板には

"信じている。そして、待っていろ by ゆき ヒロ"

と、ピンクとクロで一文字一文字交互に色を使っていた。




2560年─世界、いや、日本はバケモノに襲われた。

2570年─バケモノをバーチャルと呼び、バーチャルワールドを構築─


2571年─始まり。


その"大戦"は東京を中心に破壊された。第三都市圏─すべてを破壊され、為す術をなくした人類。そして元々田舎だった地域を都市化─

現都会─茨城

現田舎─東京


そんな世の中で、一人また、あの世界へと行くモノが一人─



ゆかりは悩んでいた。

明確に言えば考え事だったけれども

何故、自分は推薦されたのか。ということである。

私は普通にしていた─はずだ。

普通の点数で普通の生活をしていたはずだ

なのに、推薦なんて、しかもそこに書いてあった字に不可解なことがあった。


戻るは一ヶ月前

先生からもらった手紙をなんともなく適当に読み返して驚いたことである。

推薦に...選ばれた...

「っ!?」

そして、その後放送でよばれ─と、まぁこんな感じだ

ちなみに一つ、気になることがあったのだ

"戦える決意がある方のみ、"

これの意味も特に考えることもなく、

卒業後、感動する暇もなく茨城へと

とにかく面倒くさい

と、移動したわけだけれど─

 都会。大都会。茨城─

そして今はその学校へと向かっているところだった

家はまさかのアパート、隣人やらとなんとなく仲良くなったところで自分は引っ越しの準備を終えて、今日。

学校へと向かう。

たしか学校名は"紡高等学校とかなんとか

イマイチ学校って感じの名前ではないのだけれど

まぁそんなのどこにでもあるか。と適当に納得し─

学校へとつく。今日から通う学校

なんだろう。すごく豪華でまるで、自分には合わなそうな...


そんなことを思いつつ教室へと入る─

1-1─

教室に入り、いきなり

「やぁ、おはよう!」

「お、おはようございます」

「アハハ、まぁそんな驚かないで今日から友達!よろしく!」

「あ、うんよろしく」

と、そんな会話もそこそこ、入学式が始まる

「─これからの未来ためにがんばってください」

校長先生のテンプレさながらの長さとテンプレな発言を適当に聞き流して

「推奨でキタ生徒は残ってください」

と、放送の後にザワザワとなりながら帰る、五人以外

「へぇへぇへぇ!君達かい!戦ってくれるってのはぁ!?」

無駄にテンションが高く眩しい笑顔でさっきまでいたのかいなかったのか突然現れた少女一名がひとりひとり残った生徒を見ながら言った

「ふぅん...あ」

と、少し怯える仕草をして一人、少し怯えるように緊張していた子に目がいき、顔をグイっっと近づける、それに驚いたのか

その怯えていた生徒はきゃっと、実に可愛い声で後ろに下がる

「・・・ふぅん...ねぇ。君」

「は、ははははい!」

すごい緊張であり、声が裏返りながら何回も同じ言葉を言って、背筋をのばした

「戦う気、あんの?」

さっきの笑顔とは違い、まさに鬼という感じの怒っている、というよりは真剣な顔で聞く

「あ、あり..」

恐らくありますと答えようと思ったのだろうがその迫力に負けたのか

「あり...ありません!」

「っふぅん、そっか。別に学校には普通に来ていいけど─」

笑顔で


ニッコリと

「もう、一生こういう嘘はやらないでね?」

とその笑顔にはまさに、次やったらぶっ殺すぞ。というのがわかった

「じゃぁ、ね」

というやいなやその少女は泣きながらすいませえええんと、言いながら走り去ってしまった

─今のですべてがわかった。この先輩はやばい、と

「まぁ。他の人は大丈夫そうだねぇ!」

と、さっきの迫力がウソのような笑顔をたらす

「じゃぁ、かえって、いいよ?」

『え!?』

全員が声をあげた

そりゃそうだ。なんで集まったんだという話だ、

なんの説明も受けてもいない

「ちょちょちょ!?」

先生も驚いていた

まだ説明は愚か、名前すらわかっていない

そんなんでいきなり帰っていい。面白いにもほどがあるだろ

「あっそか。説明、しなきゃいけないのか~めんどいなぁ」

と、笑顔で口をおちょぼにしながら愚痴る

「ん~まぁ、しょうがないかこれも国のためかぁ」

国...?どういうことであろうか

「ごほん。え~っとでは改めて」

と、咳払いしぐあぁっと手を広げ─

「ようこそ!我が、紡高校へ!私は紡!よろしくね?」

と眩しい笑顔で

「まず、諸君らの入学をお祝いしよう!」

さっきの口調とは違い、すごく丁寧な口調だった

「そして、この学校への推薦への理由、お話しようではないか!」

全員が息をのむ

「諸君らは恐らくバーチャルを知っているだろう?バーチャル、未確認生物。つい”最近”までこの世界を争う戦争があったことも、きっと知っているだろう。そして、それに勝利したことも」

まぁ、実際はバーチャル、じゃなくてバーチャルクリーチャーなんだけどね、と適当につぶやき

勝利?

「しかし、それもギリギリの攻防戦。そして、まだ終わってはいない。」

終戦していない?

「そして、こんどこそ”完全勝利"を収めるために諸君らが集められた─あの時、書かれていたことをもう一度、問う、戦う気は─」

あの笑みは消え、すごく、すごく真剣な表情で

「あるか?」

背筋がゾッとした

そして、みんながだまり、逃げる様子もなく、ただ無言になる

数秒、おおよそ三十秒といったところか、そのくらいの沈黙の後

「なにもいわないってことはおっけーだね?」

と、さっきの真剣な表情が嘘のような笑みがあった

「さ~ってで、大体説明したし、帰っていいよね?」

「あの」

と、さっきからずっと無表情であった少女が手をあげる

「わからないことがあるのですが」

「んん?そうなの?わかったどうぞ?」

と、その無表情な子に近づいて手をすっとだす

いつもの笑顔で

「一つ目は、どうやって戦うのでしょうか。今、この世界にバーチャルがいるとは思えないのですが...」

「ん~!良い質問!っとね」

と、考える仕草をして

「上」

「は?」

と、指で上をさしながら

「空、おかしいのって知ってる?」

「あーそういえば」

少し焦り気味で応える

「確か、昔は青空で、網目状にはなってなかったとか..」

「そうそうそう!大正解!」

えらいね~

と、拍手する、少し、いや相当舐めているとしか思えない

歴史でこれぐらならっている

質問した無表情の子もこころなしか、不機嫌そうだ

「あの網目状の上てを前の、戦争前ので戦うのさ!」

と、まだ、手を広げ、

「あれはね!バーチャルワールドっていってね

"この世界すべ世界を完全にコピーして作った世界"そして、」

ニヤッっと笑って

「バーチャルをこの、世界にこれないようにするための最後の防御壁さ! あれが破壊されればこの世界は終わる」

「っ!?ちょ、ちょっと待って!そんな責任を追わせて戦え!なんて!」

「ん?どうしたんだい?大丈夫さあくまで私らは敵を倒すだけ、さ

責任があるとすればそれは、政府、だね!

それともなんだい? "怖気づいたの"?」

「そんなわけないでしょ!?気になっただけよ」

最高の煽り言葉だ

しかも、まさか、世界を、巻き込んだそんなことで推薦されたのか

じゃぁもっとも、なんで、私は推薦されたんだ...?

特に運動能力もあるわけでもなく、責任だってあるか微妙だ

なのに─なんで?

「それで?質問はそれだけ?」

「あ、まだあります。何故、モウ帰ってもいいのですか」

「あぁ!そういうことねそれ」みんなが顔を合わせて、首かしげるね、

「君らは明日から寮生活なんだよ?あれ、なんか冊子とかもらってないの?」

「えー・・・ちょっと!どういうこと!?」

先生の顔を見ながら怒鳴る

「い、いえ!ていうかあなたがこれでいいっていったんじゃないですか!」

「あー・・・」

記憶を探っているのか上を向きながら

「まぁ、いいや!」

と、適当に流しニコッっと笑う

「まぁ、とりあえず今日は荷物整理の時間にして!教科書とかは寮にあるから、後は─、あ、寮は後で案内するから、ねあんしんして~持ってくるものは自由!後は二週間に一回くらいで帰ってこれるから」

適当に説明をして

「じゃ、またね~」

手をひらひら

そして今日はとりあえず帰っていった

不安しかない、けれども、とりあえずは荷物整理だ

後で、問題提起をすればいい。


の前の下校中、彼女に少しの既視感を覚えたのだ

まるで、どこかであったようなそんな感覚

だけれど名前も聞いたことはなかった

しかしどこかであったような感覚

─ショートヘアーの茶髪

水色の瞳

「やっぱり...」

しかし考えてもわからないし思い出せないということは恐らくあッたことがないのだろうか、もしかしたらこれからわかることなのだろうか、だけれどどこかで─

「─っ!」

突然の頭痛に頭を抑える

「・・・まぁ、いつかわかるかなぁ..」

曖昧なままに私は帰った


「あれぇ?案外持ってくもの少ないのね?」

後ろから唐突に声が聞こえる

・・・今は部屋。

・・・アパート105号室。

そして、そこから、あの説明していた彼女の声が聴こえる

鍵は・・・してないかもしれないけれどこれはれっきとした犯罪行為だ。

とりあえず警察に・・・・

「ちょちょちょ!?何!?警察にでも通報するの!?やめて!?」

自分が携帯をもっているのに気づいたのか本当に慌てたようにこちらに近づいてきた

「・・・なんでいるんですか」

「やだな~もうひどい!決めたじゃない。」

と、にっこり笑って

「ゎたしたちゎズッ友だょ...」

と、よくネタにされる定型文を口にする。地味にゎなどの発音が小さくなってわがゎになってるのが妙にムカつく。それにまだあって何時間かくらいしか立ってないのに

ズッ友なんてそんな壊れそうな仲はいやだ

「へぇ、じゃぁもうちょっと仲良くなったらズッ友、だね!」

ん?あれ?

「私、口に出してました?」

「・・・・ん。出してたよ?」

首を傾げながら

どうやら自分は無意識に発言してしまったらしい、気おつけなければ

「それより、これだけでいいの?」

不思議そうにバッグを指しながら

そのバッグには

パソコン(ノート)、服(二週間分)、ヘッドフォン、マウス、マウスボード、携帯充電器、パソコン充電器、電池(単3と単4)、ソーラー充電器、持ち運び充電器...と、かなり少なめだ

「あ、はい。二週間程度で帰ってこれるならばこれくらいでいいかなって」

「ふぅん..」

ちょっとがっくりしながら部屋をキョロキョロ見回す

「どうしたんですか?」

「いやね。もうちょっと面白いもの期待したのになぁ~って」

「面白いもの..」

「そう、面白いもの!」

真剣だけれども強気な笑顔をこちらに向けながらグイっと近づいてくる

「例えばねぇ!おかし。とか!枕!とか、ゲーム機いっぱい!とか、ね!?」

「は、はあ。」

としか言わざるおえない

自分は宿泊にゲーム機もってったりするタイプではない

持って行ってもカードくらいしか持ってこない

「あ、そろそろ時間。ごめんね!四時頃、学校集合、ね!」

「え!?え!?」

「あ、そうそう、引っ越しやさんよんでるから、準備出来たら渡しといて!後はまた四時に~」

手をひらひらと左右に軽くふってニシシと笑い、ガチャリと音をたてて外へ出て行った

「・・・あ」

と出て行ってから思い出したけれど─

「会ったことはあるのか..聞いとくべきだったな...」

と、少し後悔した


時間は大体4時

紡高校校舎前、

校舎前に立っている四人。

・・・紡先輩以外の、四人。

しかも名前も知らない、四人。

何だこの状況!と叫びたい気持ちを抑え、と、いうか恐らく他の三人も思っていると思ったから、恐らく地雷を踏み抜くこととなりためそれを避けつつ、だまり、来るのをまつ

と、走ってこちらへくる人影を遠くで確認する。

しかしそれが誰だか、どころか人なのか微妙なラインなため来たことなどいえずに..。だまる


「来たわ、あのおん...先輩!」

まるで見えたかのように喋ったのは質問を積極的にしていた無表情な娘。恐らく最初におんな。と言おうとしたのであろうが先輩である、ということとここへのイメージダウンを防ぐために先輩に置き換えたのだろうけど─、意味無いですよ、もうほかの二人ドン引きしてますもん

そしてそんなことを思った一分、二分後

こちらに到着した先輩は

「やぁ、でなんの集まり、これ?」

と完全に堂々と地雷を踏抜き。

それに大激怒。

「な、あなたがあつめたのでしょう!?」

と無表情で清楚だった子は叫んだ。

「ちょっとうるさい~それに近所迷惑だよ~?」

わざとらしく耳を塞ぎいやそうな顔でまた一つ地雷を踏抜く

「ひっ!ひどくないですか!?」

「ん。じゃぁ全員そろってるようなんで寮とかいろいろ案内しま~す」

2つの地雷を堂々と踏抜き、さらにその爆破を無視し、前へ進む紡先輩。これ、戦場だったらすごいんだろうな─堂々と地雷に突っ込み、爆破させ、自分は笑顔─ひでぇな。

「ん?行かないの?」

少し前に行ってついてこないことに気づいたのか振り向いて

笑顔で問いかける

─さらにその地雷をまるでなかったかのように笑顔で仲間について来いと言う

なんとすごい精神なのだろうか。それとも本当に地雷を踏み抜いたと気づいていないのか...。

隣をみると、もう完全に呆れ顔で無言でついていこうとする二人と

顔真っ赤の子が一人。

本当にこれはあって一日も立っていない仲間なのだろうかとむしろ疑問を抱くほどだ。

でも、少し

「ほほえましい..」

私は少し笑った。


感想から言えば。近い。

部室から。そしてその部室も、近い。校舎から。

簡単に説明すれば昇降口からすぐの階段へ行き、一番奥の前の教室が部室。一番奥が寮らしいのだけれど─

「これ!が!寮!?」

またも叫んだのは無表情っ子さん

さすがに私もこれは同情する。

そこにあったのは教室─、申し訳程度にある四つの机と

設置されている二段ベット2つ─、

後は本当に教室!って感じだ。ロッカー、花、ベランダ。机はないけど

「まぁ、これには私も同情するけどね~」

と苦笑いをする紡先輩

「じゃぁ二人で意見を─」

「でも、ま予算がね~」

「世界を守ろうって部活なのに予算!?世界は呑気ですねぇ!」

「世界。じゃなくてに・ほ・ん」

三個目、地雷

しかしさすがに呆れたのかため息をついて

「それで..部屋分けとかはどうするんですの?」

「あぁ、それは明日、決めてね~明日の部活は軽い座学と適性武器の検査とかだから」

「「「「てきせいぶき?」」」」

意味的にはまぁそんまんまなのだろう。その人に合った武器を選ぶ試験─、しかしそれ以上に驚きなのは武器の種類があるってことだ。

「まぁそういうのは明日の座学で、ね」

ニコッと笑い

「今日はこれで終わり!」

「「「「えっ」」」」

四人が一斉に声をあげる

集まってから三十分。

三十分しか立っていないのだ

「三十分です。わよ?」

「ん?そうだね」

「三十分しか。たっていないのですよ?」

「そうだね」

「これだけのために、集まったのです?」

「そうだね?それが?」

「いや、いやいやいやいやいやいやいやいや」

「いやが多くない?」

「そんなことよりもこれだけだったら明日でもよかったのですか?」

「あぁーうん」

まるで気づいていないかのような紡先輩のそぶりに少し怒りそうな無表情っ子

「でもね?今日済ませたほうがいいこととか、今日済ませれば楽なこととか、あるでしょ?」

「いや、でも今日普通の生徒たちは普通に午前中だけ授業を受けていたのですのよね?」

「・・・ぁ」

小さく呟いたぁを無表情は見逃さなかった

「やっぱりそうじゃないですの!!なんで!!今日に!!..」

「ん。でもまぁもうすぎちゃったもんはしょうがないし、又明日~」

すごく乱暴に占めた先輩。そして手をひらひらと少し笑顔には焦りというがでていた

とまぁ今日は帰ったわけだけれど最後までブツブツと怒りを収められずにしゃべっていた子は最後まで先輩を睨んでいた─。



早くも二日目の朝─、といきたいところだけれどとりあえずは放課後に行こう。

学校生活ってのは中学でも高校でもあんまり違いがなく、あるとしても軽く、友達が変わったというだけであった。

初日のドキドキ、自己紹介先生のイメージアップギャグ。等々..。

それをすべてまさに適当と言った感じにあくびで過ごし、語るにも足りない二日目を送っていた。

そして放課後、今日は説明会とかあるといっていたけれど─、


「はぁ~い。どーも!皆さん~!」

案の定一番遅くに来た先輩。

「ん~?じゃぁ早速、自己紹介とかしてみよっか?」

そういえば先輩以外の名前を聞いたことがなかった

「じゃぁさいしょはきみぃ!」

と、指したのは無表情っ子ちゃんだ。

そういえばどんな姿なのか。というのを言っていなかった気がする


「はぁ..えっと 的羽由利、です。」

「由利ちゃんね。かわいい名前」

それに少し照れる由利。まさかのツンデレか

由利─的羽由利。ロングヘアー/黒髪/そして、左目に眼帯。

「んー!じゃぁ由利ちゃん!次の子、選んで?」

「え?私!?え、えーっと」

戸惑って選ぶようにこちらを見る

「んじゃ、この子にします」

指したのは、茶髪のポニーテールの子。

「は、はい!」

少し戸惑い気味に応える

少し弱気な感じがする

「赤瀬明里..ですっ。よろしくお願いしますっ!」

「赤瀬明里..苗字と名前の最初がどっちもあ。だね。ああちゃんでいいかな?」

「えゅ あの、えっと...」

戸惑っている。手をヒラヒラとやってずっとあっでも..と悩んでいた。地味にえっというのをゅと言ってしまっているのもかわいい

いじめられるタイプであろうか

「まぁまぁ冗談冗談。」

たはは。と笑う。しかし、本当にこそ先輩はいろんな笑い方をする

面白いくらいだ

明里─赤瀬明里。ポニーテイル/茶髪、すこしおどおどしいところがある。ポニーテイルがでかいところがチャームポイントっぽい

「じゃぁポニテちゃん次~」

「ポニっ..ハイ...」

指を揺らしながらミディアムヘアーっぽい子をさす

そしてその子は元気に

「ハイハーイ!私は関根由紀でーす!」

・・・めっちゃ元気だった。

寮紹介したときめっちゃおとなしかったのだけれどなんで...

「んじゃ最後、だね!」

まって、まだ整理していない。

由紀─関根由紀 茶髪少し薄い感じ/ミディアムヘアー/メガネ

そう思っている内にツインテ─、つまり私を指す。

「あ、はい!えっと、星野ゆかりです。よ、よろしくお願いします!」

少し戸惑ってしまったがまぁ上々、と思われる

「うんうん。じゃぁ座学をはじめよっか!」

自己紹介が終わり早速始まる

「まぁ私がしないんですけどね!」

にっこり笑い左─ドアを指すそしてドアがアキ─

「あ、どーも..」

気休めに笑いこちらに近づいて前に出るそして

「え、えーっと君山しろ...です。よろしくお願いします」

「ん!この先生が今からおしえてくれま~す」

「え。あの、先輩は」

つまり先輩は違うことをするか一緒にきくかだけれど恐らく聞く。ということはないであろう。ということはなんだろうか

「じゃぁ、私は適性試験のための準備をしてくるね~」

「あぁ、はい」

一瞬の沈黙、そして

「ちょちょちょ!まってくださいまし!?」

無表情っ娘─、いや由利が叫ぶ

確かにそうだ先輩でもまだ"学生"だ。

そんなんで試験の準備、つまり恐らくだけれど─、他世界にいく。ということであろう。それを学生が準備...?よくわからない

「んじゃ、ね~」

と、考えているうちにどこかへいってしまった

「え、えーっとよろしくおねがいします」

慌て気味に、白衣姿の先生が黒板にチョークで書く

「いつもの歴史より深く少し深く」

そういうとさっきとは違い、真剣な目つきで

「いきます。ね」

背筋が凍った



とりあえず簡潔、というか簡単に説明すると、だ

まずバーチャルというのは略称であり実際はバーチャルクリーチャー

日本語にすれば"仮想生物"そして、バーチャルワールド、もちろんこれも略称であり実際はバーチャルクリーチャーワールド。略した理由はゴロが悪いからとかいうめっちゃくチャ馬鹿らしい理由であった

次にバーチャルについてだ。

バーチャルにはいろんな種属がいるらしい。こっちの世界ではいえば

虫 哺乳類 魚 等々...。

こっちと一緒だ。だがしかし、力、スピード、大きさ、全てにおいて桁を外しているのが多い。もちろん桁を外していないのもあるが

どちらにしろ人では劣る。だから武器を使う。武器にはいろんな種類があるらしい。


剣─通常剣/大剣/ニ刀/細剣


弓─大弓/小弓/中弓/ニ弓


銃─AR/SMG/DMR/SR─以下省略


召喚士─詳細不明


と、こんな感じだ。そして試験はバーチャルワールド"保護区域"で行われ、全ての武器を使うわけだ。さらにそこから種類を選ぶわけだ。とにかく大変。だ。

とまぁこんな感じだ..ちなみにバーチャルワールドは確かにこの世界と似ているがこの世界ではないため好きに暴れていいらしい。

そして最後に、この"部活"にはそれぞれの担当があるらしい。そして私らは最重要である茨城の最上都市"かすみがうら"を守る担当らしい

つまり、私らが死ねば、終わる。




最後の適正試験。つまり私だ。

他の三人は案外スムーズに進んだ。


赤瀬明里 弓種 弓


的羽由利 剣種 二刀


関根由紀 剣種 大剣


と、こんな感じ、ちなみに先輩は剣、普通の。

そして、私は、というと...

武器種─銃種─、詳細武器種は─全て。


一番多い武器種である銃種はそれこそ適正がどれなのか当てるのに時間がかかる

そのため、普通に合うものを途中で選んでしまうのだけれど─

私は全てを、最初にやった3つの武器、SR,SR,SMG全てを普通にできた。そして、可能性を狙い、全部をやる─、

総時間 2時間強。

そして全ての銃種を─

「マスターするなんて」

驚いたのは由利、二刀を持ちながら。

そして

先輩は笑っていた

「信じてたよ!」

ニシシシと笑い彼女は

「とりあえず今日はこれで終わり」

パンパンと手を鳴らし笑っている途中に

「ちょっとまってください!?」

「なんでしょ?」

「なんで驚かないの!?」

もう完全に口調を忘れ驚いていた。そしてもちろん他の二人も、そして私も

「んーまぁ、想定内というか、なんというか、」

みんなが驚いていた。そして私も

─想定内?どういうことだ?意味がわからない。前にいたのだろうか、それともただの予想...?意味がわからない

「んーじゃぁ、今日はとりあえずこれまでかな、武器とかの詳細はもう頭に入っているよね?」

「ええ」

武器の選択が終わった後、自動的に情報が流れこむらしい。

自分はまだなのだけれど、恐らく情報量が多いのだろう

全ての銃種なのだから当たり前だ。

それに─っ!

「っ!う..あ,,,」

急な頭痛に私は倒れこんだ。恐らく情報量の問題だろう。いきなり多くの情報を送られれば意識が飛ぶのも当たり前だ、だけれど、それだけでは無い気がした、違う─、これ、は彼女、と私の、さんと、、うさんの記憶も一緒に─、だけれど、もう、意識、が

3/20 タイトル大幅変更

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