プロローグ.
2560年─世界、いや、日本はバケモノに襲われた。
2568年─一時中断
2590年─バケモノをバーチャルと呼び、バーチャルワールドを構築─
2600年─始まり。
突如として現れた生物"バーチャル"により"大戦"は起きた。その大戦は東京を中心に破壊された。狙われたのか、たまたまだったのかは未だに不明[Error]
そのバーチャルには戦車も、銃も、潜水艦もなにもきかない
人が戦える可能性[勝率0.000001%]
そして、大戦後の残った都道府県、特に田舎の都市化が進んだ。
いろんな犠牲─お金、人、信頼を失ってでも変えてでた日本
三大都市圏は廃棄物、汚染により改装はおろか、立ち入りすらできない。
汚染の理由は不明[Error]
[推測]原発によるもの バーチャルによるもの
そして、都会化された田舎には厳重な整備。
しかし、それだけでは大戦は終わってなかった。
まだ、バーチャルは現れた
どんどん現れた。次から、次へと─
大戦よりはいないものの日本はさらに荒らされた。
もう為す術もない。
そして、大戦からちょうど三十年後、バーチャルワールド─仮想世界を構築
どう構築したのか不明[Error]
原理は不明[Error]
そのバーチャルワールドにより、バーチャルは日本にはこれなくなった。
最後の防御壁、バーチャルワールド。しかしそれが壊れるのも時間の問題であった
それを阻止するために建てられた組織
─バーチャル殲滅部
組織製作者不明[Error]
現製作"代理"者散策不可[Error]
戦うための武器バーチャル製 銃 剣 弓 魔法?[Error]
原理不明[Error]
どうやって対抗しているか?不明[Error]
そして、それにより日本は保たれていた。
今の人が知る知識
戦争があったこと
バーチャルがいるということ
終戦した。と間違った知識があること
バーチャルワールドについては一切触れてはいない
以上、"本当の歴史"を散策した結果
以上、[Error]数 9
*
バーチャルワールド─
「なんだ..すべて知っていることじゃないか」
彼女はニヤっと笑った
もう、おかしくなりそうだ、と彼女は涙を流した。
「やっぱりロボットなんてあてにならないね」
そのロボットから目を離し目の前の戦場に目を向ける
そこにあったのはビルがやけ、店が焼け、車が焼け、道路が地割れをおこし、そして─
五人が倒れて、なにも反応しない。
「もうこれで終わりだよ」
そして彼女は座って地面を叩いた
小さな拳で
「なんなんだよ!こんなの!いつ終わるんだ!こんな嘘も!こんなことも!こんな...こんな世界も!」
『あの─』
「・・・どうした」
『そろそろ帰還─、してください』
「わかった」
その世界にまた、と手をふった
そしてあの五人も─
現実世界─
帰ってきても怒りと悲しみは収まらなかった
そのまま、帰ってきてまっすぐバッグの方へと向かう
「あの、どこへ」
先生らしき人が彼女を少し悲しそうな顔で見る
「帰るんだ..もう、無理だ」
「こんな時に悪いのですが」
「なんだ」
「明日は、新入生が」
「今年は何名だ?」
「五名、です。」
「わかった。明日までに調子は直しておく」
少し笑顔を作る 偽物の、笑顔
「いえ、そういうことでは」
「じゃぁ、何?」
「もう、もうやめてください」
「・・・」
「あなたの体が、頭が壊れてしまいますよ!こんなこと続けても!もう、違う人が製作"代理者"をやれば!」
「は、は」
笑った
「はっはっは」
笑った
「無理に決まってるだろう!?私がやらなくちゃ!私が!じゃないとみんなが不幸になっちゃう!そんなの、そんなのやなんだよ!」
「・・・」
先生は下を向く
彼女はドアを開け、その部屋から出る
明日のために─
「頑張らなくちゃ、ね?」
彼女は笑顔を作った