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『一つの紙に』

作者: 風雷寺悠真

一つの紙に植物を育てる

その植物は紙の中で呼吸をし

その植物は紙の中で生きている


一つの紙に自然を創る

その自然は紙の中で風に揺れ

その自然は綺麗な絶景となる


紙に描いたものは

紙の中で呼吸をする


紙に描いたものは

紙の中で生きている


一つの紙に自分の世界を描く

その世界は自分らしく呼吸をし

その世界は自分だけのものになる


一つの紙に夢を創造する

その夢は誰かにからかわれるかもしれない

その夢は誰かに諦めろと言われるかもしれない


だがその夢は自分の糧になり


いずれ叶う時が来るだろう


一つの紙に大空を思い描く

その空は綺麗な夕焼け空か

その空は色のない白い空か


白い空なら自分の色を塗ればいい

暗い空なら光を作ればいい


色をつければまたいっそうと


生きていく

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― 新着の感想 ―
[良い点] 『一つの紙に○○○』というパターンが数回繰り返されているところが、個人的に好みでした。 シンプルな言葉選びながら何か感じられる部分があって、良かったです。
[良い点] 音節の統率を用いることで、こころへ染みるように伝達することを可能にした素晴らしい詩。 [一言] 紙の上に現れる「生き物」たちは、 それまた「生き物」の手で生まれていく、なんだか当たり前なこ…
2014/02/06 19:39 退会済み
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