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プロローグ
喩え、どんな理不尽な結末でも僕は足掻き続ける。
大切な人たちと未来を見る為に。
――ならば、この身を捧げよう。
一を全とし、降り掛かる闇を切り裂き、虚像を撃ち破り、無限を刹那に変えて真実を望む。
そして、世界の王と化す。
それが僕に出来るたった一つの使命。
――なんて、そんなカッコイイこと一度でもいいから言ってみたいよね。
こんなことばかり考えている僕はやっぱり中二病。
それは自分でも自覚してる。
でもね、それでもね――やめられないの。
これが僕だから。