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短編集  作者: 厨二んぐ
2/2

悪夢の誕生

そこには何もない

ただすり減るだけ

鼓動ごとに年老いていく

呼吸ごとに渇いていく

そこには何もない

ただ偽るだけ

黒を見て白と嘆き

黄を見て赤と喚く


誰も彼も何もかも

ただ奪い合うだけ


これが世界


浮上する

ここに居たい

浮上する

目覚めたくない

浮上する

ああ、神よ

浮上する

私をどうか

浮上する

どうか

浮上する

お願いします

浮上する

なぜ…?

浮上する

どうして…?

浮上する

どうか

浮上する

どうして…

浮上する

ああ…

浮上する

わかりました

浮上する


―――お前を許さない


暗い部屋で目を覚ます。開いた目は涙で濡れていた。

深い失望感、絶望感、拒絶感。

そして、それらを掻き毟る強い衝動


つくらなければ、造らなければ、作らなければ


人を、生物を、完膚なきまでに完璧に

創らなければならない。


お前がそう言った、作造創(つく)れといった、

私のせいじゃない、お前のせいだ。


いやだ、創りたい、俺じゃない、ああ今すぐに

そんなこと許されない、僕はまだ何もしていない

私がそんなこと言ったことある?誰たこいつは、俺たちは一人しかいないぞ

空虚だ、隣に座っていいか、消えろ、ぐちゃぐちゃにしろ

作れ、かき混ぜろ、やめろ、造りたい、最深部の神、壊せ、うるさい、なに創る、うるさい、壊せ、黙れ、壊したくない、手を触れるだけだ簡単さ、僕は作りたいんだ!まあ落ち着けよ、私を開放しろ、多様性のために壊せ、いやだ創りたい、

造壊(こわ)せ、お前は何を作造創るんだ?




生命(いのち)に決まってるだろ…?」




立ち上がる。


―――ぺたり


――ペたり


――――ぺたり


裸足で木の床を踏みしめる、


――ペたり


――――ぺたり


部屋のドアノブに手を掛けた時にふと思う

ああ、お腹が空いている…

もうずっと、何も食べていない気がする

そうだ、なにか作造創らなければ。なにか…作造創らなければ。

作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。作造創らなければ。


扉を開く


―――――ぺたり


――――――ペたり


――――ぺたり


月は無く


―――ぺたり


――ペたり


――――ぺたり


夜は暗く


――ぺたり


―ペたり


ぺたり


悪夢は征く
























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