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第5話 再生のスキルの書は根気良く取ろうと思う

 二階層でスキルの書狙いで再生を取る。


 いや本当に再生のスキルの書。700万円とは思えないほどに落ちない。スライム狩りまくってるよ? どんだけ落ちないのよ。


 水魔法の練習も少しずつしている中で俺はこん棒でスライムを捻り潰す毎日を送る。


 スライムの中には亜種がいた。レッドスライムだ。


 たまに出現する。だが落とすものはドロップ品はショボい。赤い布だ。


 スライムカーペットと言うらしいが買取価格は1200円とスライムよりショボい。


 まあそんなこともありレッドスライムはあまり出現しないので狙って倒すこともできないが、仕方ない。スライムを狩りまくる。


 再生のスキルの書は出ない。


 この試行をたくさんこなす。

 何度もスライムを倒す。


 でも落ちない。


 そうして三日目、四日目と五日目と過ぎてきて。


 ようやく六日目に落ちた。


『おおっ凄い』

『やったな』

『すごいな』

『落ちましたね~~~』


 ついに再生のスキルの書が落ちた。


 迷わず使う。


 再生というのがどんなものなのかわからんくなる。


 試しにスライムの水弾を受けてみた。


 すると衝撃が腹に入る。

 だが痛みが徐々にひいてくる感じだ。


 そんな感じでHPも回復している。


 すごいぞ。再生のスキルは最強かもしれない。とりま三階層に行く。


 三階層はゴブリンだった気がする。


 初めての人型のモンスターと戦うのだ。心構えをしないと。


 といってもゴブリンは強敵かもしれないスキル無しだと。


 だが俺は現在三つもスキルを持っている。たぶん余裕。


 だが意外と強い。


 ゴブリンにこん棒でダメージを与えると逆切れしてきた。


 水弾でダメージを与える。


 そしてこん棒でフィニッシュ。


 なんとか倒せた。


 ゴブリンは素材が美味くない。


 ゴブリンのこしみのか牙を落とす。


 どれも500円と低い。


 さっさと抜けよう。


 だが三階層は意外にも複雑酩酊の迷路のよぅなダンジョンだった。


 階層としては迷わすように設計者は作っていると感じたよ。


 ゴブリンのレアドロップのこん棒術は市場価格は300万だが、買取価格は低くなる。


 200万だ。


 それでも高いのだが落とす確率は低い。


 俺の幸運値でもなかなか落とさない。

 結局四階層まで来てしまった。

 四階層のモンスターはビックダンゴムシ。


 ダンゴムシであるデカいダンゴムシである。


 虫系が苦手な人だとこれ以上の階層は行きたくないだろう。

 でも俺はそんなデメリットはない。余裕でこん棒で殴るが倒せない。二発目殴る、三発目。グルグル回転して突進してくる。


 回避する。でもそんなに速くない。まあ余裕。ああ余裕。


 水弾で止めだ。倒した。ドロップ品はビックダンゴムシの外皮だ。

 意外と高い一つ3000円の買取価格。


 まあここではそこそこの稼ぎになる。レアドロップは【突進】のスキルの書。


 だがこれでも50万の買取価格だ馬鹿にできない。


 ただ落とす確率は低い。限りなく低い。それだけまあ落とさない。


 突進のスキルはダンジョンwikiで読んだが5秒間の間だけ無敵状態になってスピードアップして突進するスキルらしい。

 確率が低いとはいえなかなかの納品率だからかこの価格だ。


 なお販売価格は80万円から120万ほどに変動する。


 まあ妥当だな。そんなことよりビックダンゴムシを倒しまくる。


 だがここで思わぬ声が聞こえた。

「助けてくださいです~~~~~!!」


 可愛い女の子の声が聞こえた。


 俺は早急に現場に駆け付ける。


 するとそこにはBランクモンスター、ダークトロールがいた。


 こんなところにダークトロールが出現するなんてユニークモンスターか?


 だが襲われている女の子もとい少女はケモ耳のもふもふ少女だ。


 20年前のダンジョン震災からエルフ系の少女、ケモ耳系の獣人系少女など女性、少女に関して混じり物が生まれる傾向になった。


 地球のダンジョン化に伴う副作用なのか新要素なる人類の進化なのか。


 ファンタジーの存在が徐々に浸食してきた。


 日本人なのに赤い目や髪色が赤髪、青髪などのカラフルな色の人間が生まれるようになったり、生まれつきスキルを有する特別な人間も生まれ始めた。


 だから目の前のダークトロールを俺は倒そうと思う。


 そうだよ、目の前のケモ耳狐耳少女を助けないなんて男が廃るじゃないか。


 じゃあ蹂躙を始めよう。俺は自信満々だった。

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