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第3話 ダンジョンにまず潜ってみる

 朝起きると、目玉焼きに、ソーセージ三本、コーンスープ、食パン五枚切りを食す。


 ココアを豆乳で割り、きな粉も入れる。


 我ながら完璧な朝食だ。テレビのニュースをチェックする。今日は梅田ダンジョンの最高攻略階層が90階層に更新されたというニュース。

 ダンジョン配信者綺羅吉影さんがアクアスネークサーペントの超レアドロップ品を獲得したというニュース、なおスキルの書【超水弾】というスキルらしい。


 吉影さんって日本で七聖騎士と呼ばれている七本指に入るダンジョン探索配信者だよな。


 あと、新星のダンジョン探索配信者の七星ミカンさんが梅田ダンジョンの34階層を突破したとかいるのかアイドルかよ。


 とまあ俺はそんなニュースを見ていた。


 そして九時半くらいになると電車に乗り、梅田に向けて出発。


 大阪に着いた。


 そして梅田ダンジョンを目指す。


 梅田ダンジョンは塔型のダンジョンで外観でも天高く塔が伸びている。


 宇宙にまで伸びてるんじゃないかと言われている梅田ダンジョン。そんなわけで受付を済まして、梅田ダンジョンの一階層に突入する。


 まずは魔導カメラをオン。


 魔導スマフォと連動してダンジョン配信が始まる。


 だが同接数は3。


 低すぎる。


 まあ初心者の配信なんてこんなもんだよな。


 とりあえず喋ってみる。


「あ、あ~あああこんにちはダンジョン配信を始めたばかりのセイヤです初めて梅田ダンジョンに入りました。配信初めてなので緊張してます」


 コメントが機械音声で読み上げられる。


『がんばれ!』

『初めてか? 力抜けよ』

『梅田ダンジョンの一階層は一角ウサギが出るぞ』


 そういえば一角ウサギだな。


 一角ウサギ。ドロップ品はウサギの皮、ウサギの角、ウサギの肉の三種類。


 どれも買取価格は一つ皮が500円、角が1000円、肉が300円。


 ただ梅田ダンジョンの一階層ではモンスターのリポップというか遭遇率が意外と低い。


 十分に一回とか。多くても五分に二体出るか出ないか。


 そんな遭遇率。


 これが30階層以降とかになると一度に出てくるモンスターが最低でも三体出てくるとかざらだ。

 なお俺の肉声は加工している。


 ちょっとカッコいい風に加工している。


 もともとキモオタボイスだからなと自負している。


 いやそんなに変な声でもないよ。でもちょっと弄りたくなるのはしかたないじゃないか。


 魔導スマフォの基本機能でボイスの加工は基本的にできる。


 そんな感じで一角ウサギを探す。


 すると出てきた。一体。


 さあ狩るぞ。


 こん棒を構える。


 すると体が動くこん棒の使い方がわかる。


 殴りつける。


 すると意外にもあっさりと倒すことができた。余裕だ。普通に倒せた。一撃だ。これはよかった。そしてドロップ品。ウサギの皮が落ちた。


 リュックに入れる。


 なおマジックバックは高いのでなかなか買えない。


 容量が一番少ない極小のマジックバックですら30万円する。


 一階層でまずは小手調べだ。


 なおコメントが読み上げられる。


『やるじゃん』

『まあ一角ウサギは弱いから』

『やったじゃん』


 そして一階層を彷徨うのであった。

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