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第15話


 「ストーン・アーケード。俺は、その生まれ変わりなんだ」



 再度、絶句。


 いや、絶句っていうより、“理解できない”って言った方がいいかもしれない。


 私の聞き間違いじゃなければ、彼は「ストーン・アーケード」って言った。


 伝説の冒険者、大航海時代の航海者。


 歴史の教科書を開けば、必ずと言っていいほど彼の名前が出てくる。


 “センターブルー”と同様、その知名度は計り知れないものがあった。


 だって、センターブルーを見つけた人なんだから、同じくらい知名度があって当然でしょ?


 ろくに学校に行っていなかった私ですら、その名前をよく耳にしてた。


 彼は、私たちが住んでいるミゼリア出身の冒険家だったから。



 「何言ってんの?」



 ストーン・アーケードの生まれ変わり?


 あなたが?


 ハハッ



 「俺もよく分かってないんだ。ただ、DNAとか、ゲノムどうとかの生体情報が同じだって言われて」


 「誰に?」


 「博士に…」




 バカバカしい。


 冗談を言うんなら、もっとマシな冗談にしたら?


 どう考えてもあり得ないでしょ。


 そんなの。



 「彼の話は嘘じゃないよ。僕も最初聞いた時は信じられなかった。君もリリム博士のことは知ってるだろ?彼は彼女の“推薦”で、この学園に入ったんだ。証明書だってある」



 セントラル・アカデミーの【生命科学部生物科学科】の研究室に席を置く教授、リリム・アレクザンダー博士。


 彼女はあらゆる種族間にある共通の遺伝子、『コモノート』の起源について新たな発見をした研究者として知られており、国際的にも注目を浴びている若き天才科学者だ。


 彼女のことは知っているけど、私が所属している学部は【魔法医学部】だから、あんまり詳しくはない。


 かなり若い科学者だと言うことは、生徒の間でもよく話題になっていた。


 確か、まだ二十代じゃなかったっけ?


 淡いピンク色のロングストレートに、鼻に空いたピアス。


 かなり見た目がパンクだということでも有名だった。


 直接見たことはないから、なんとも言えないが。


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