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 初めてソラに会ったとき本当にびっくりしたんだ。

 だって君が亡くなった僕の妹のにそっくりだったから。

 きっとお父さんもお母さんも言葉にはしなかったけど、すごくびっくりしたと思う。

 妹の話は僕たち家族の中ではもう話さないって決めていたんだ。

 自然と妹の死を受け入れることができるようになったら話そうってみんなで約束したんだ。

 だからみんななにも言わなかったんだけど、すごくびっくりした。

 ソラ。

 ありがとう。

 もう一度、生きていたころの妹に会えたみたいですごく嬉しかった。


 夏の終わりのころ。

 ソラは自分の家に帰ることになった。

「いろいろ頑張ったんだけど、見つかっちゃた。ごめんね」とソラは言った。

 ソラが博士と呼んでいるすごく綺麗な大人の女性がやってきてソラを連れていってしまった。

「うちの娘がご迷惑をおかけしました」とその女性は丁寧な言葉でお詫びを言った。

「またね」とソラは言った。

 でも僕はソラにまたねと言うことができなかった。

 悲しくて言えなかった。

 お父さんもお母さんも泣いていた。


 私がいなくなっても。

 泣かないで。お兄ちゃん。

 妹の最後の言葉を思い出した。

「さようなら!! ばいばい!!」

 とにっこりと笑って、大きく手を振りながら博士と手をつないでいるソラは僕に大きな声でそう言った。

「さようなら、ソラ!! また、いつかどこかで絶対に会おうね!!」

 僕は(涙を拭って)ソラに負けないくらいの大きな声でそう言った。

 するとソラは僕のところに駆け寄ってきて、僕のほっぺたに(泣きながら)さようならのキスをした。


 君、本当にロボットなの? 終わり

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