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カンパネルラ城

六人で、ベリンダの家に戻った。


ベリンダが家から出てくる。





「あれ?また仲間が増えたね。皆中で座ってお茶飲みな」





シンデレラ一行はベリンダの家に入り、ベリンダが煎れたお茶を飲んで一休みすることにした。





「何か雑になって来たなあ」


「フッ。省略され出したな」


「フェルディナンドが勝手にシンデレラの胸に居座るようになってから話運びが雑になって来てるんだよ」


「俺はシンデレラの胸からどくつもりはない」


「フェルディナンドが自爆するからしょうがなく置いてるんだけど……」


「一々自爆してんなああああああ」


「まあまあ皆、ビスケットでもお食べ」





ベリンダは焼いたビスケットを差し出した。


「さて、材料も揃ったことだし、賢者の石を錬成するよ。ウィリー、手伝っておくれよ」





「ああ、はい」





沈黙がおりた。


アブドゥルが口火を切る。


「どうするのこれから……」


「アメリカを日本から取り戻すに決まってんだろ」


「だが、当の首謀犯はここにいるんだろ。シンデレラの胸の間に」





「ふっ……俺からアメリカを取り戻すか。やれるならやってみるがいい」


「もう国名が……」





「俺も手伝ってやってもいいぞ」


李白が茶をすすりながら言う。





「とにかく私は義母様と義姉様を助けたいわ」


「俺はシンデレラの胸に挟まれていればそれでいい」





くっ……とアブドゥルが目元に手をやる。


「こんなフェルディナンド見たくなかった……」


「キャラ崩壊が酷すぎて哀れですらある」


「いやもうこいつは一生シンデレラのおっぱいに挟まれてればいいわ」


「俺の出番が少ないアル」


「ウィリー何だか冷たいな」


「うるせー」





その日、皆お茶を飲み終えると、ベリンダとウィリーはプネウマ塩を作り、賢者の石の錬成に入った。





賢者の石を作るのには数日かかって、その間他の五人は思い思いに過ごした。





数日後、髪はボサボサ、よれよれの姿でベリンダとウィリーが作業部屋から出て来た。


賢者の石を持って。





「出来たよー!ほれ、賢者の石ー!」


ベリンダは赤い石を掲げている。





「これでカンパネルラ城にいる日本側の魔法使いの魔法を解くことが出来るよー!」





「おお、ついにアメリカを日本から奪還するのか」


「国名……もはや国名が……」


「別にいいだろう。もはやギャグの世界なんだ。お前らもやりたいようにやれ。俺のように」


フェルディナンドはシンデレラの胸元で茶を啜っている。





「あ、確かに僕も女装してるな……ははは……」


「出番が少な過ぎて言うべきことが見つからないアル……」





「皆、今日はもう寝て明日になったらカンパネルラ城に行ってアメリカ奪還しておいで」





その日は皆休んで、翌朝になると、とうとうアメリカ……カンパネルラ王国を日本……ソール王国から奪還するために、ベリンダの家から出立した。





「酷く雑になったな……」


「作者が飽きはじめているみたいだね……」


「いや、まあとにかくアメリカ奪還はするからな」


「フェルディナンド、あなたはどうするの?」


シンデレラが胸元のフェルディナンドに聞く。


「俺か。俺は高見の見物をする」





「俺の出番が少な過ぎるアル!」





シンデレラ一行は賢者の石を手に歩を進め、日本兵……ソール王国の兵が現れると賢者の石を掲げた。





日本兵が皆眠りに着いた。





「倒すんじゃないの?」


不思議そうなシンデレラにウィリーが頷く。


「日本兵は眠らせとけ。色々と面倒だから」





牢屋に行き、シンデレラ達は捕われていた五十の州伯や貴族達を解放した。


中にはシンデレラの義母と義姉もいた。





「おお!ウィリアム王子!」


「私達魔法で日本のフェルディナンド王子をあなただと思わされてたんですー!」


がやがやと貴族達が出て行く。





ふと、セレスタンがフェルディナンドに聞く。


「フェルディナンド、お前もしかしてハリーとかヘンリーとか呼ばれてないか?ウィリーとフェルディナンドは本当はイギリス王室だったりしないか?」





「なんだかごっちゃだね……」


「こいつセレスタンの癖に良く喋るアルな」





ウィリーの妹姫と、王様も出て来た。





「ウィリアム!お前ウィリアムじゃないか!」


「父上、エイダも良かった。無事だな。何か変なことされてないな」


「ええ、何も」


「舞踏会を開いていたのに気づいたら牢屋の中だったんじゃ!良かった!晴れて自由の身じゃ!おのれーソール王国のフェルディナンドめ!首をはねてやる!」





「あ、そいつならここにいます」


ウィリーはシンデレラの胸元を指差した。


「このお嬢さんの胸に挟まれているねずみがソール王国のフェルディナンド王子です」


「何もしないで下さいね!シンデレラが巻き添えになってしまいます。すぐ自爆するんです!その人……」


アブドゥルの言葉に、王様はむうと押し黙る。





「けしからん!何とけしからんねずみだああああああ!羨ましい!私と変われええええええ!」





ウィリーはずっこけた。


「ち……父上……」





セレスタンはアブドゥルに「アブドゥルお前実は母親はイタリア北部の出身だろう」と聞いていた。


アブドゥルは「ははは……」と苦笑いを浮かべる。


「俺は何を喋ればいい……ナタク……」





「もう何べんも自爆してるんで勘弁してやって下さい。悪い奴ですけど、まあ……うーん……こいつのアメリカ乗っ取りという野望はくじきましたし」





「うむ。仕方ない……で済むかあああ!」


フェルディナンドはシンデレラの胸から飛び出すと「メガンテ!」と唱えた。





「わああああ!皆伏せろおおおお!」





カンパネルラ城内は爆発し、黒焦げフのェルディナンドは満足そうに「任務……完了……」と笑った。


アブドゥルが「フェルディナンドー!」とフェルディナンドを抱き締めキスをした。





後日。


フェルディナンドは教会で復活させられた。ウィリーは黒い王族服姿だ。





更に後日、シンデレラは五人のうち誰かと結婚してプリンセスとなったが誰かは秘密である。


また王子同士で結婚した者達もいた。



はい。中二のときに考えたガンダムW二次創作です

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