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クリスマスイヴに『彼女が欲しい』と言ったら、クラスメイトがサンタのコスプレをしてウチに来た

作者: ゆずあめ



 去年から上京して一人暮らしを始めた高校2年の俺、『雨音(あまね) 夏樹(なつき)』は、住んでいるマンションのベランダに出て夜空に向かって呟いた。



「サンタさん、彼女が欲しいです。欲は言わないので、出来れば可愛くて世話焼きで少しドジなところがあって、でも一途に想い続けてくれる、可愛くて最高な可愛い子をお願いします」



 今日はクリスマスイヴだ。良い子のところにはプレゼントが贈られるという、幻の日。


 去年は一人暮らしに慣れてなく、クリスマスツリーを飾ることも出来なかったけど、今年はそんな生活にも慣れ、机の上には小さなツリーを飾っている。


 あ、雪が降り始めた。そろそろ部屋に戻ろうかな。



「コーヒーでも飲むか」



 干している洗濯物を取り込んでから部屋に戻った俺は、コーヒーを淹れながら思った。


 願い事、課題を消して欲しいと言えば良かった、と。



「ま、いいや。サンタなんか居ないんだし」



 夢も希望も無い? 別にそれでいい!

 夢も希望も未来も、自分で掴み取ってこそのものだろう。

 俺が積極的に行動をしなかったから、こうして孤独の聖夜を過ごしているんだ。


 サンタに願うより、自分で行動を起こさないと。



 そうして寂しいクリスマスイヴを終えると、翌日は25日。クリスマス当日が訪れた。



「朝からする事ないし、全国のホテル利用数でも検索しようかな」



 ピンポーン!


 虚しい気持ちに拍車をかける行為に及ぼうとすると、インターホンが鳴った。



「はい、何でしょう」


「宅配便でーす」


「......頼んだ覚えが無いんですが」


「雨音夏樹さんでお間違い無いですか?」


「確かに俺は雨音夏樹ですけど、何か注文した覚えが......」



 どうしたものか。取り敢えず、一旦中身を見てから記憶にある物かどうか確かめるか。



「重っ!」


「ありがとうございましたー」


 この段ボール、40キログラムはありそうだ。

 何だ? 米が大量に入っている......のか?


「米か野菜だな。多分婆ちゃんからだろ」


 ある程度中身に予想をつけ、段ボールを塞いでいるテープを剥がし、箱を開けた。

 すると何と、中身は女の子......それもサンタのコスプレをした子が入っていた!



「え......死体?」


「違います」


「喋った!」


「人間ですから」



 むくりと女の子が起き上がると、パッチリとした黒い瞳で俺と目を合わせた。


 しかしこの顔、どこかで見たことがある。


 ......あ! 学校で『ぼっちを極めた女』とか言われてる、『佐倉(さくら) (ゆき)』だ!

 しかもただぼっちを極めただけじゃない。学力テストは学年1位、国立大学の模試もA判定の、2年の天才と言われてる人だ!


 な、何でこんなところに?



「佐倉さん......だっけ?」


「はい。佐倉です」


「......何で段ボールに入ってんの?」


「秘密です」



 喋りづらい! というか情報量が多いんだよ!

 どうして佐倉さんが段ボールに入ってたんだ?

 どうして何事も無かったような顔をしているんだ??

 どうしてサンタのコスプレをしているんだ!?


 なんっっっっも分かんねぇ!!!!



「えっと、帰る?」


「いえ。帰っても暇なので」


「あ、そう。じゃあ......適当にくつろいでください」


「ありがとうございます」



 そう言って佐倉さんは段ボールから出ると、俺の愛用している座布団の上にちょこんと座った。


 ......状況が飲み込めない。何が起きてるんだ?



「全国のホテル利用数?」


 しまった! 付けっぱなしにしてたノートパソコンを見られた!



「......面白いですね。12月20日から利用数が何十倍にも跳ね上がっています。何か因果関係があるのでしょうか?」


「さ、さぁ? ボクニハワカラナイナー」



 冷静に分析しないでくれ! 更に虚しくなるだろうが!

 それよりもこのシュールな絵面をどうすればいい?


 今まで会話どころか、チラッとしか見たことがない人が俺の部屋に居るなんて、気まずくて仕方がない!

 しかもサンタのコスプレだぞ? 何を言えばいいか分からんわ!!!



「粗茶ですが」


「ありがとうございます」



 まずはお茶を出して、適当な会話をしよう。

 一応クラスメイトだし、話せることはあるだろう。



「佐倉さんは課題とかやった?」


「はい。昨日のうちに終わらせました」


「そっか」



 会話終了。



 誰か......誰か助けてくれ! 話題が無いし、話せたとしてもドキドキして目が合わせられん!

 チラチラと佐倉さんの方を見れば、佐倉さんは俺をガン見している。それがもう、めっちゃ怖いんだ!



「......雨音君」


「は、はい」



 な、何だ? 今度は向こうから話しかけられた。

 怖いな。ずっと無表情だし、何を言われるか分からん。



「クリスマスプレゼントは私......です」


「......はい?」



 ごめんちょっと何言ってるか分からない。



「だから......その......昨日、言ってましたよね?『彼女が欲しい』と」


「あ、うん。え? 何で知ってんの?」


「隣の部屋ですので......それで、雨音君が良ければ私が......プレゼントになろうかな、と」



 ほんのりと頬を赤らめて言う佐倉さんに、俺の心臓はドキッと跳ねた。


 それよりも佐倉さん、隣の部屋だったのか。知らなかった。ご近所さんとか全く知らないから気付かなかった。


 って、違う! 返事だよ返事!

 プレゼントになるって言われても、ど、どうしたらいいんだ!?



「受け取って......くれますか?」


「もちろん!」



 ......はっ!? 何言ってんだ俺!!



「よかったですっ」



 誰も知らない佐倉さんの笑顔。

 そんな彼女の微笑みを受けた俺は、自然と同じ笑顔になっていた。



◇◇



「昼ご飯にしようか。何か食べたいものとかある?」



 少しずつだが会話を続けていると、あっという間に昼になった。

 佐倉さんと話していると、楽しく感じるんだ。



「わ、私が作ります。雨音君こそ、何か食べたいものとかありませんか?」


「本当に? じゃあオムライスがいいかな」


「任せてください。佐倉家秘伝のレシピで作ります」



 そう言ってキッチンに立つ佐倉さんだが、サンタ姿の女の子が料理をするって、中々にシュールな光景だ。



「はい、エプロン。手伝うからレシピ教えてもらっていい?」


「あ、ありがとうございます。レシピは──」



 佐倉さんから教えられたレシピは、実家に居た頃に母さんの友達が教えてくれたレシピと全く同じものだった。


 炒める順番が違ったり、材料にベーコンが入っていたりと、アレンジされたレシピが特徴的だ。



「佐倉さん、やっぱりその服で料理は......」


「大丈夫です。これでも毎日自炊して──あっ」



 冷蔵庫から材料を取り出した佐倉さんが足を滑らした。

 危なかった。絶対にやらかすと思って、常に気をかけていて正解だったな。



「大丈夫?」


「は、はい......その......」



 か、顔が近い! 佐倉さんの綺麗な顔が視界いっぱいに!


 潤んだ瞳に長いまつ毛。パッチリとした二重の瞼に、赤く綺麗な唇。花のような佐倉さんの香りは、俺の思考を溶かしてくる。


 落ち着け。落ち着いて餅つけ。違う。それは来週だ。



「んっ......あ、雨音君?」



 あっぶねぇ。あと少しで理性が死ぬところだった。

 すんでのところで押さえ付けた俺の理性、よくやった。褒めて遣わす。



「大丈夫。なんでもない」


「そう、ですか」



 佐倉さんは少し残念そうな表情で、俺からそっと離れた。

 もしかして今、チャンスだった? いや、違うな。自惚れるな。俺は佐倉さんに惚れたかもしれないが、佐倉さんは違うだろう。


 相手の気持ちも汲まずにするのはよくないからな。




「完成しました。召し上がれ」


「ありがとう佐倉さん。いただきます」



 2人分のオムライスを作ってくれた佐倉さんと、一緒に頂く。

 スプーンで刺すと綺麗に取れるこの卵の柔らかさは、俺には出来ない技術だ。1口小さく食べると、ケチャップライスの仄かな酸味と卵のとろみが混ざり合い、また1口と手が止まらない。



「美味しい! 無限に食べられる!」


「ふふっ、よかったです。では私も」



 長い髪を掻き上げる仕草にドキッとしながらも、佐倉さんは美味しそうにオムライスを食べた。

 後片付けは俺がやろう。料理を作ってくれた佐倉さんへの、最低限のお礼だ。



「「ごちそうさまでした」」



 昼食を食べ終えた俺は、再度お礼を伝えてから2人分の食器を台所へ持って行き、洗い物を始めた。

 ジーッと見詰める佐倉さんの視線が刺さって気になる。

 佐倉さんは今、何を考えているんだろう。



「雨音君は将来、良い旦那さんになりそうです」


「え?」


「あっ、違いますそういう意味では!......ありますけども......うぅ」



 え? あるの? そういう意味、あるの!?

 どうしよっかな〜、お兄さん、今『好き』とか言われたらホイホイ落ちちゃうな〜。


 もう落ちてますけどね!



「一人暮らしをしたら、1日1回は料理を作るって母さんと約束したからかな。俺がこの先、お嫁さんと暮らす上で大切な基礎を教えてくれたんだと思う」


「そうなんですか......良いお母さんですね」


「佐倉さんだって、良いお嫁さんになるよ。なんだったら俺が貰っていい? なんちゃって......ははは」



 はは、ははは......って笑えねぇんだワッ!!!!

 お前何言ってんだバカヤロウお前ッ! どさくさに紛れてとんでもねェこと言ってんじゃねぇよ!!!


 あ〜終わった。ドン引きされて終わりだわ。

 雨音夏樹、ここに眠る。V I P

 ──誰が要人じゃ!



「こ、こんな私でも......貰ってくれますか?」


「もちろん!」



 アレ? オカシイ。サッキトチガウ。

 数時間前は確か、プレゼントとして貰うか否かだったよな。今回はもしや......嫁さんとして? 嘘やろ?



「本当にいいんですね?」



 あ、圧を感じる。これが人生の選択というヤツか。

 いいぜ、やってやるよ。このまま孤独の人生を歩くくらいなら、1人の女を、俺の一生をかけて守ってやらぁ!!!



「はい。一生大切にします」



 言っちゃった。今日初めて話した人に、とんでもないことを言ってしまった。佐倉さんはどうか分からないが、俺は遊びじゃない。


 引くに引けない話なんだ。本当に一生をかけてやる。



「......では、まずは同居から始めましょう。今の私達は言わば、結婚を前提にお付き合いしている状態です」


「分かった。これからお互いをよく知って、そのまま......という感じで」


「はい。それと......夏樹君」


「は、はい!」



 急な名前呼びは卑怯です。異論は認めません。

 だけどな、佐倉さんが俺のことを名前で呼ぶなら、俺も佐倉さんのことを『雪』って呼ぶからな。


 俺と同じくらいの反応を期待するぞ?



「今日は泊まらせてください」


「じゃあ雪はベッドで、俺は床で寝ることになるな」


「ゆ、ゆゆ......ひゃい」



 勝った。雪の呂律を破壊してやったZE☆



「いや、だめです! 夏樹君は私と寝ます!」


「えぇ? それこそダメだよ。思春期男子の理性の弱さ、舐められたら困る」


「べ、べべ別に......いい、ですよ? 夏樹君なら......」



 あっるぇぇぇぇゑ? それはマズイのでは!?

 くっ、この心理戦、終わりが見えねぇ! まるで無限にピースが増えていくパズルのようダッ!!


 でもなぁ、俺にだって考えがある。それを試そう。



「俺は嫌だ。俺と雪は学生だ。例えどんなに対策をしても、最悪の可能性は存在する。付き合って1日目で退学になるとか嫌だからな。ちゃんと責任が取れる年になるまで、ある程度の距離は保っていたい」



 嘘偽りの無い本音。

 例え今日初めてちゃんと話した人でも、付き合う以上は相手を大切にしたい。相手を想い、相手に想われてこその恋人だろう? きちんとした線引きをしないと、お互いが破滅の未来に進む可能性があるんだ。



「......確かに、夏樹君の言う通りです。少しおかしくなっていましたね、私......」


「いや、雪の考えの方が大多数だと思う。ただ、その場合大変な目に遭うのは女の子の方だからな。俺は相手の未来を考えられない男じゃない。って自負してる。だから距離を取るんだ」



 洗い物を終え、タオルで拭って水気を切った手で雪の頭を撫でた。


 俺の家は、母親は寛容だったが父親が厳しい人だった。

 友達を作るにしても、ちゃんと相手を見極め、嘘を嘘と見抜ける人間になれと何度も言われて育ってきた。

 俺が一人暮らしをしたいと言った時も、母さんは『頑張れ』と言ってくれたが、父さんは『自制心を鍛え続けろ』と言い、やんわりと反対しながらも送り出してくれたんだ。


 最初は『止めなかった、ラッキー』と思っていたが、一人暮らしを続けていると父さんの言葉をよく思い出した。


 自制心。それは自分の起こす行動の先を読み、客観視する心。


 父さんの言いたいことが明瞭になるにつれ、段々と不安になる自分が居たよ。ただそんな父さんも、俺の頑張りを沢山褒めてくれたんだ。


『やると言ったら最後までやる。お前の良いところだ。死ぬまで忘れるな』


 自らの正しいと思ったことを曲げずに続け、結果が出るまで努力を重ねる。言われずともやってきたことが、父さんは俺の才能だと褒めてくれた。



 だからかな。同い年の人と、話が合わないのは。



「もっと聞かせてください。夏樹君の考え方を。私、ずっと前から気になっていたんです」


「昔から?」



 どういうことだ? 俺が佐倉雪という名前を知ったのは高校1年の時だ。去年上京してきた俺の過去を知ってるなんて、有り得ない。



「はい。覚えてませんか? 小学3年生の頃、かくれんぼで私以外の人が帰った時に、たまたま通りがかった夏樹君が教えてくれたんです。そして私を家に帰る途中、こう言っていました」



「「遊びでも何でも、付き合うなら最後まで責任を持って欲しい。相手のことを考えない遊びなんて、ただのイジメだ」」



 思い出した。確かあの時、いじめっ子として有名だったクラスメイトの証拠を掴むべく、アイツを備考調査した時のワンシーンだ。


 かくれんぼで鬼が秒数を数えている間に、鬼を置いて別の場所で遊ぼうと計画するシーンを捉えて、俺が上機嫌だった時だな。



「覚えててくれたんですね......ですがあの後、私は親の転勤で転校しました」


「そうだったのか。一応アイツの末路を言うと、俺が他のイジメの証拠を警察に届けたら、いつの間にか姿を消してたよ」


「それは......見たかったです。夏樹君の勇姿を」


「勇姿もクソもないよ。あの頃はただ、イジメが許せなかっただけだ」



 友達が1人、そのいじめっ子のせいで不登校になったからな。とても楽しそうに毎日を過ごしていた友達が、たった1人のせいで死んだ目になっていた。


 今でも許したくない。心を殺したアイツを。



「座ろう。過去話はつまらないし、これからの話をしよう。俺と雪が付き合い、どう進むかをね」



 しんみりした話はこれで終わり。

 雪は俺に出来た、初めての彼女なんだ。

 暗い話を聞いてもらうより、明るい話で笑顔になって欲しい。




◆佐倉雪side◆




 彼女が欲しい。彼の呟きがたまたま聞こえた私は喜んだ。

 幼い頃、彼が助けてくれたあの瞬間から始まった初恋が、遂に芽を出したと思ったから。


 だから私はすぐに従兄弟に連絡して、玉砕覚悟でプレゼントとして送ってもらった。


 ......結果から言えば大成功。だけど、私は彼の考え方を甘く見ていた。彼は私の予想を超えるほどに相手を見ていた。


 一瞬の気の迷いに気付き、姿勢を正す。

 善悪のその先にある、相手の幸せを願うその考え方に、私はこれまでに無いほどのときめきを感じた。


 浅はか。自分がそう思える程に彼は優しい。


 だから──



「おやすみなさい、夏樹君」


「お、おやすみ。雪」



 こうして目の前で、サンタのコスプレをして寝ていても手を出してこない。

 悶々とする気持ちの中、彼の気遣いの温もりが温かい。


 必死に我慢してるのかな。私もしてる。

 急に来た私を受け入れてくれてありがとう。

 何も言わずに行動を起こしてごめんなさい。


 様々な気持ちが、頭の中でグルグルしている。



「......眠れない、よな」



 気付かれてしまった。だって仕方ないじゃない。

 昔から憧れ、想い続けた人が目の前に居るんだもの。


「あぅ......」


 彼が頭を撫でてくれた。

 大きい手。昔に繋いでくれた手とは比べ物にならない。

 そして、温かい。



 彼のくれた温もりに甘えていると、私はすぐに眠ってしまった。願わくば、いつまでもこうして欲しい。




◆雨音夏樹side◆




 ......眠れなかったッ!

 せめて雪が安心出来るようにと頭を撫でたら、そこから理性と本能のバトルロイヤルが始まったんだ。


 お互いに一進一退を繰り返し、死闘の末に勝ったのが理性だ。


 本当に危なかった。あと少しで抱きつく寸前まで行ってたからな。



「お、おはよう。雪」


「おはようございます、夏樹君」



 冷たい冬の朝、ベッドの中で挨拶をした。



 さぁ、新しい日常が幕を開ける。

 この世で最も嬉しいクリスマスプレゼントであり、この世で最も大切な物を手にしてしまった、俺の人生が。



「あぁ、これを言うの忘れてた」


「何ですか?」




「メリークリスマス」

ギリギリクリスマスに間に合いませんでした。

26日の0:02分に書き終わりました.....ちくせう。


「続編キボンヌ」の声がありましたら、設定をちょこっと変えて連載しようと思います。ただその場合、甘々×甘々になると思いますが。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。

遅ればせながら、メリークリスマス。そして、良いお年を。

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