メイドさんと力の塔7
私とレイナミナは一旦塔から出てきた。
あれから何日潜っていたのかよく分かっていないけど少なくとも1週間は塔にいた気がする。
私達は外の受付でとってきた素材を売る。今回出したのは50階層超えのものだったので受付の人が驚いていた。
「これ、50階層の奴ですよ!?そんな所までお2人が行ってきたんですか!?」
あまりの驚きようで声が大きくなってしまい周りにいた冒険者達は足を止めこちらを見ている。
「ほれ、落ち着くのじゃ」
レイナミナに言われて受付の人は少し落ち着いた。ちなみにレイナミナは魔法により姿を人間に変えている。
「あ、すいませんでした!ええと、今回の素材で200万ルピアです」
「「「おおおおおおおおおおおお!!!」」」
周りの冒険者達から歓声が上がる。
200万か結構な額になったな。
でも50階層程度でなんでここまで高くつくのか。今の最高は79、それ以降の素材なら高くなるのは分かるがまだ中間だ。そんな所でこの値段は何故なんだろう。
「なんでこんなに高く?」
「それはですね今いる冒険者達で50を超える人はいないのですよ、だから素材が減り価格が上がっているんです」
「なるほど、ありがとう」
200万ルピアを貰いそれを閉まってから私達は宿屋を目指すことにした。
宿屋で一部屋とり2人はひとまず塔での疲れを取るため睡眠を摂ることにした。まだ日は高いけど今から寝ても明日の朝まで起きることは無いだろう。
日が変わり朝に目が覚める。
ほぼ丸一日寝ていた私達は宿を出て食料を買いに来ている。
これからまたあの塔を攻略する。今度はもっと苦戦するかもしれない。食料がなくて帰ることにならないように多めに買い揃える。
「こんな感じかな?他に何かある?」
「いや、ないな、準備が出来たらもう行くのか?」
「うん、そうしようかと思ってたけどまだ休む?」
「いや大丈夫じゃ、2人になったことにより楽になったからの」
「それじゃあ行きましょうか」
私達はそのまま塔入り口に行きそのままゲートを使って50階層まで戻ってくる。
よし!今度は100階層目指して行くぞ!




