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メイドさんと悪魔の石決戦

ラファが力を使い切ったらしく武器に戻ってきた。

魔法がメインのラファからしたら数は不利だからね。私もゾンビキングを倒せばひとまずここら一帯は片付く。


「【アースインパクト】」


地面を抉りながらゾンビキングに攻撃する。地面から打ち上げられたゾンビキングに向けて“氷華”を撃つ。


氷華⋯⋯氷の茨が相手に絡まり華を咲かせ、相手を凍らせる。


凍ったゾンビキングを斧で砕く。これで教会周辺は片付いた。

次は本命の悪魔の石だ。

疲れはあるけどまだ大丈夫。ここで休んでてもまた湧いてきたら困るし、早めに片付けないと大変なことになるかもしれない。


教会内部に入るとそこにいた。場所は悪魔の石があった場所であり、その感じからして悪魔の石から復活した奴だろう。

頭が羊みたいなヤギみたいな顔していて二足歩行で毛皮が覆っている。三又の尻尾に悪魔の羽が付いてる。現実世界の物語などに出てくる悪魔そっくりの形をした奴が出てきた。


「フフ、フフフ、フハハハハ、久しぶりの現世だ!待ちに待ったぞ。ん?おお、我の復活を待ちわびていたのか?」

「いえ違います」


なんか悪魔が聞いてきた。


「ふむ⋯⋯ならキサマは供物か、可哀想な奴よ、まぁ我の力になれるのだ感謝しながら死にたまえ」

「いえ、私はあなたを倒しに来ました」


話聞かない奴だなと思ってしまった。まぁ私は女の子だし、メイド服だし、可愛いし、悪魔を倒しに来たなんて思いもしないんだろうな。


「フハハハハ貴様が我を倒すだと?なかなか面白いことをぬかす、やってみろ」


槍を構えた状態で言ってくる。

そして悪魔と私の戦いが始まった。


悪魔は槍を3回連続で突いてくる。

私はそれをバックステップで避ける。


「ほう、我の攻撃を避けるか、普通の人間ではないようだな」


そう言って悪魔が飛び始めて詠唱をし始めた。


「闇によって果てろ“闇玉”」


黒い玉が沢山飛んでくる。それを避ける。当たったところは黒い玉により溶ける。腐敗してるのか。

それを避けながら私は“氷槍”を放つ。

それを華麗に飛び回りに避けていく。無駄に身のこなしがいいので当たらない。


「当たらないっ!」


魔法は当たらないと思ったのか今度は近接戦を仕掛けてきた。

槍でひたすら突いてくる。私はそれを斧で弾いたり避けたりする。返しで切り返す。

私の切り返しは腕にあたり悪魔の腕を切り落とす。


「ぐあぁぁぁぁぁぁ!!」


悪魔は片腕を抑えながら後退した。


「はぁはぁ、貴様強いな⋯⋯貴様名は?」


悪魔が名前を聞いてきた。なんでそんなことを?よく武人とかが負けを認める時名前を聞くとかあるけどそんな信念でもあるのか?いやいや仮にも悪魔そんなことは無いだろう。でもこの時私はなんの気まぐれかついついその質問に答えてしまった。やり直せるならやり直したい。このせいで私達の道が変わってしまったのだから⋯⋯。


「ミヤビだよ」

「フフ、フフフ、フハハハハ、“ミヤビ”か覚えておくとしよう。次貴様に会ったら必ず殺してやる」

「次なんてないよお前はここで私が倒すんだから」


悪魔が笑った。そして魔力が集まっていく。


「フハハハハ、それは無理だ!さらばだ!!」


黒い魔法陣が悪魔を中心に広がっていく。サイズがどんどん大きくなっていく。もう教会の外まで広がっている気がする。そしてその魔法陣が輝きだした。


「【闇の転移門】!!」


その言葉を聞いた瞬間。私の目の前は黒く染まりどこかを飛んでいる浮遊感が襲い続ける。

そして闇が晴れ、視界に映ったのは真っ青な海だった。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

第1章完結です。


転移とかありきたり過ぎる気もしますが冒険するならこういう展開かなと思いこうなりました。

なるべく更新があかないよう第2章からは書いていきたいです。

これからも応援のほどよろしくお願いします。

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