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リアル多忙で小説が書けないー!
今までの事がまるで、夢を見ているようだった。
毎日毎日好きでもないのに1時まで光る画面を見ながら指を動かす自分
上司にこき使われ手柄を横取りされた自分。
とてもしんどく、辛い夢
こんな夢を見たくなくて、頬をつねろうとすると腕が上がらない事に気づく。
そもそも、腕の感触が無い
どうにかしてこの夢から覚めようとするが
全身を動かしてみたがどうにもならない
気がつくと辛かった夢が終わり、何も見えなくなる。
(ここは、何処だろう?何か気持ちいい気がす
る。)
何か居心地がいい場所?空間?にいる。
なんだか此処にいると辛いことを忘れていられる
会社での嫌なことや、しんどかったこと。
(ず〜〜っと此処にいたいな。)
そんな事を思いながら、また俺の意識は闇に沈んでいった。
「ゴボボボ!ガボ!」
(?!?!!)
俺は、急な息苦しさに目を覚まし急いで身体を起こす。
「ゲホ!ゴホ!な、なんなんだ…」
一旦息を整えて周りを見渡す。
(は〜〜ふ〜〜ここは、何処だ?池?いや、湖か)
何故か俺は、知らぬ湖に座っていた。
「しかし、湖が浅くて助かった。深かったら溺れてたな。」
もう一度、周りを見渡す。
周りは林で囲まれていて、道が一本ある
湖は、とても澄んでいて、周りの景色を
鏡の様に写していて、小鳥のさえずりが
聞こえてきそうだ。
「いつの間に俺は田舎に来たんだ?確か通勤の途中だった筈だが…」
そこで俺は、思い出した。
通勤途中で地震が起き、腹を鉄パイプが
突き破った事を。
「はっ!腹はっ!大丈夫、なのか?」
服の上から腹を撫でても痛みが来ない。
「あれ?何も無い?」
そもそも、服は破けてなく、血が染みてる感じもなく、服をめくって見ても怪我らしい怪我はないそれどころか、少し腹筋が付いている。
「あれ?俺シックスパックだったっけ?確か腹は出てなかった気がするが…」
確か最後の記憶は、薄れゆく意識の中で知らないおじさんが助けようとしてくれてたどこだ。
キャー!イケメンだったよ!おじさん
だが残念、俺にそっちの趣味無い!本当だぞ?
(さて、現実逃避はやめてどうするか考えるか。)
今俺は、森を抜けるか一本道を行こうか迷っていた。
(うーん、木がぼーぼーな森を抜けるのは現実的じゃ無いな、道が綺麗に整えられたるってことは、人が通るって事だよな。)
「よし、道を辿って行ったら村か街に着くだろ、取り敢えず行くか。」
そして、俺は歩き出した。