どうも、ナンテコッタです!
小説を書くのは、初めてで色々至らない所がありますが、温かい目で見てくださると嬉しいです!
タイトルは、途中で変えるかもしれません。
その日は、いつもと変わらない朝だった。
いつもの時間に起き、朝ごはんをたべて、家を出た。
俺は、まさかあんな事になるとは思いもしなかった。
(はぁ〜〜今日も仕事か〜まぁ、今日行けば明日から連休だし頑張るか〜!何か非日常的な事がおからないかな〜空から女の子が降って来るとか)
「はぁ〜〜」
出勤しながらそんなため息を吐きアホな考え事をしている俺こと、如月 冬夜は
ごく普通のサラリーマンだ。
ちなみに、今年で27歳彼女募集中だ。
おい!そこ!寂しいとか言うんじゃねぇ!
単にそうゆう機会がなかっただけだ!
「はぁ〜〜」
突然だが、最近俺はよくため息を吐いてしまう。
会社の同僚からは「ため息ばっかついてると幸運が逃げるぞ〜〜」と忠告してもらったばかりだ。
すでに、何回幸運が逃げたか分からない。
子供の頃は、夢ばっか見ていたが
いまでは、嫌でも現実を見なきゃいけない。
財布の中身を見ると、5000円札が入っていた。
後3日で給料日だから、5000円で何とか耐えないといけない。
「今日の昼と夜ごはんどうしよう。5000円しか無いから夜は、自炊しなきゃな〜〜」
ちなみに、自炊しなきゃと言っているが
俺は、料理が下手で指を切ってしまったり
沸騰したお湯が手にかかった事があり
左手の一部の火傷跡がまだ治ってない。
「はぁ〜〜」
息をするかの様にため息を吐いた時だった。
ゴゴゴゴゴ!グラ!グラ!グラ!
「「「キャアーー!」」」
(なんだ!地震かっ⁉︎)
震度5弱ぐらいの地震が起きた。
そこら中で悲鳴がきこえたが、
俺は地面にしがみ付くので精一杯だった。
グラグラグラ
意外にも地震がすぐ収まり安堵した。
「収まったか…」
「おい!お前!避けろ!」
「え?」
その声が聞こえた時には遅かった。
(?!?!!)
急に、背後から軽トラックに跳ねられた様な衝撃が腹を突き抜けって行った。
「ゴフっ!」
ビチャ
肺の奥から赤い液体がせり上がり、喉を突き抜けていった。口の中が鉄の味がする。
色々な事が重なりすぎて理解が追いつかない。
背中から腹にかけて、まるで沸騰したお湯を流されたみたいだ。
(あ゛ぁ゛〜〜〜〜〜〜〜〜!)
痛みで身体がどうにか成りそうだ。
「コヒュ……」
痛くて、痛くて叫びたいのに空気が肺から漏れた音が出るだけだった。
「おい!大丈夫か!気を失うなよ!すぐに助ける‼︎誰か!119に電話をしてくれ!」
「この、鉄パイプはどうする⁈」
「抜くな!抜いたらそれが止めてる血液が出る!」
「緊急です!〜〜の近くのバス停です!
住所は〜〜………」
何がどうなっているのか気になり後ろをみると
どうやら、建設途中のビルの足場の鉄パイプが落ちて背中に刺さったらしい。
(確かに、非日常で空から女の子が降って来て欲しいと思ったがまさか、女の子ではなく鉄パイプとは運が無い。)
しかも、貫通した鉄パイプが地面に当たり、砕けた破片が胸に突き刺さったみたいだ。
「ヒュー……コフ……」
「どうした!何か言いたいのか⁈」
「か……ふ……」
(俺の人生もここまでか……)
「おい!気をしっかり持て!お………」
周りの人が何か叫んでいるが聞こえなくなってきた。
(さ、寒い)
身体中の血液が無くなってきているのか、真冬に半袖で居るみたいに寒い。
「……!…………!」
(あぁ、この目の前で叫んでる人いい人だったな〜〜もし、助かってたら連絡して絶対お礼しなきゃな〜)
「……⁈……………」
(あぁ、どんどん前が見えなくなってきた)
最後は、真っ暗な世界の中で俺の意識は闇に落ちた。