洋平さんと魚つり。
洋平さんといると、世界が色鮮やかになっていく。物の見方。考えかた。
なにもかも彼といると面白かったし、彼がすべて教えてくれた。
ある日、彼が魚釣りに行こう!と言い出し、近くの川辺で魚釣りをした。
洋平さんは慣れた様子で、釣具屋さんで、生きた餌を買う。
私は、魚釣りすることもはじめての経験で、生きた餌の白を釣り針につけるのも初めての経験だった。
白はウネウネと動くし、気持ち悪いし、嫌だったんだけど、洋平さんが余裕の表情で飄々と白を釣り針につけて、
釣りを始めたので、私も負けじとがんばって白を釣り針につけて、釣りをはじめた。
はじめて、魚がつれたときはものすごく嬉しい。意外と簡単に釣れた。
白を釣り針につけるのもだんだん慣れてきて、釣りが終わり、洋平さんによるとこの辺の魚は食べれないから、
釣った魚を川に放流するらしい。
「キャッチ&リリースって言うねんで。」と聞いて、なるほどーと思っていたら、
「ゆずきって、根性あるよな。」って洋平さんに言われた。
「なんで?」と聞いてみたら、
「白って、実はさ、うじ虫のことやねんで。」といわれて。
「うん。なんとなく、わかってたよ。」と、言ったら、
「やっぱ、ゆずき、根性あるわっ!」って洋平さんに大爆笑された。
なんでー><?
ほのぼの?なのかなだけど、ちょっと気持ち悪い話?
白ってゆうのは、釣具やさんのうじ虫の別名とかではなくて、
洋平さんが勝手につけて柚希に教えました。