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ぼくの詩集

満員電車

作者: 桜井あんじ

まるで 満員電車のような

ほかの人との距離


息が苦しくなるくらいに近い

なのに

みんな とても とおい


不快なくらい近い

そのはずなのに

だれも いない


いつもいつでも

満員電車に乗っているような

ほかの人との 関係


ぎちぎち みちみち

たくさんのひとが 周りにいるのだけれど

なぜか

ひゅうひゅう すきま風


おかしいね

なんだかね


ほんとうに

荒野でひとりぼっちなら

まだ よいのに


ほんとうの

ひとりぼっちなら

さみしいけれど

自由なはずなのに


ただ一人

自分の足だけで進む旅人にはなれず


ごっとんごっとん

今日も

満員電車にゆられて

みんな ひとりぼっち

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― 新着の感想 ―
[良い点] ひらがなを使うことにより味のある作品に仕上がっているような気がします。 繰り返すリズム感も弾むようで心地よいです。
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