迷い・出会い・決意
~まいごの海月はどこに行く~
月の光がこぼれてきらめく波のゆりかご
押し流されて 追い返されて
目の前は昨日いたところ 背中には明日行くはずのところ
まいごの海月はどこに行く
真っ白な地図を広げて
暗闇の中で目的地をさがす
現在地も知らずに 何をしたいのかもわからずに
まいごの海月はどこに行く
何がしたい しあわせのために
何ができる 壊れそうな君にも
雲の隙間から見守る光の声
透明なからだをすかして心に響く
どこかに行く必要はなかった
ただよう ここが私の居場所
~かよわい鳥~
僕は君に出会うまで翼のつかい方をしらなかった
おかしな話 僕は鳥なのに
目の前に広がる自由な空もみえなかった
ふしぎな話 僕はまだ鳥じゃなかった
君は突然現れて 突然消えかかって
僕はまぶしい君に手を伸ばしたんだ
そしたら飛べた そしたら見えた
ふしぎな話 僕は鳥だった
君がほほえむようにひかるなら僕は高く舞う
君が雨をふらすなら僕は虹が見えるまで離れない
だからお願い 僕を見捨てないでくれ
君がいてくれるあいだ 僕は鳥でいられるのだから
~こころの羽で~
目を閉じれば広がるいのちの息吹
見つめる先には甘い蜜の匂い
飛ぶんだ 折れた羽で
舞うんだ 折れた羽で
おまえは蝶だ かれんな蝶だ
真の蝶になれよ みにくいその羽で
こころは誰にも奪えない
こころはたやすく壊れない
目を開ければ朝露のなみだ
耳を澄ませば草のさざめき
飛ぶんだ 折れた羽で
闘うんだ 武器は持たずに
おまえは蝶だ 何が怖い
真の蝶になってやる いとしい折れたこの羽で




