突然の乱入者!?
遅くなって申し訳ない;;;;
恐らく……応募して頂いた作者さん全員登場の回になった筈…………;;;
どうぞ!!
時間軸 マルチトーナメント決勝前
sideディノ
『さぁ……いよいよマルチトーナメント決勝戦です!!決勝の相手は実際に対面するまでは秘密ですので、その目で確認して下さい!!尚、決勝は他のメンバーも観戦可能ですので不参加の方は観客席へお越しください!!』
「いよいよ……か…………」
キラ兄さんが緊張している…………やっぱり、決勝戦という大きな舞台だからなのだろうなぁ…………
あ、因みにマフジーさんは現在シングルトーナメントの最中なのかな?まだ戻って来てないんだ。
「それにしても…………残るとは思いませんでしたよ……。」
「僕も…………」
「確かに。」
セイルさんやタクミさん、それとパールさんも心此処に有らず……って感じだよね。まぁ……僕も同じだけど…………
「でもせっかく決勝に残りましたし……どんなチーム相手でもしっかりと戦い抜いて…………優勝しましょう!!」
「……そうだな!皆……気ぃ引き締めて行くぞっ!!」
「「「「おおっ!!」」」」
そうして僕らは意気揚々と控室を出発した。
☆☆☆対戦相手side★★★
side???
いよいよ……だな。
「楽しみだよねっ!!」
「ああ。何てったってアイツのチームとの戦いなんだからな。」
「僕もその人と戦いたいですっ!!」
「俺は観戦するだけだけどな……皆が勝つ試合のね!」
試合に出ないメンバーも含めて気合いは充分と言うところだな…………良し!
「行くぞっ!いざ…………」
「戦いの場所へっ!!」
待ってろよ…………キラ!
前までは仲間だったが…………今回は好敵手だからなっ!!
☆☆☆バトルフィールド★★★
side無し
『さぁ……マルチトーナメントも大詰めとなって参りました。この戦いに勝利したチームが優勝。賞金を獲得する事が出来ます!!果たして……優勝の栄光を勝ち取るのは何処のチームなのかっ!!チーム入場っ!!』
実況のシャウトが響く中、数人がバトルフィールドに姿を現した。
『まず現れたのは…………チームボンドオブハートッ!!先程の試合では敵チームの暴れん坊を一撃で仕留めた実力の持ち主っ!!出場者はチームリーダー魔法剣士のキラッ!そして戦士のディノッ!最後に新メンバーである旅人のタクミだっ!!回復係としてセイルがフィールド外で待機しますっ!!』
「…………」
キラが相手の出てくる入口を無言でジッと見詰めている。
と、その時……敵チームのメンバーが姿を現した…………がそのメンバーを見てキラとディノは驚愕した
「っ!?マジ…………かよ!?」
「嘘っ!?」
『さぁ……姿を現したのはチームアルフェッド!!今大会の優勝候補と名高いチームだっ!!出場者は魔法使いのトビーッ!魔法剣士のアイルッ!そして……こちらも新メンバーの魔法使いイーノンッ!回復係としてチームリーダーのカイルがフィールド外で待機しますっ!!』
アイル達がキラ達の元へと歩んで行った……
「久しぶりだな。キラ……」
「ええ、お久しぶりです。」
アイルとキラは握手を交わしていた。
「ディノはやっぱりキラのチームに居たんだねっ!!」
「マフジーさんも居るんですよ♪」
トビーとディノは笑いながら話している
「……ね?さっき言いましたでしょう?またすぐに会えるって♪」
「……の様ですね…………タハハ」
イーノンは得意気に笑い、タクミは苦笑している
その後も話のネタの尽きない両チームだが…………
『あのぅ…………そろそろ時間なんですけど…………;』
「「「「「「あ…………;」」」」」」
話し込んでいた6人は実況の声に気付くと慌てて試合開始地点へと戻った;;
『え~……2チームがそれぞれ知り合いだった事が判明しましたが……;
共に全力を尽くして欲しいですね。』
「そりゃあ……ね!」
「負けないっ!!」
「いくら元仲間だからってねっ!!」
「俺達も……」
「負ける気はないですよっ!!」
「が……頑張りますよっ!」
上からアイル・イーノン・トビー・キラ・ディノ・タクミだ。
『それでは…………試合開始っ!!』
実況の声が響く…………
とその時!!
ズドーーーン!!
会場が大きく揺れたのだ!!
ズドーーーン!!ズドーーーン!!
しかも何回も何回も……
『わああああああああああああああああああっ!!』
『な……なな何があったんだあああっ!?突然会場が大きく揺れ始めたぞおおおっ!?』
会場の客たちが落ち着ける場合でもなく、実況も慌てている…………そんな間にも会場の揺れは収まる様子を見せない…………
と、その時……上空から何者か数人が降りてきた
「「「「「「!!??」」」」」」
上空から降りてきた何者かは両チームの間に降り立つ。
風貌は……全員黒いフード付きコートを被っていて詳しい姿等は分からないが……それぞれに特徴があった。
一人はパッと見で分かる細身……一人は小柄……もう一人はがたいのよい感じだった…………しかしこの黒フードの人物達は明らかに一人の人物を見ていた。
「…………ターゲット確認。」
「ターゲットを捕獲せよ。」
「ターゲット以外は抹殺せよ…………」
そういって真っ先に狙ったのは…………
「ちょ!?何っ!?」
タクミだ…………
「ちぃっ!!セイルっ!!」
「何っ!?」
「シングルトーナメントにいるマフジーや出来るならその他の出場者を連れてきて欲しいんだっ!!」
「分かったっ!!」
セイルが走っていったのを確認するとキラはタクミを抱えながらシールドで相手の攻撃を防いでいた。
「カリスっ!!兄貴っ!!兄貴達は観客の誘導とかを頼むっ!!」
「分かったっ!!」
「気を付けろよっ!!」
「パールさんもっ!!観客の誘導をお願いしますっ!!」
「お……おう!任せろ!!」
アイルとディノは待機中の3人に指示を出すと駆け出した。
カリス、カイル、パールは各々で観客の誘導を始めた。
「僕達も行こうよっ!!イノシシっ!!」
「オーケーッ!!トビーッ!!」
トビーとイノシシは其々の得意とする魔法で敵を分断した。
それにより対戦状況は
トビー&イノシシvs小柄な人物
ディノ&アイルvsがたいのよい人物
キラ&タクミvs細身の人物
となった!!
果たしてどうなるのか!?
一方、セイルはと言うと…………
バタン!
「はぁ……はぁ……」
「セイル!?どうしたんだよ!?そんなに急いでから…………」
マフジーが気付くとセイルに近付いて理由を聞いた。
「マルチトーナメントの方でっ…………何か…………変なのが…………襲って来たんですっ!!しかも……会場の揺れも止まらなくてっ!!」
「「「「な!?」」」
そこにいたセイル以外の面々は驚きを隠せなかった。
「それで…………お願いですっ!!助けてくださいっ!!」
「俺は勿論、行かせて貰うが…………」
マフジーはそう言うとシングルトーナメントで勝ち上がった他のメンバーを見回した。
「我も同行しよう。シングルトーナメントも暫く再開しそうに無いしな…………」
と、ワイルドな感じの格好をしており、髪が腰が隠れるまで長い男性が頷きながら了承した。
「(うわぁ…………髪が長っ!?どんだけ伸ばしたんでしょうか…………)」
「俺も行く。誰かが助けを求めているっつーのに放っては置けんからな…………」
と、羽が無く、白い毛の様なものが頭部に生えている紅の竜も手をポキポキ音をたてながら言った。
「(…………この方もトーナメント参加者なんですね…………竜……っぽいんですが…………大丈夫なんですね…………;)」
「僕も行くよ。大会をめちゃくちゃにしようとする輩共を抹殺しねぇといけない様だしね…………」
と、棍の様な棒状の物を担いでいる青いマントを羽織っている青年がはにかみながら言った。
「(笑ってない笑顔が…………ちょっと怖いです;;)あ……ありがとうございますっ!!」
セイルは頭を軽く下げてからすぐに顔を上げて再び走り出した!!
「こっちですっ!!」
「ようし…………行くぞっ!!」
「「「おうっ!!」」」
果たして、シングルトーナメント組は間に合うのか!?
次回はいよいよ謎の人物達との対戦!!!
敵の強さは如何程!?