試合開始!怒りパワー炸裂!!
まともな戦闘……………………
とは言いがたいですがネタを含めたガチ戦闘って感じですかね。
試合会場~
『さぁ!いよいよ始まります!!マルチバトルトーナメント!!第一試合の対戦カードの発表です!!』
実況の大声に比例して歓声も大きくなる。
『第一試合は友情を大切にしている……チームボンドオブハート!!かたや、暴れん坊の所属しているチームチェリーブロッサムズ!!どちらが勝ってもおかしくありません!!それでは!!選手…………入場っ!!』
その声と共に2つある入口の内の1つから数人、姿を現した。
『まず出てきたのはチームボンドオブハートより……チームリーダーである魔法剣士のキラ!戦士のディノ!旅人のタクミです!!回復役としてセイルが控えております!…………おっとぉ!?相手チームも出てきたぞおっ!!』
すると今度は、先程キラ達が出てきた入口とは反対の所から数人出てきた。
『チームチェリーブロッサムズからは……チームリーダーである魔法使いのサクラ!魔法剣士のサンセット!そして暴れん坊戦士のクルールが姿を現した!!回復役としてメイルが控えております!まもなくバトル開始となります!!』
実況がシャウトするなかフィールドで相対した2チームのリーダーが互いに握手を交わした。
「直接会うのは初めてだから敢えて言わせてもらうよ…………初めまして。俺はチームボンドオブハートのリーダーのキラと言う。宜しく。」
「私はチームチェリーブロッサムズのリーダーのサクラだ。互いに全力を尽くそうではないか。」
「もちろん!」
リーダー達がそれぞれのチームへ戻るとチームチェリーブロッサムズのクルールが再度挑発してきた
「はっ……俺たちはおめぇらみてぇなひ弱な奴等なんかに負けねぇんだよ!」
するとボンドオブハートのディノが怒り始めた
「あいつ…………言わせておけばキラ兄さんの悪口ばかり…………許さない!!」
するとキラはディノの肩に手を置くとこう呟いた。
「落ち着きな……そうカッカしても何にもならないぞ。(って俺だけなのか??取り合えずこのフラグは回収した方が良さそうだな…………)」
ディノはキラを少し見上げるとコクンと頷いた。
「…………はい。分かりました、キラ兄さん。(こいつバトルが始まったら絶対最初にぶっ飛ばす!!)」
『それではバトル開始っ!!』
カーンとゴングの音がなり響くと同時にクルールが駆け出した!
「てめぇらなんざ俺一人で充分なんだよっ!!」
するとキラ達は逃げずにお喋りをしていた。
「なぁ……最初は誰が行くよ?」
「あのクルールって野郎は雑魚っぽいですしね……正直。」
「…………本人目の前で言うことですか; それ…………」
するとクルールは少し立ち止まり怒鳴った……
「おい!!てめぇら……何呑気に喋ってんだよ!?もうバトルは始まってんだぞ!?」
しかし……キラ達のお喋りはとまらない
「そんじゃ……負けた人がコイツの相手をするってことで…………」
「良いですよ!一回勝負ですからね?」
「えっと…………良いのかな;」
「「「じゃーん……けーん……ぽん!!」」」
「てめぇら…………いい加減にしろよなぁっ!!」
流石に痺れを切らしたクルールが手持ちの大木槌で3人を潰そうと振り被り……
ズドーーーーーーーン!
…………そのまま振り下ろした!!
辺り一面に砂煙が舞う…………
が…………
大木槌は途中で止まってたのだった…………
「何!?」
砂煙が晴れるとそこには…………
「はぁ…………俺とディノが負けたか。」
「しょうがないですね。殺りますか?」
「殺したらあかんよ?痛めつける程度で抑えないと…………」
「わっかりました!」
左手で直径15cm程の小振りな盾を使い木槌を止めているキラと斧を用意しながらウキウキしているディノ……そしてただただ呆然としているタクミの姿があった…………
「オイオイ…………嘘だろ?この木槌1tは下らねぇ特注品だってのによ…………」
クルールが唖然としているとディノがゆっくりと聖斧を水平に構える…………
それに気付いたクルールは慌てて大木槌で防御しようとするが…………
「させないよ?リフレクション!!」
キラの盾が黄金色に光ったと思うと1t越えの大木槌をあっさりと上空へと吹き飛ばした
「なっ!?」
「余所見してたら…………いけないよ?水平斬!!」
「しまっ…………グワアアアアアアアアアアアアッ!?」
クルールが上をみたタイミングでディノの水平斬が決まり、クルールが会場の端まで吹き飛ばされた!
『おおおおおおおおおおおおっ!?』
『な…………なんとおっ!?あの暴れん坊クルールがこうも簡単にやられるとはっ!?チームボンドオブハート……恐るべきチームだぁ!!』
観客も実況も大騒ぎしているなか、キラは残った二人に向かってこう言い放った。
「俺達の絆の力…………たっぷりと見せてあげよう!!!」
するとサクラはフッ……と笑うとゆっくりと顔を横に振った。
「その必要は無い。充分見させて貰ったよ…………」
「「「え??」」」
ボンドオブハートの三人が唖然としているとサクラはサンセットと小声で少し話したかと思うと武器を仕舞い、両手を後ろ手で組み、ひざまづいだ…………そうこの世界でいう所の『降参』を意味するポーズだ。
「私達にはお前らに勝てる程の力を持ってない。そんな状況で戦っても無駄に傷を増やすだけだ。それなら少しでも傷の少ない内にこうした方が良いと思ってな…………」
サクラは降参のポーズを取りながらもしっかりとした口調で話した。
『おおっとぉ!?チームチェリーブロッサムズが降参のポーズを取った!?これが相手に承諾されれば降参と見なされるが…………どうなる!?』
「キラ兄さん……どうします?」
「…………了承……します。」
『今、チームボンドオブハートから承諾が出ました!!よって相手の降参によりチームボンドオブハートの決勝進出が決まりました!!』
『わあああああああああああああっ!!』
「さぁ…………もう決着はついたんだ。」
キラは降参のポーズを取るサクラに近づき手をさしのべる。
「…………すまない。」
サクラはキラに手を掴まれながら立ち上がる……
「……良い戦いっぷりだった。流石は……と言うべきか。」
「そうでもない。むしろこちらにはまだ戦い慣れないメンバーが居たもんでな…………そいつの初戦だったんだが……」
とキラは軽く微笑みながらタクミをチラッと見る。
当のタクミはディノに手を引かれ立ち上がってたので気付いてはいないようだ…………
「何あともあれ決勝進出おめでとう。決勝ではあのチームが待っていると思われるが…………大丈夫か?」
サクラは握手を求めながら質問した。
「いや……全く知らんのでな…………だが、全力を尽くそうとは思っている。それじゃあ…………」
とキラは握手に答えつつもしっかりと質問にも答えた。
そして立ち去るキラ達にサクラはこう思った。
「(あのチームが相手だと…………かなり厳しいと思われるが…………あのメンバーなら行けるかも知れないな。)」
とある控え室…………
そこには背の高い男性2人と中くらいの背の青年、そして背の低めの少年が椅子に座っていた…………
どうやら、こちらのチームは既にマルチを終えていたらしい。すると…………
「見てきたよ♪」
ドアから姿を現したのは中くらいの背格好でブルーのシャツにブルーのジーパンと青系で統一した動きやすい格好をしている青年だ。
「どうだった?」
と中くらいの背格好で灰色の鉢巻きを頭に巻いた青年が青系で統一した服装の青年に質問した。
どうやらこの青年は彼らと同じチームのようだ……
「相手チームはボンドオブハートの様だね……チームリーダーはキラって言うらしい。」
「「「キラ!?」」」
と青系で統一した青年の答えに背の低い少年と見た目の似ている男性二人がほぼ同時に復唱した。
「お……おう。なんや……知ってるやつかいな?」
青年はビックリして方言が出てしまってたが3人は懐かしむ目で話し込んでいた……
「懐かしいな…………アイツがチームを作ってたとはね…………」
「元気にしてるかな……キラ…………」
「元気にしてるさ…………キラ、まさかバトル大会決勝で再び会えるとは思わなかったよ…………」
次回はちょっとした休みの回になるかと…………
そうじゃないとネタが思い付かないwww
取り合えず最後の一コマは見覚えのある人は聞いてみてください。
合ってるとは思うんですが…………(笑)
シングルトーナメント一回戦結果発表
οユキvsヤブサメ×
×ディグvsアルタイルο
οディスvsヒョウガ×