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戦いの果て

sideセイル


「…………楽しそうですねぇ。」


私は無邪気にキラさんやディノさんにじゃれているタクミさんを見ていつの間にか呟いていた。


あの戦いの翌日となったこの日……タクミさんが現実世界に帰る日…………


勿論、私達も帰るけど…………それはキラさんとタクミさんが帰ってから。それまでの短い間……目一杯話をしたいけど…………でも、きっと……又会えますよね?


「あっ…………」


「え!?何これ…………」


タクミさんとキラさん(今回ので僅かながらに闇を抱えていた為らしいです)の体が透けてきた……きっと帰ってしまうんですね…………そう思うと居てもたっても居られずタクミさん達の元へと駆け出していきました。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「今まで短い間でしたけど……ありがとうございました。」


「すまなかったね。皆……俺が不甲斐なかったがために…………」


キラさんとタクミさんとのお別れにボンドの皆とアルフェッドのリーダーのカイルさん、メンバーのアイルさんとトビーさんが駆け付けて来てくれました。

何でも「お別れなら最後に又会いたい。」と言ってたらしいです。


「大丈夫!気にするなって!」


「絶対に又会えるって!」


「それに……僕達はチームの一員なんですよ?」


「またこの場面に立ち会う事になるとはね……」


「また会おうねっ!」


「ちゃんと次も普通の時に来いよ?」


上からマフジーさん、パールさん、ディノさん、カイルさん、トビーさん、アイルさんですね。


「…………ああ。そうだな……近いうちに会えるといいなっ!」


キラさんがニカッと笑いタクミさんの肩を叩きながら言いました。


私はタクミさんに近付くとあのペンダントをタクミさんに渡して……


「これ…………良かったら持っててくださいっ!…………お守りです。」


「ありがとうございますっ!」


タクミさんの笑顔は癒されますね…………


そして……


「それじゃあ!現実世界かソルティリアでまた会おうぜ!!」


キラさんがそう言って手を振るとキラさとタクミさんが光に包まれて…………消えました。


「…………消えましたね。」


私が呟くとみんなが無言で頷く…………こんなに悲しいんですね。


「…………また会えるんですかね。」


そうディノさんがポツリと呟くとトビーさんが…………


「会えますよっ!きっとねっ…………」


そして…………その夜

アルフェッドの人達と別れて丘の上に残った私達…………

そう。これから私達も現実世界に帰らないといけないんです。


「それじゃあ…………また、現実世界で会いましょう。」


「うん。あの場所にあの時間に…………日にちは私から言うよ?」


「約束だぞ?」


「僕も行きますよ?」


私達は拳を軽く合わせた後に空に掲げてこう叫んだ!


「「「「ログ・アウト!!」」」」

これがエピローグでは無かったり…………最後の話がございますのでそこも見ていただくと笑えるかも??

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