(23)落書き
いや~春になってきましたね~。
俺は、今日朝8時13分に起きた。
今日は、部活の開始時間が9時からだから余裕のある時間に起きれた。
俺は、起きてやる事を全部やって制服に着替えて部活に行く用意をして玄関に向かおうとした。
すると。
「優お兄ちゃ~ん」
咲がお出かけ用の服に着替えて俺を追っかけてきた。
「どうした?」
と俺は、玄関のドアを開けたまま言った。
「優お兄ちゃんの部活見に行ってもいい?」
と咲が聞いてきた。
「いいけど・・・・騒ぐなよ?」
「あと先生とかに出会ったら挨拶しっかりするんだぞ?いいか?」
と俺。
「は~~い」
と言う事で妹と一緒に高校に行く事になった。
「ねぇねぇ♪優お兄ちゃんの部活って軽音部でしょ?」
「どんな人が集まってるの?」
と咲上機嫌。
そんなに楽しみなのか?。
「ん?ん~~バンドは、2組あって女子バンドと俺ら男子バンドなんだ」
「んでもって俺ん所のバンドは、テンパとフワフワとツンツンだよ」
と俺は、適当な説明をした。
「・・・・・優お兄ちゃん言ってる意味全然わかんない・・・・」
「ちゃんと説明して・・・」
とちょっとあきれたような顔で俺を見ながら言う。
「ま~自分の目で見たほうが言い」
と説明めんどくさいので俺は、そう言った。
「・・・・わかった」
それから後、咲は、何か珍しくよくしゃべる。
「・・・咲?どうした?何かあった?」
と俺。
「え!?い、いや・・・・何も無いよ?」
と咲。
と、いろいろ話してるてるうちにもう学校の校門まで来た。
葉桜の生徒じゃない人が入るには、校門の前に立ってる警備員に入校許可の札をもらって胸に付けないといけない。
「あの・・・警備員さん」
と俺は、恐る恐る警備員の人に声を掛ける。
「はい?」
「どうかしましたか?」
と警備員。
「あの・・・・この子僕の妹なんですけど・・・僕が所属している部活に用があって・・・」
「だからあの・・・・入校許可の札をお願いします」
と俺。
「あ、はいはい」
「少し待ってくださいね~♪」
「はい、ど~ぞ」
と俺に札をくれた。
「ん!!??」
「君!?軽音部のギターボーカルの人だよね!?」
と警備員さん。
「え?あ、はい・・・」
と俺。
なんだ?いきなり・・・。
「文化部発表会のやつ見てたよ!!!」
「いや~凄かったな~」
「妹さんも高校なったら軽音部はいるの?」
と警備員さん。
「ん~まだ先のことは、考えていませんので・・・・」
と俺の後ろに少し隠れながら言った。
「そっか~」
「あ、部活頑張って!」
と俺と妹は、部室に向かった。
「あ、咲ちょ、先に行ってて」
「部室は、この道まっすぐ行ったらあるから」
「あと部室の入り口は、4号室だから」
と、ちょっと喉が渇いたので俺は、急いで自販機の所まで走った。
自販機に行くと俺は、死にたくなってしまった。
何故かと言うと、自販機の冷たい飲み物全部が売りだったからだ。
残っているのは、熱い飲み物しかない・・・・。
「ク・・・・クソオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
俺は、何となく叫んだ。
「ハァ・・・・」
と俺は、しょうがなくここから近い水道のとこに向かった。
するとこんな朝から水道に先客がいた。
姿から女子、リボンの色から見て1年生。
俺は、遠慮なく隣の蛇口を使おうとすると、その子は、俺に気付きこっちを向いた。
「ん~!!!」
と唯だった。
「おお~唯おはよ~」
と俺は、言った。
「・・・・・・」
と唯は、口に水をためたまま無言でこっちを見る。
・・・・・照れる・・・・。
「ど、どうした?口に水をためたまま固まって・・・」
と俺は、言う。
「・・・・・・・・」
と唯が何かをこらえてる様で苦しそうな顔をしている。
・・・どうしたんだ?
すると。
「ブーーーーーーーーッ!!!」
「アハハハハ」
と唯は、いきなり俺に水を吹きかけたていきなり笑い出した。
「ヌオオオ!!」
・・・・嫌がらせ!?
「な、何してんの!??」
と俺は、ちょっとビックリして聞く。
「ケホケホ!!・・・・それは、私が聞きたいよ!!」
と唯は、むせながら言う。
「え?」
とふ抜けたを出してしまった。
・・・いつものことか・・・。
「ゆ、優斗・・・・ぷっ」
と俺の名前を呼ぶので1歩近寄る。
「あ、ご、ごぷっ・・・そ、その顔で近寄らないでっぷっ」
「絶対お笑い狙ってるよね・・・ぷっ」
「顔に落書きなんかしちゃって・・・っぷ」
と唯・・・・笑いこらえてんのか?。
「え・・・・・顔に落書き?」
と俺が言うと唯が鏡を俺に向けて見せた。
「あああ!!!!」
「何だコレ!?デコにソーラーシステムって!?」
他にもほっぺに右ホッペ左ホッペ唇より下にヨハンセバスティアンバッハと書いてある・・・。
「俺のデコにそんな機能付いてねえよ!!!」
と俺は、言うと唯が。
「怒る所そこ!?」
と言った。
その後俺は、顔を洗いった。
「はい、私のタオル使っていいよ」
と唯がピンクのタオルを貸してくれた。
その後俺と唯は、二人で部室に向かった。
今回の話も読んでくれた方ありがとうございます