(11)バンド名決定
こんにちは、大平光太郎です。
今回の話は、6月の話です。
あの強化合宿からもう何週間かた。
そしてこの前、俺ら軽音部に部室ができた。
もと軽音部が使ってたらしい旧部室棟の3号室4号室5号室の合計3部屋だった。
中は、意外と広くて4号室に入ると3号室5号室へ、いける扉がある。
3号室5号室には、前の軽音部の人が残したと思われるアンプやいろいろな機材が残されてあった。
軽音部全員で話し合って4号室は、休憩室、3号室は、女子バンド練習部屋、5号室は、男子バンド練習部屋と言う事になった。
3号室は、ドラムとアンプだけできれいなのだが5号室は、ドラムとアンプだけでは、なくいろいろごちゃごちゃして汚かった・・・。
ク・・・じゃんけんで負けなければよかったのに・・・・。
俺らは、しょうがなく掃除をしていたらあるものを見つけた。
何かと言うとベースだった。
見た感じ状態もよくアンプに繋いでも音が出る。
女子には、内緒にして悠がもらうことになった。
そして俺らは、5号室をきれいにしたのだった。
今男子バンドで練習している。
「亮太郎!!またミスったぞ!!」
と俺らは、今新しい曲を練習中。
曲のジャンルは、ハードロックだ。
今のところ演奏できる曲は、2曲そして今3曲目を練習していると言うことだ。
「あ、すまない!!」
と亮太郎は言う。
「功もちょっと少し走ってんぞ!!」
と俺は、的確に言う。
「もう少しでギターソロ来るぞ!!優斗」
と悠。
「分かってる!!」
と弾きながら言う。
「はい!ギターソロ!!」
と悠が言う。
ギターソロは、俺が少しアレンジしているからたまにミスをしてしまう。
亮太郎は、ま~ミスは、少ないのだがなかなかミスが減らない。
功は、ミスは、無いのだが調子に乗りすぎて走る・・・。
悠は、全然ミスが無い・・・。
「はい!勢いよく叩くぜええ」
と功が言った瞬間ドラムスティックが
バキ!!
と折れた。それ折れて切断された部分が俺に飛んできた。
「ギャアアアアア!!!」
「お、お前!!け、怪我させるきか!!」
と俺は、びっくりして言った。
「すまね・・・」
と功があやまる。
「功、これでスティック折れるの何本目だ?」
と悠が言う。
「え・・・っと・・確か2本目だよ」
「あ、大丈夫!まだスティックの変え3セットあるから」
と功。
「そろそろ休もう部屋来てからぶっ通しだし・・・」
と亮太郎。
「そうだな・・じゃ・・4号室行くか・・」
と楽器を置いて4号室に行った。
「あ、女子バンドも休憩?」
と俺。
「ぁあそうだよ」
と千早。
「ねぇ思ったんだけどさぁ~」
「ずっと私達男子バンドとか女子バンドとか言って呼び合ってるよね」
と唯が凄いことに気が付いた。
「あ」
と軽音部全員がそのことにきずいた。
「あ~そうだね~じゃ~名前でも付けるか~」
と悠。
「はい!!はい!!俺良いの思いついた!!」
と功が手を上げていう。
「ブラッディーボーイーズ」
と功。
ネーミングセンスな!!。
「何で血まみれなんだよ!!」
と悠。
「じゃ~1万円札拾っちゃった~これ私のお小遣いに!!」
と夏希。
「名前じゃなくてただのセリフじゃん!!」
と俺。
「ホワイトキャッツどうかな?」
と篠。
「いいと思うよ」
「まともなのが出ないしそれにしようよ」
と美希。
と言う事で女子バンドは、ホワイトキャッツになった。
「後は、俺らのバンドだけだね・・・」
「ん~大爆発!!」
と亮太郎。
「何でそうなんだよ!!」
「なんか全力で自爆しそうな名前やだよ!!」
と俺が言った。
そして俺は、ちょっと良いの無いか周りのものを見ていると。
俺のピックケースがあった。
ピックケース・・・・
ピックの種類は、スモールピック、ティアドロップピック、おにぎり型ピック。
ん・・・・・・・
あ!!ティアドロップ!!ティアドロップよくね?
「ティアドロップ」
「ティアドロップどうかな?」
と俺は、言ってみた。
「ティアドロップ・・・・」
「おおお!!いいじゃん!!」
「それにしようよ!!!!」
と功。
「俺も良いと思うよ」
と悠。
「うん、何かいいね」
と亮太郎。
「じゃ~ティアドロップで」
と俺らのバンド名も決まった。
その後亮太郎が。
「はい、みんなにコレあげる」
ともらったのは、ピックのネックレス。
皆と絵は、同じなのだが1人1人色が違う
悠は、青色、亮太郎は、黄色、功は、白色。
そして俺は、赤色だった。
「ん?コレ何?」
と俺。
「こ、これは、・・・これは、俺らティアドロップと言うバンドの印・・・昨日作った。」
と亮太郎。
「お、お・・・ありがとう一生大事にするよ!!」
と俺。
「ま~そりゃ人からもらったものは、大事にするわな~」
と悠。
「うん、うん!コレは、できるだけ大事にするよ!」
と功
「バンドで思い出したんだけど」
「さっき何でバンドの名前ティアドロップにしたん?」
と悠が疑問に思ったらしく聞いてきた。
「ん?あ~あれは、俺のピックケース見て俺の使ってるピック、ティアドロップピックだな~と思って
その名前にしたんだよ」
と俺は、言った。
「おお!!このバンドの印にぴったりじゃん!!」
「ちょうどティアドロップピックだし」
と功。
「だっておにぎり型ピックだったらバランスが安定しないんだよ!!」
と亮太郎。
そして俺らは、話している間に帰る時間になっていた。
とうとうバンドの名前が決定しましたね~♪
次回の軽音部ですの話をお楽しみに!!