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第四話 「赤ちゃんは大変です」



 綾香さんが来るようになって、一週間が経った。



 (見取綾香)綾香さんは主に俺と愛美ちゃんのお世話、あとは母さんの家事のお手伝いをしている。


 元々、医師だった母さんは、家事や料理が得意じゃない。


 だから、ちょうど子供が生まれて家政婦として働きたかった隣人の綾香さんに母さんが頼んだらしい。



 綾香さん家は、おばあちゃん、おじいちゃんと一緒に住んでいるので家事をある程度、任しても問題ないみたいだ。


 (見取愛美)愛美ちゃんがうちにいるのは、一週間前に母さんが綾香さんに、うちに連れて来てはどうか、と提案したところ、綾香さんと旦那さん、綾香さんの祖父母の了解が得れたためだ。



 後から聞いたのだが、母さんは、綾香さんが愛美ちゃんともっと一緒にいたいが、家計を少しでも軽くしなければいけないという気持ちに、板挟みになっているのに気づいてたみたいだ。


 母さん、いわく「子供ともっと一緒にいたいって思うのは、当然でしょ?」とのことだ。

 

 母さんは、ぽわぽわした雰囲気を持っているが、たまーに、こんな感じで、カッコいい一面を見せる。


 父さんも、このギャップにやられたと、赤ん坊の俺に、自慢げに言ってきた。



 

 そんなことは、どうでも良いとして、


 そんなこんなで、綾香さんと愛美ちゃんがうちにいる。


 今は、綾香さんは母さんと家の掃除をしている。


 そして、


 天使こと、愛美ちゃんは


 俺の横で、うつ伏せになって、すやすやと眠っている。


 すやー


 うへへへ(〃ω〃)


 かわうぃーですなぁ〜〜。


 いやー、天使ですね。


 天使がいらっしゃるわ。


 もう、ガチ天使。(語彙力低下中)


 可愛すぎて、言葉が出ないよ。


 いや、何がって、言われたら答えられるけどね。


 いっちょ、語りますか――(略)










 1時間経過。


 (略)――から、天使という言葉がピッタリなんだよね。


 はっ、語りすぎた! 身振りがうるさくて起きちゃったんじゃ……。


 ゆっくりと顔を、俺の横で寝ている愛美ちゃん(天使)の方に向ける。




 すやー(_ _).。o○


 

 ほっ、


 よかった。 まだ、おやすみ中だ。


 ここ一週間、一緒に過ごしてみて分かったのだが、愛美ちゃんは、めちゃんこ寝る。


 眠り姫という名が、ほんとうに良く似合っている。


 ちょっとやそっとのことじゃ起きない。

 将来は、大物になりますな。

 

 ただ、うちの天使はそれだけじゃ終わらない。


 眠り姫(まなみちゃん)は、ただの眠り姫じゃない!!


  ――大食い女王でもあるのだッ!


 めっちゃ食う。(直球)


 ガチで将来は大物(デブ)になる。


 俺が、100ml程度だとすると、1.5倍の150mlくらい飲む。


 まあ、回数的には俺の方が多いのだけれども。


 そうな、ことを考えていると。


 眠り姫(まなみちゃん)が目を覚ました。


 寝顔を眺めていたせいで、目がバッチリあった。


(お、おはようごさいまーす……)


「あう」


 そう短く、愛美ちゃんが俺に呼びかけ、手を握ってくる。





 ズッキューーーーーーーーーーンッ!!


 って、そうじゃなかった。


(はいはい、綾香さーん、ご飯の時間ですよー)


「ばぶーー!!」


 俺の声に気がついた綾香さんが駆け寄ってくる。


 ベビーベッドのガードから綾香さんが覗き込んむ。


「ばぶ、ばぶ」(ご飯、ご飯)


 俺が、綾香さんの方を向いて声を上げると、


 すぐに、ご飯ですね、と察してくれた。


 綾香さんの察しが神がかってるのも、そうだが、実は、別に理由があったりする。


 その理由は、俺と愛美ちゃんが初めてうちに来た次の日に遡る。





 一週間前。


 俺が、愛美ちゃんと初めて会った次の日。


 綾香さんと愛美ちゃんが、うちに来た。

 

 

「本日は、よろしくお願い致します」

「…………」


「よろしくねー、綾香さん、愛美ちゃん」


「はい、ご厚意に甘えさせてもらいに来ました」


「うふふ、そうね、どしどし甘えてちょうだい。

 ささ、上がって」


「お邪魔します」

「…………」


 そんな会話を聞きながら「俺はう〇こ出そうだな」などと考えていた。


 プチ近況報告として、う〇こをサーチ&ブロックできるようになりました。


 今までは、垂れ流しだったが、少しずつケツに力が入るようになったので、今では、1分もう〇こを食い止められる。


 この食い止めている間に、母さんを呼ぶ。


「あうーー!」


 俺の声を聞いた母さんが、ベビーベットのガードから覗き込んできた。


「あらた、どうしたのー?」


「あう、あう、あう」(う〇こ出るからトイレに)


「おっぱい?」


 違う違う、と俺は、横に首を振る。


「うんち?」


 そそ、と縦に首を動かし、頷く。


 俺が首を縦に振るのを見て、母さんは、俺を抱き上げ和式のトイレまで連れてってくれる。


 トイレに着くと、まずパンツ代わりのオムツを脱がされ、両脇に手を差し込まれる。


 母さんに支えられたまま、俺は和式トイレの上に器用に立ち、糞を捻り出す。


 


 その一部始終を見ていた綾香さんが、えっ?、といった顔をしている。


 それもそうだろう。


 一歳にも満たない子供が、親と意思疎通をとり、しかも一人でトイレまでし始めるのだ。


 驚かない方が可笑しい。


 うちの母さんも、始めは驚いていた。


 その日は大騒ぎだった。


 父さんも母さんも「うちの子は天才だぁー!」って大喜びで、そんな姿を見て、少し恥ずかしかったが、それ以上に嬉しかった。




 オムツがあるんだから、そのまますればいいじゃない、と聞こえてきそうだが、君たちは知らない。


 オムツの中に、広がる不快感。


 なま暖かく、肌にまとわりつくドロッとした触感。


 しかも、きちんと拭いてもらったのに、その感覚がケツに残るし、痒いしで、もう最悪だ。


 1日に1回だったなら、まだ耐えられたかもしれない。


 けど、赤ちゃんは1日に15回はする。


 わかるかい?


 何度拭いてもキレイにならないケツ。


 無限にムズムズするし、痒くてもかけないケツ。


 正直、地獄だったね。


 これを回避するには、やむをえなかったんだ。


 まあ、それでも分からないなら、

 一度、オムツを履いてしてみると良いよ。


 死ぬほど分かるから。


 


 まあ、それは一回置いといて。


 とにかく、綾香さんが、とても驚いた顔をしてこちらを見ていた。


 その時は、愛美ちゃんも起きていて、綾香さんと一緒にこちらを見ていた。


 キャッ、見られちゃった、なんてならない。


 もう、この身体になってから、羞恥心というものは捨てた。


 そんな、見んなよ、ぐらいにしか思わない。


 驚きつつも、綾香さんが称賛の声を上げる。


「す、凄いのですね……新様はとても利根でいらっしゃる……」


 うん、驚いてるっていうか、ドン引かれてたわ。


 母さんは、そうでしょそうでしょ、と自慢げだが、皮肉で言われるのに気づいていらっしゃらない?


 母さん、鋭いとこと、鈍いとこの差がすごいよ。


 母さんがニコニコしているので、綾香さんも乾いた笑い声をあげる。


 綾香さんの方を俺が見ると、綾香さんに顔を背けられてしまった。 


  

 かなちぃいな。


 

 そんな綾香さんが顔を背けるなか、愛美ちゃんは俺をじっと見つめる。


 何か考えてそうな目をしている。


 一方、俺は


 目、くりくりで可愛いなぁー、などと考えていた。







 綾香さんと母さんが家事をしているとき



 俺と愛美ちゃんは、一緒のベビーベッドに寝かせられている。


 俺のベビーベッドは元々、二人用のものなので、愛美ちゃんと入っても、少しはスペースに余裕がある。


 横に並んで、横になっていると、愛美ちゃんが、じっと見てくる。

 さっきからずっと、そうだ。


 俺のトイレが気になっているのだろうか。


 わからない……なぜ俺は、こんなに凝視されているのだろう。


 元々、愛美ちゃんはあまり感情を顔に出さないタイプで、俺とそこは似ている。


 そのため、何を考えているのか表情から読みにくい。


 んー、わからん。

 

 クソしてすぐに眠くなってきた俺は、疑問を残したまま意識を手放た。







 むぎゅ、むぎゅ、とほっぺを誰かにつままれる。


 その、若干の鬱陶しさに起こされて、


 俺は目を覚ます。


(……ん、んぅ…もう、なにさ……)


 

 白くぷにぷにの手が、俺の頬をつまんでいる。


(あ、そうか、愛美ちゃんか……)


(どうしたのかな…?)


「あう?」(どったの?)


「……………」


「……………」(え? 何この無言…?)


「………………あう」


「あぅ?」(え? 何?)


 愛美ちゃんがら、無言で謎の圧を受ける。


 俺は、愛美ちゃんが言わんとしてることを、愛美ちゃんの態度から読み解こうとする。


(………………わっかんねぇ………)


 ――無理だった。


 愛美ちゃんの無表情フェイスからは読み取るのは不可能だった。


 むぅ、


「あう、あう!」


(ちょっ、叩かないで、待って待って今、考えてるから)


 むっと膨れっツラの愛美ちゃんが、寝ながら、俺のオムツを叩いてくる。


(って、オムツ? イライラしている……そして、オムツ…)


 ここで、俺は気づいた。


 ハッ、


(わかった! トイレだ!!

 待てよ、イライラしてるってことは……手遅れだったか)


 気づくのが遅かった……。


 とりあえず、綾香さんか母さんを呼ぶかぁ。


「あぅーー!!」(カモーヌ、マザーorアヤカ)


 無事、綾香さんが来てくれて、オムツ交換をしてくれた。


 よかったね、愛美ちゃん! などと思っていると、愛美ちゃんからじっと睨まれた。



(え? 俺の所為なの!? そんなぁ)


 プイッと、愛美ちゃんは、そっぽを向いてふて寝してしまった。


 そんな姿を見て、拗ねている姿も可愛いな、と思ってしまう俺は、手遅れなのだろうか。


 

 ちなみに、言っておくぞ

 俺は決して、ロリコンではない。


 つか、赤ちゃん好きって何? ベビコン?


 「YES ロリータ NO タッチ」の精神でいるので大丈夫だ。


 可愛いものは、性的に見るのではなく、愛でるもの。


 ロリ〇ン、ぺ〇は、処すべきだな。


 もし、そういう奴らがいるなら、直す方法はないが病院を紹介してやろう。


 そんな事を言っていると、やられそうなので、嘘ピョンと言っておこう。てへぴろりんちょ!



(お前もだろ、おっと失敬、ご主人様もでしょ?)


 なんか、変な声が聞こえるな。


 空耳、空耳。


 アリシアの奴が、出て来れるのは、あと4、5年先なはず。


 眠くなってきたので、そんなクソどうでもいい話は置いといて。


 寝よ。



 愛美ちゃんが、寝たのにつられて、寝てしまうアラタであった。







 あう、あう、と声が聞こえる。


 愛美ちゃんの声だ。


 俺は、パッと目を覚まし、横を見る。


「あーうー」


「あぅ?」(う〇こ?)


「あーうー」


(………わからん……けど、今回はイラついてないみたいだ。 ってことは、トイレではない。 じゃあ、ご飯か!)


 それに気づいた俺は、また声を上げる。


「あーーうーーー!」


 ぱたぱたと、母さんが近寄ってくる。


「ご飯?」


 俺は首を横に振る。


「トイレ?」


 うんうん、違うと、また首を横に振る。


「……?」


(母さんを、混乱させてしまったようだ)


 俺は、愛美ちゃんの方を見ながら、声をあげ、訴える。


 母さんも、やっとそこで気づいたのか、声を上げた。


「あー、愛美ちゃんね」


 こう言うところは、ほんとうに母さんの察し能力はすごい。


「オムツ? それともご飯?」


(母さんの察しが鋭くて、最高だぜ)


「あう、あう」(ご飯やで、多分)


「んー、わからないわね。

 あらた、また頷いてくれる?」


 流石に、俺のうめき声では、察せなかったか。


「ご飯?」

 コクコク、と俺は頷く。


「あら、そう、じゃあ、愛美ちゃん、ご飯にしましょうね〜」


 そう言って、愛美ちゃんは抱えられ、お乳をしゃぶる。


 ひと仕事終えた俺は、再び眠りについた。








 そうて、再び、あう、と愛美ちゃんに起こされる。


 前回と同じように、愛美ちゃんの態度から、ご飯かトイレかを見極める。

 

 次に、声をあげ、綾香さんを呼ぶ。


 これを数回やる内に、俺の見極めは、極まった。


 愛美ちゃんのイラつき度や、謎の圧を瞬時に読み取り、トイレなら、大きな声で呼び、ご飯なら、普通に呼ぶ。




 ――さらに数回やることで、


 綾香さんと母さんも学んだようで、これの声の大きさや、雰囲気で分かるようになってきた。



 愛美ちゃんの行動を、振り返り、俺は感心していた。


(愛美ちゃん、なんて頭がいいんだ……。

 一才にもなってないのに、こんなに賢いなんて……天使を超えて、(ゴッド)になっちゃってるよぉ…(感動))

 

 

 愛美ちゃんとしては、大声を上がるのが、面倒くさいから、やっているのだろう。


 よく考えると、


 面倒、と考えられるのって凄ない?

  

 普通の赤ちゃんなら、何も考えず、大声で泣いてるだけなのに、

 愛美ちゃんは、ちゃんと思考して、俺という道具を使い、自身が使う労力を最小限に抑えてる。


 

 ゾクゾクッと、その天才ぶりに震える。


(この天才めぇ……すやすや、寝てんの可愛いなぁ……)


 生後数ヶ月の子供への嫉妬に、情けなさも感じるアラタだったが、そんな嫉妬心や慚愧(ざんき)の思い(自身の言動を恥ずかしく思う気持ち)など、天使のまえでは、全てが浄化される――


(癒されるぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜)


 心の浄化と共に、昇天してしまった俺は、そのまま、天に召された。(爆睡ちゃんをかましているだけ)


 (( _ _ ))..zzzZZzzzZZzzzZZ








 愛美ちゃんがうちに来て5日目。


 愛美ちゃんが、ついに糞のサーチ&ブロックを学んだ。


 さらに、


 俺のように、トイレをサポート有りだが、一人で出来るようになった。


 些か、愛美ちゃんの顔も、大人になっている。



 俺が、愛美ちゃんの方を見ていると、


 むふぅ、


 と自慢げに俺のことを見てくる。


 どうだ、私だって出来るんだぞ、とでも言わんばかりに。


「………………」

「………………むっふん、あう」


(パァーーーーーッ)(昇天の音)


 あーーッ、逝くぅ〜〜〜^^



 バシッ、


(え、痛ッ、えぇ殴らなでもろて)(真顔)

 

 何か危険を感じた、愛美ちゃんにバシッと叩かれ、現世に叩き戻される。



 愛美ちゃんの新たな一面が見れて、大満足だ。


 とりあえず、自慢げにしている愛美ちゃんの頭をよしよしする。


 すると、すぐ眠りについてしまった愛美ちゃん。


 それを見て、俺も眠気に身を委ねた。







 そして、時間は再び戻り、現在。


 ま、こんな感じで、俺という道具を使い始めた愛美ちゃんは、現在、必要最小限のエネルギーで大体の行動を取れるようになり、

 トイレもサポートありだが、一人で出来るようになった。



 今は、綾香さんにご飯を飲ませていただいてる。


(よく飲むなぁー、最近、大きくなってきて、俺の倍くらい飲んでる気がする)


 授乳を見て、感心する変な光景だが、側から見れば、ただ赤ちゃんが、ぼくもほしくなっちゃった、って感じにしか見えないので、気にしないで欲しい。



 愛美ちゃんが飲み終え、ケプッ、と可愛らしくゲップをするのを見た綾香さんは、

 次に俺を抱きかかえる。


 

(そういうつもりで、見てなかったんだけどなぁ)


 ま、いっか、とそのまま、お乳を吸い始める。



 ちなみに言っておくが、この行為について興奮は全くない。

 慣れたからな。


 最初の頃は、ちょっと興奮した。


 きっしょッ、と何処からか聞こえてきそうだが、童貞だったのだがら、しょうがない。



 前世は、研究とか研究とか研究で、忙しくて、そんな事してる暇がなかった。

 別に後悔はない。


 研究欲が、性欲を上回っただけだ。


 もちらん、機会は何回もあった。

 全部、ハニートラップだったけど。



 今世も、そんな感じになりそうだな。



 ゲプッ。(授乳終了)


 ふー、おいしかった。

 綾香さんのは、母さんのより飲みやすいんだよなぁ。

 母さんのは、濃いめで、それもいいんだけど、綾香さんのは飲み終えたときのあと味が、さわや――(略)



 母乳について、語り終えた俺は、愛美ちゃんに見られていた事に気づく。


 あ、今日は即寝の日じゃないのね。



 愛美ちゃんの生活は、大抵、ご飯か睡眠、トイレの三つなのだが、一昨日、新たに追加されたことがある。


 それが、俺の真似っこだ。


 

 俺の真似っこを始めて、まだ2日なのだが、愛美ちゃんは急成長した。


 まず、ハイハイを習得した。


 俺が、こっそりベビーベッドからおり、探索しているのを見られたみたいだ。


 俺も、びっくりしたよ。

 ベビーベッドの中で、ハイハイの練習しているのだから。


 もちろん母さんも綾香さんも、大はしゃぎだ。


 記念動画を何回撮ったことか。


 俺の時よりも喜んでたな。

 べ、別に、悲しくなんかない(強がり)


 そして、


 次に、掴まりながらだが、立つことが出来るようになった。


 俺が、ベビーベッドから、降りる際に、ベビーベッドの柵を掴んでいたのを真似したみたいだ。


 うちのベビーベッドは、柵が床にあってその柵の中に布団がひいてある。


 なので、外から柵の間を通じて、見ることができる。


 綾香さんと母さんが気づいたときは、きゃーきゃーうるさくて、寝ていたのに目が覚めてしまった。


 その日は、愛美ちゃんのおじいちゃん、おばあちゃんを、うちに呼んで、みんなでご馳走を食べてた。


 そんな騒がしい中でも、愛美ちゃんは寝れる。

 眠り姫の名は、伊達じゃない。


 

 愛美ちゃんの寝ている姿を見ていると、つられてあくびが出る。


(最近、忙しかったからな、飯、探索、愛美ちゃんのお世話、トイレ)


 小さい体では、それだけでも重労働なのに、他に、探索や赤ちゃんのお世話をしていれば、普通に疲れる。


(赤ちゃんは、毎日こんなことをしてるのか、大変だな)


 改めて、赤ちゃんの大変さに気づくアラタだが、探索や、高度な思考、など普通の赤ちゃんはしない。


 地味に抜けているアラタの思考は、転生の際の後遺症なのかもしれない。




 眠気に襲われて、大きなあくびをもう一度する。

 

 あくびをすると、段々と(まぶた)が重くなってくる。 


 アラタはそれに逆らうことなく、重たい瞼を閉じた。


 ( ˘ω˘ ) すやー

 



 アラタ赤ちゃんの一日は大変です。

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