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「ソフィア


あなたはきっと幸せになれるから


だから、約束して。


どんな事があっても、誰かを恨んだりしな


いで


憎しみは憎しみを呼ぶから


心を強く持って。あなたは━━━」


亡くなる時の母の言葉を思い出す。



『お母さんごめんなさい。私は


憎いです何もかも…』



私は不思議なことに全く父に似ていなかった。

あんな人が父だなんて認めたくない。

 

 きっとお母さんを無理矢理自分のものにしたにきまってる!

許せない!

かわいそうなお母さん

 

 義姉とももちろん似ていない。

唯一似ているのは髪の色。義姉と同じ髪色がなぜかとても嫌になった。


それは義姉も同じだったようで、私の髪は短く切るよう強要された。腰まであった私の髪は、肩くらいまでバッサリと切られた。ここに来るまでは自慢の髪だったのに…



義姉の母親は亡くなったようだった。

なんでも私の母親のことが原因で病に倒れたとか…


だから義姉はら母を死なせた原因の私の母のことが許せず、ずっと機会を伺っていたようだった。


父は義姉を溺愛していて、義姉の言いなりだった。


自分の妻を殺したのはおまえだから、おまえは死ぬまで償わなければならないと。


事あるごとに言葉を浴びせられて、まるで呪いをかけられたように私の心は支配されていった







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