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月下の白猫  作者: nekomaru
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毛並みが良いのは

 飼われている。といえばそうなのだけど、どちらかと言えば居座っているような感じなんだけど上手く伝えられないから飼われている。ということにしておこう。


(えぇ飼われているの)

「にゃーん!」


(そうか、だからそんなに毛並みが良いのか...。気を付けろよ飼い猫、ここは俺の縄張りだから大丈夫だが、他の所は違う奴がボスだ。ボスによっては話もせずに勝負してくる事もあるからな!)

「み゛ゃーご!」


(うん!気をつける!ありがとー)

「みゃん」


「シロ?どうした?」


 途中までカイル達について歩いていたのだけどこのボスに呼び止められて話をしてしまっていた。その為、中々来ない私を心配してカイルが戻って来たのだ。


(ボスに話を聞いてただけよ)

「にゃーん」


「雄猫か!?」


 それだけ言うと私を抱っこしてジークやユリウスがいる所まで歩き出してしまったので急いでボスに『またね』とだけ伝えた。


「どうした?カイル」

「シロが雄猫に捕まっていた。」

「シロは綺麗だからその辺の雄猫がほっとかないだろうな。」


 そう言って笑いながらジークは私を撫でてくる。ユリウスの顔はゆるゆるで破顔していて、カイルは何か考え込んでいる。


(毛並みは料理長がいつも良い物くれるからよ。本当に美味しいのよねぇ~)


この巡回が終わればディートの所に行けるんだ。と思う事にしてカイルの腕に体重を預けるのだった。




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