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月下の白猫  作者: nekomaru
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朝のルーティン

 昨日の事が無かったかのように朝が来てカイルが用意してくれた寝床から起き上がりみんなに挨拶をしていく。


「お!今日も早いなぁシロ」

「シロ、朝の散歩かー?」

「カイルとジークは朝のランニングに行ってるぞ」


 トコトコ歩いてるとみんな声を掛けてくれる。別にカイルやあのチャラ男のジークなど気にしてないのにみんな教えてくれる。


(どうでもいいの~)

「みゃー」


「そうかそうか。カイルとジークの所に連れて行ってやるからな。」


 そう言ってマッチョの男は私を抱き上げた。


(何がそうかそうかなの!?全然伝わってない...)


 嫌がって降りてもいいけど幸せそうな顔をしているマッチョ男を嫌がるのもなんか違う気がして大人しく腕の中に収まっている。


「ほら、あそこにいるからなぁ。シロはお利口さんだなぁ。」


(はいはい。見れば分かります。)

「にゃん」


「カイルー!ジーク!」

「お!ユリウスどうしたんだ?...シロよく寝れたか?」


(え!?このマッチョ男はユリウスなんて名前なの!?なんか凄く意外!!)


(ぐっすりよ。)

「にゃん」


「そうかそうか。寝れたか。」

「なぁカイル~俺にシロを貸してくれよ。」

「無理だ」

「先に見つけたのはカイルだもんな。こんな可愛い娘を手放すなんてしたくないよな~諦めろユリウス」

「シロと会えるのは朝か昼だけで毎日会えないんだぞ。毎夜一緒の部屋で寝てるカイルが羨ましいよ。」

「同じ部屋と言ってもシロ専用の寝床で寝てるから一緒には寝てないが」

「だとしても羨ましい」


(どうでも良いんだけどそろそろディートの所に遊びに行きたいなぁ)


 ユリウスの腕の中で話に区切りが着くのを待つのだった。



感想ありがとうございます。

不定期更新なのに読んで頂けているのが本当に嬉しいです。

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