表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月下の白猫  作者: nekomaru
67/67

やっとこさ

お待たせしました!!

 


「嘘だ嘘だ嘘だ」


 近くの大きな木の下で膝を抱えて座り込み、思いもよらなかった状況に頭が混乱しているエミリーは同じ言葉をずっと言い続けている。


「嘘だ嘘だ嘘だ...だって来るわけない。来るわけが...」






「嘘なんかじゃない。シロ、迎えに来たんだ。」


「本当に?」


「ああ、一緒に帰ろう。」


 座り込んでいるエミリーにカイルは片腕を出す。


「...うん!」




 ────

 ───




「やっとまとまったかい?」


 カイルと共にエミリーはルミエリナの家へと戻ってきた。


「お師匠様...」


「ふっ、そう落ち込んだ顔をするでない。あの扉を使えば此方に帰って来れるし妾もすぐに会いに行けるではないか。」


「う、ん。」


「うふふ、シロちゃん帰ってきて下さるのね!また一緒に住めるのね!嬉しいわ〜」


「...いや、シロは俺の部屋...いや、なんでもないです。」


「うんうん、そうであろう。まさか未婚の女性が男の部屋になど住むはずが無いであろう?」


「...」


「ん?私はユナの部屋?カイルの部屋じゃないの?」


 不思議そうに首を傾げるエミリーにルミエリナがユナリアナの部屋で過ごすようにと念を押した。


「はーい!」


「カイル、ちゃんとしてからじゃからな!」


「はい...」






ここまで読んで下さってありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ