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月下の白猫  作者: nekomaru
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この感情は...

引き続きカイル視点になります。

本日2度目の更新をしてますので

お間違えのないようにお願いします。

 

「シロを飼っていたのは大魔女様で訳あってここに逃がしていたと、そういう事だな?それでここが安全だからと思っていたが何故かシロを狙うマイヤー公爵が来てしまって対策を考えている内にマイヤー公爵に捕まってしまった。という訳か」


 鬼の形相でまた街中を走り回りそうだった隊長をなんとか宥めてシロがケット・シーだということは伏せて話した。


 ここの騎士団にシロはとても気に入られていた為、ほぼ全員がシロを探そうとしていた。


 ここまで可愛がられていたとはな。

 もし、シロが人間に戻ってしまったらどうなるんだろうな。

 もしも、シロが人間に戻ってまた大魔女の所へ帰ってしまったら...いや、それが当たり前なんだが...当たり前、なんだが、それは、凄く...


「さ、びしい...」


「ん?なんか言ったか?まだ大魔女様来てないんだろ?少しは休憩したらどうだ?」


 自分の感情に俺は物凄く戸惑った。まさか『寂しい』という思いが出て来るとは思わなかった。それを無意識に口に出してしまっていた自分にも驚くが、隣にいたジークに聞かれていなくて安心した。








「待たせたのぉ、カイル」


「見つかったのですか?」


「うむ、しかし目くらましの術がされておる。妾は兎も角、お主は入れぬ。もう少し様子見じゃ。エミリーの命に関わる何かがあれば妾に伝わるようになっておる。そんな顔をするな、すぐ会えるさ」


 そんな顔とはなんだ?俺は今どんな顔をしているんだ?分からない。

 俺が唯一分かることは傍にシロがいなくて寂しいという事だけ...







ここまで読んで下さってありがとうございます。


この後、目くらましの術がルディによって解けて

ルミエリナと共にカイルとジークがエミリー救出に

向かいます。

隊長も行くと言って聞かなかったのですが

ルミエリナがいるからと何とか納得して貰い

隊長や他の騎士団はマイヤー公爵家の前で

お留守番をしております。


次からまたエミリー視点&現在に戻ります。




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