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月下の白猫  作者: nekomaru
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名前の由来

 宿舎で猫として暮らすようになった。

 最近では、ここに住んでいる騎士の皆と仲良くなっている。他にも厨房の皆や使用人に人とまで私は仲良い。皆遊んでくれるし美味しいご飯くれるのよね。






 ...ただ、満月の夜は近くの人がいないであろう林へと行き私は本来の姿になる。






「ふぅ、久々の人の姿だー。...お師匠様大丈夫かな?ここへ来てもう2ヶ月は経っちゃった...。私いつ戻れるのかなぁ。迎えに来てくれるのかなぁ?」


 ガサガサ


 少し遠くの草むらがガサガサと揺れ動く。


(!?な、何!?動物かな?)


「シロ?何処だ?」


(この声は...カイル!?)


「シロ、何処にいるんだ?」


(うわぁ。どうしようどうしよう。たぶん私がこの林の中に入ってくのを見たのね。)


 彼がシロと呼んでいるのは紛れもなく私の名前である。白い猫だからシロなのだと...何とも安易な考えだ。

 他の人にもシロと呼ばれたりしているが、料理長には何故かアンと呼ばれていて、凄く可愛がって貰っている。料理長は大の猫好きらしい...あの厳つい見た目に似合わないけど。


(今は名前の話を考えてる場合じゃ無い!見つからないように反対方面に音をたてないように逃げなきゃ。)


 そう思って身体の向きを変えた時に下にあった小枝を踏んでしまった。


 パキ


「シロか!?」


(ひぃ!!ヤバイ見つかっちゃう!!)





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