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月下の白猫  作者: nekomaru
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二度寝三度寝は朝飯前

「ふにゃーーん」


 朝日がエミリーを照らして外で小鳥が鳴いているのを人間の時には分からなかったが猫の姿になると結構な音量で聞こえる為、嫌でも起きてしまう。


 それに...


(毎朝毎朝、カイルは朝練でいないのよね。)


 いつもエミリーが起きる頃にはいないカイルのベッドを見ると


(えっ!?いる!?)


 そう、珍しくカイルが規則正しい寝息を立てて寝ていたのだ。


(珍しい事もあるのね)


 珍しいと思いベッドの上へと乗りカイルの寝顔を見つめる。


(整った顔してるのよねぇ。)


「ん...」


(人の寝息を聞いてると...私まで...)


 カイルの寝息につられてエミリーはまた夢の中へと旅立ってしまった。








「...ん、」


 目を覚ますと顔の目の前に白いふわふわの物体があった。

 自分のベッドにこんな枕があったか?と寝ぼけながらそこにある物体を掴むと仄かに暖かい為その温かさにまた夢の中へと誘われそうになる。


「なんだコレは」


 ギュッ!っと力を入れて掴んでみると


「みゃっ!?!?!?」


「!?!?!?」




  この後、エミリーの機嫌が悪くなりその日1日無視されたのは言うまでもない。





ここまで読んで下さってありがとうございます。

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