政府からのお手紙【1】
「はぁ・・・」
ため息がでてしまった・・・。
そんな言葉を聞いた隣の男が「何でため息すんだよ」
と、不機嫌そうな顔をする。こいつの名前は「灰」(かい)藤本 灰だ。
「だってさ、俺明日でコノ屑学校でおさらばだぜ?」
ゲームをしながら「灰」が言う
「ああ、何だっけ…え~と・・・・・・あぁ!!クソやられた!!!」
以上に間が長いうえ、話題が変わった。ゲームに負けたのか中断したのかわからないが、コッチを向いて話す
「立お前ぇあれだろ。・・・昨日だっけ?政府から手紙、つーのが来たんだろ?」
「ああ」
「それで、学校が変わっちまうんだよなーーー?」
「そうだよ。まったく何なんだよ。めんどくせぇ」
そう言って俺は立った。メールを確認する・・・一通届いてる。
俺は見ずに閉じた
「そういえばさぁ、その政府の手紙にゃぁ、何て書いてあったんだ!?」
灰がゲームをしながら俺に話しかけてくる
「えーっと…。政府の学校に来いってのと、迎えにくるんだって」
「はぁ!!??迎えに来んの!!??何がぁあ」
ゲームしているせいだろうか…うるさい
「政府の奴らが迎えに来んの!!」
数秒たった…。
「じゃぁ、あれだな。・・・まぁメールはするぜ?」
寂しいんだろと言ってやりたかった。だって俺たちはいつも あの屑学校でワイワイやってたり、夜遊びだってした。そんで先公に週一くらいで怒られてた。
・・・どっちかっていうと、俺の方が寂しいんだろうな・・・お前との過去なんて振り返るくらいなんだから。
「あぁ、俺はそのメールを楽しみにまっておくよ」
「おぅ、任せとけ!!」
そんな言葉が嬉しかった
「ってかよぉ。明日お別れパーティーしようぜ!!クラスの全員呼んでさ♪皆よろこぶと思うぜ?男子はぜったい全員くるぜw」
「あははは。めんどくせーよw」
そんなくだらない会話を何時間かして 俺は帰っていった
そして何事もなくご飯を食べたりテレビみたりして 眠りにつこうとした
一つのメール着信を無視して・・・