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ずっと、何でも話せる男友達だと思っていた彼を私は本気で好きになってしまう!

作者: 七瀬








ずっと何でも話せる男友達を私は本気で好きになってしまった!

彼と居ると? “何も気を遣わず、何でも思っている事を話せるひと。”

この先もずっと彼は私にとって、“良き友達だと思っていた。”




だけど? この考えが一転したのは、、、?

彼の事を好きだと言う女の子が現れたからだ!

彼女は私や彼よりも3つも下で、可愛らしい今どきの女の子。

彼はそんな彼女にドキドキしているように私には見えた。






私と彼の出会いは? 大学で初めて知り合う。

彼が私の隣に座り、少し話をした後、共通の話で意気投合!

彼はアニメが好きらしい。

私も彼と同じアニメが好きで二人で盛り上がった!

それからというモノ自然とお互いに、私は彼といつも一緒に居るように、

何でも話せる私の男友達。





・・・大学を卒業後も、私と彼は同じ職場に就職。

このままずっと私は彼の隣で何も考えず笑ってられると思っていた。




でも現実は違う!

彼は就職先の職場で若い女の子達にモテモテ。

おっとりしていて優しい彼は、女子にモテるらしい。

私は私で、そこそこモテてはいるのだけど、、、?

彼の事が気になって、他の男性なんかちゃんと見れない!




『ねえねえ、先輩?』

『どうした、伊野? 』

『今度、ご飯おごってくださいよ。』

『・・・奢るのは別にいいけど、』

『なんなんですか?』

『皆で行けるような場所にしょうな!』

『“ワタシと二人だけだと問題でもあるんですか?”』

『・・・い、いや? そういう訳じゃ、』

『困った顔もイケメンですよね。』

『おいおい? 年上を揶揄うなよ。』

『ワタシ、本気ですよ!』

『・・・・・・』







彼は3つも下の後輩の女の子にタジタジ。

私から見ても、彼はあの子に弄ばれているのがよく分かった。

彼があの女の子といつ付き合うのか? 私は時間の問題だろうと思った。





『ねえ、巧?』

『なんだよ、明香か?』

『今日、仕事が終わったら久しぶりに二人でご飯でも食べに行かない?』

『あぁ、いいよ。』

『じゃあ、後でね。』

『あぁ!』






私は久しぶりに彼と二人だけでご飯に行く事にした。




『なんか久しぶりだよな~二人だけでご飯食べに行くのって!』

『そうだね。』

『なんか? 相談事でもあるのか?』

『えぇ!?』

『一緒にご飯でも食べに行きたいって、』

『・・・別にそういうんじゃないよ。』

『そっか、じゃあー何食べる? 今日は食べるぞー!』

『私も今日は食べるぞ!』






二人でいろいろ溜まっていた事をお互い話してよく笑って真剣な話もして

なんか“良きあの頃にタイムスリップしたみたいだった。”

一番、彼と一緒に居たあの頃に......。

お互い何も考えず、ただただその日楽しかった事をお互い話して笑った

あの日の事を私は今思い出していた。




『・・・なんか? 昔にタイムスリップしたみたいだな。』

『えぇ!? 私も同じ事、考えてた!』

『“俺達、似た者同士なのかもな。”』

『そうだね。』

『・・・あのさ、』

『ううん。』

『“俺達、付き合わない?”』

『えぇ!?』

『冗談だよ、冗談、』

『いいよ、私達付き合おう。』

『えぇ!?』

『“だって! 巧が他の女の子と付き合うの想像できないんだもん!”』

『“俺も、明香が他の男と付き合ってほしくない!”』

『じゃあーいいよね!』

『あぁ!』






・・・私はこの日の事を、“一生忘れないと思う!”

あんなに嬉しかった日は、もう二度とこないんじゃないかとあの時の

私が想ったからだ!

“今の私は、彼と付き合えた幸せをしっかり噛みしめています!”



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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