不思議な刀と人喰い妖怪
一話ちゃんと投稿されててよかった
スキマから出るとそこは森の中だった。そして、森の筈なのに日差しが強かった。木の葉が無いに等しいくらいだった。とりあえずこっちに来る直前に持っていた学生鞄を紫さんから渡されていたのでその中に偶然入っていたサファリハットを被ってみるも気休め程度にしかならなかった。
今いる森を真っ直ぐ行くと博麗神社という場所に着くらしく、とりあえずそこに行けばいいと言われたので森を進むことにしたのだか、この森には人喰い妖怪が出るらしく余り気が進まなかった。
しばらく歩いていて思ったのだが、紫さんのスキマで送ってもらう事も可能だった気がしてきた。だって自分の出てきたスキマの出入り口は俺が出ると直ぐに消えていたからだ。
そんな事を考えていると、古い小屋を見つけた。紫さんからこの小屋の事は聞いていなかったが、少し休む事はできそうだったので小屋にはいる事にした。
小屋の中は外とは違って涼しく、快適だった。床は歩くギシギシと音をたてたので相当長い間野晒しだったのだろう。
小屋の中には何も無か…いや、壁に何か立て掛けてあった。立て掛けてあった棒の様な物は3/2ぐらいのところに丸い板の様な物がついていた。そして、持ち手の様なとこには(星撃)と書いてあった。手に取ってみるとそれが突然辺りが光に包まれ、光が消えると小屋は無くなっていた。手に持っていた棒から周りを覆っていたものが落ち鏡の様に俺の顔が映る銀色の金属が現れた。壁に立て掛けられていたのは、刀だった様だ。それと、刀と一緒に四枚のカードも手に入った。
刀から落ちた鞘を拾い、鞘に刀をしまって俺はまた歩き出した。
遠くに石の階段が見いてきた頃、近くの草むらがガサガサと揺れた。
身構えるも出てきたのは、金髪の少女だった。
???「お兄ちゃんはどこから来たのだー?」
た、聞かれたので外の世界と答えると
???「外来人なのかー」
俺が名前をたずねると
???「ルーミアなのだー」
ルーミアは俺を見つめると
ルーミア「食べてもいいのかー」
自分「食べるって何を?」
聞いた瞬間ルーミアが俺に噛みつこうとしてきた。
人喰い妖怪と聞いて恐ろしい姿を想像したがまさかこんな少女の様な姿だったとはな。
そう思いながら俺は刀を抜いた。
次回はルーミアの戦闘から