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魔女の気まま暮らし~元勇者は不老で最強になってました~  作者: ゆっき
第2章 新たな住民と人族と魔族

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3対1

 周りに霧が立ち込める中、洞窟からひときわ大きな影がでてきて、あたしとアリアさんは慎重にそれを追いかけ始めた。

 少し距離を縮めた時、しっかりと昨日みた大鎧と同一の存在であると確認して追跡を続けていく。

 まだ取り巻きがそこそこいるため、奇襲するタイミングを図っている所だけど、そもそも周りの部下がいなくなる確証もどこにもない。

 だが、洞窟という拠点からしばらく離れた頃、部下と別れて大鎧と数人の鎧程度まで人が減った。


「そろそろ行きましょう」

「そうね。これ以上は減らないで合流されるかもしれないしね」


 あたしはそう返すと、アリアさんは忍び足のままで一気に距離を詰めて、残っていた取り巻き鎧の下半身の生身がでている部分に一気に剣を突き入れた。

 首じゃないから一撃で死ぬようなことはないけど、戦闘不能にはなった。

 さすがに悲鳴を上げて鎧も倒れて大鎧と取り巻きもこちらを振り向く。

 さて、あたしのほうは見つかっているかどうか。


「お前達は隠れている方をやれ」


 大鎧から重い低音の声でそんな指示が出される。

 どうやらバレているみたいだ。そして大鎧は近くにいるアリアさんに狙いを定めたらしい。


「アリアさん、1人で大丈夫?」

「わからないですが、どうにかやってみます」

「なるべく早くそっち向かうわよ」


 あたしも隠れるのをやめて、ダガーを取り出して戦闘に備える。

 さて、森のなかで比較的には開けていても木はそこら中に生えてる。

 炎魔法は自爆になりかねない。土魔法を使うにも木の根っことかが地面の中はすごそうだから、それはそれで危険な気もする。

 これはあたしの魔法における経験不足が原因で使えないというよりは使いたくない。

 そうなると、残されたのはダガーでの近接戦闘になるわけだ。

 流石に小さい鎧相手ならなんとかなると思うけど、適性がどうかちゃんと確認する時間がもう少し欲しかった。

 ただ、時間が欲しかったというのはこっちの都合だから我慢しよう。

 あたしは少しだけ逃げるようにして大鎧との距離をとる。何かあったときに、鎧がアリアさんを狙ったとしてもすぐには影響が出ないようにするためだ。

 霧で微妙に把握しきれていなかったけれど、足を止めてからあたしのところまで来た鎧は3人。

 武器は剣が2人に槍が1人か。

 槍は木が邪魔して振り回す使い方はできないはず。いや、そもそも槍って刺突もかなり強い武器だからかわらないけど、意外と振り回されると回避に意識を向けないと距離感を間違えやすい。あくまであたしの印象だけど。


「さて……近接戦闘の腕がなまってないといいけど」


 あたしのそのセリフと共に鎧は襲いかかってきた。

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