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魔女の気まま暮らし~元勇者は不老で最強になってました~  作者: ゆっき
第2章 新たな住民と人族と魔族

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現れた大物

 洞窟の入り口や、その周辺を見張っているうちに空の色が変わり始めた。

 オレンジ色に染まりきって、あとは暗くなるのを待つのみになった頃、アリアさんがあたしの肩を叩く。


「あれ、みてください」

「あれは……なんか雰囲気違うわね」


 あの時の鎧が度々出入りしてるのは見られたけれど、大体が同じ鎧を着ていた。

 つまり誰が誰であるかは仲間内で無い限りは身長ぐらいしか違いがわからない。

 だが、ここにきて体がかなり大きく、鎧の雰囲気も一段階上のように見えるものを纏ったやつが一人中へと入っていった。


「あれがボスですかね?」

「ボスの取り巻きで一番強い奴って可能性もあるわよ。ニ足歩行であそこまでしっかり鎧着込んでるから魔物じゃなくて魔族だとは思うからね」


 魔物は動物とかからの変異だったり、そもそも生物感がないような姿が多い。二足歩行だったとしても関節だとか歩き方とかで想像できるし、鎧を着込ませても特徴を隠し切るのはなかなか難しい。


「でもあの巨体の魔族となると……」

「まあオーガとかオークみたいな筋肉のついたやつがまずわかりやすいわよね」

「ただそうなると少し厄介ですね」

「そう?」


 あたしはむしろあいつらは攻撃が大振りだから一撃交わして、徐々に手足にダメージ与えていったり急所に攻撃入れれば倒せるから戦いやすい部類だと思ってた。


「一撃くらったら終わりですよ。いくら防具を着ていたとしても。アンジュさんなんて軽装備ですし」

「かわせばいいじゃない」

「あの洞窟の中が狭かったらどうするんですか」

「狭ければあっちもそんなに武器ぶん回せないから威力も落ちるわ」

「理論上はそうですが……どうします?」

「普通の鎧着てる奴らがどいつもこいつも似てるから、どのくらい中にいるかが想像しにくいのよね。出入り自体はそこそこあった気がするけど」

「そうなんですよね」


 今あたしとアリアさんが考えている案は2つだ。

 あのでかいのか、それの上にいる奴らが外に出てきたところで後をつけて倒した後に、洞窟に戻って残りを倒すか撤退させる。

 もう1つはこのまま洞窟の中に飛び込む。こっちの場合は今あそこにいるやつらを全員倒すことで外に出てる奴らが戻ってきたところで異変に気づいて撤退する。しなくても残党ぐらいなら、後で個別に出会った時に対処できると考える。


「多分、でてくるのを待ってれば明日に一度くらいはでてくると思うんですよね」

「まあ、予想ではあるけどあたしもそう思うわ。こっちは2人だしでてくるまで待つ?」

「そうしましょう。しかし、そうなると夜の見張りが少し厳しいですね。焚き火もできませんし」

「まあ、動物は多分あいつらの事警戒してどっかに行ってるから大丈夫よ。この時間に戻ってきたならわざわざ夜にでていくこともないでしょうし」

「ですかね。まあ、それじゃあもうしばらく待ち伏せということで」


 そしてそのまま見張りを交代しながら睡眠をとって日が昇り始めた。


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