5話
また長い間待ってもう一度ウォータースライダーに乗った後、少し遊んでからプールから上がることにした。
「いやぁー気持ち良かったねぇ!」「う、うん」
「まだハルキ君体力大丈夫?」「大丈夫だけど?」
「じゃあ、そこの遊園地で遊ばない?」
「い、いいよ」
プールから上がった後、俺たちは遊園地で遊ぶことになり、初めにお化け屋敷に行くことにした。
「ヒャッ!」なんて声を出しながら俺の腕に手を巻いてくる姿ははっきり言ってとても可愛い。
「怖くないと思って入ったら意外と怖いよ〜」
「う、うん」お化けの格好をした人が襲いかかってくる度に彼女は同じような声を出していた。
もちろん、可愛いかったのは言うまでもない。
その後色々なアトラクションに乗り遊園地を満喫したところで帰ることにした。
「今日、楽しかった?」「うん。楽しかった」
「なら良かった!てか、今日めっちゃ暑かったね〜まだ6月なのに」「最近熱いよね」
「あ、沙也加だ」「真田さんの友達?」
「うん!そうだよ!」
「あ、アリス〜!」「沙也加〜!沙也加もきてたんだ」「うん、友達とね
後ろをみると、2人の友達らしき人がいた。
「てか、大丈夫?脅されてない?何かあったら話聞くよ」「なんのこと?」「アリスの右にいる人だよ」「え、そんなことないよ〜」「アリス、正直に答えて。私たち友達でしょ?」
すごい、自分が友達だと相手が思っているような言い方だ。こんな言葉自分の口から今まで出たことないし今後死ぬまで出ないだろう。
「ホントだよ!脅されたりしてない!分かった?しかも私からハルキ君に告白したんだし」
「え?本当?なんでこんな陰キャみたいな人に告白したの?もっとイケメンな人いっぱいいるのに」
「いいじゃん!私が付き合ってるんだし」
「まぁ、今日はアリスのこと信じるよ。ただ、なんかあったら絶対に言ってね?約束だよ」
「わかった!」
まぁ、俺みたいな陰キャがこんな可愛くて有名な人と付き合っていたら間違えるのも仕方ないだろう。「さっきは沙也加がごめんね!」「全然いいよ。俺みたいな人が真田さんと付き合っていたら疑っちゃうのも仕方ないよ」「ほんとに?傷ついてない?」
「傷ついてないよ」「なら良かったけど…」
その後電車で家に帰ることにした。ふと家に着いてからスマホの画面をみると、日曜日と書いてあった。「クソがぁーーーー!」
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