3話
その後、アイスを食べ終わった2人は、そのまま家に帰るため歩いていた。
「最近、暑くなってきたから2人でプール行かない?ほら、あの遊園地のとこ」「え、あ、あ、」「じゃあ決まりね!曜日はまたLINEで決めよ!」「…」
プールだと?しかもあの真田さんと?水着姿も絶対可愛いんだろうな。「プールに行く前に自分の体確認しとくか」少し、改善しとかないといけないなと思った。
プールデート当日、緊張しすぎて眠れなかった。
待ち合わせ場所に着き、時間を確認すると、まだ待ち合わせ時間まであと15分ぐらいあった。スマホゲームをしながら待っていると、その5分後ぐらいに彼女がきた。
「ごめ〜ん。待った?」「ぜ、全然待ってないよ」
「なら良かった!ちょっと早いけど、行こっか?」今日の真田さんの服装は、前のデートの時と違って服装も夏らしくなっていた。影キャの俺には服の種類とはよくわからないが、とても似合っていて、可愛かった。
「そ、その服可愛いね」「え、ありがとう!」
「この服、今日のために選んでもらったんだ〜」
「そうなんだ」「あ、あと水着楽しみにしといてね!」
切符を駅で買い、電車に1時間ぐらい乗り、そこから歩いて30分ぐらいすると、目的のプールについた。家族連れが多く、とにかく人が多かった。
プールに入るまでにまた少し並び、料金を支払って着替えることにした。
その後、着替え終わり水着姿で待っていると、
「ハルキ君〜ごめんね、待たせちゃって」
「い、いや…」
水着姿になったことで、今まで服の上からうっすらと見えていた体のラインがはっきりと見える。元からスタイルが良かったが、さらにスタイルがよく見えた。「じゃ、早速遊ぼ?私、あのウォータースライダー乗りたい!」「じ、じゃあまず乗るか」
「いゃったー!早く早く!並ぶ人多くなっちゃうよ〜」やはりウォータースライダーの人気はすごいようで、すでに多くの人が並んでいた。
「すごいまつねぇ〜でもハルキ君と多く喋れるって考えたらいっか!」「…」
その後、俺らで2人乗りの浮き輪に乗ることになった。
「キャー!すごいはやいよ!」「ほんとだね」
「カーブの角度急!」
バチャーンと水の音を鳴らしながら浮き輪は下のプールに着いた。「いゃー楽しかったね!」
「そうだね」「次は、浮き輪借りてあっちの流れるプール行こうよ!」「浮き輪は俺が持ってきてるよ」「まじで!?ありがとう!」「全然、気にしないでいいよ。プール行くなら持ってきた方がいいかなと思ったから持ってきただけで」
「早速あそこで膨らませようよ!」「いいね」
「あれは、アリスちゃんと…あの陰キャ?なんであの2人が一緒にプールにあるんだろ?」
「どしたの〜沙也加?」「い、いやなんでもないよ」「ならいいか」あの2人の関係は?カップル?いや、そんなことないか。あの陰キャがあんなのと付き合えるわけないしね。じゃあそこでたまたま出会っただけ?でも、あいつ友達いなかった気が…一人でからようなとこじゃないしなぁ…
脅されて付き合ってるかもしれない。
そうだ!絶対それだ!そんなことするなんて、許さない!「沙也加〜早く!」「あ、待って〜!」
また新キャラが2人登場します。後書きまだ読んでくれてありがとうございます。面白いと思った人は、ブックマークなどお願いします。