1話
「折角付き合ったんだし、デートしようよ。今週末暇?」「べ、別に暇だけど…」「よし、じゃあ決まりね!どっか行きたいとかある?」「ないけど…」「じゃあ、映画でも行かない?最初だし見たい作品あるし」「分かりました」「じゃあ決まりね!私部活だからまた家帰ってから話そ!」「じ、じゃあ」
これは本当に現実なのだろうか。てか、なんかモテるようなことしたかな?真田さんモテてるらしいし…狙ってる人も多そうだからクラスの男子たちにばれたら殺されるんじゃ…高校ってスゲーな。
夜8時、ゲームしてると、突然真田さんから電話がかかってきた。もしかして別れ話?「とりあいず出てみるかぁ。」『やっと出た!!』「ど、どうしたの?」『折角付き合ってんだし、電話でも話そうよ。』「いいけど…」『いやったー!』『そういえば、さっきまで何してたの?』「げ、ゲームしてました。」『なんのゲームしてたの?』「今話題のfpsゲームを…」『あ!それ私もやってる!なら一緒にやろうよ!フレンドコード送るね!』「okしました。」『じゃあ今から一緒にやろー!』『てかハルキくん強そうだからいっぱい助けてもらおうかなー』早速彼女とゲームをすることになったんだが。てか誰かと一緒にゲームをするのなんて初めてだなぁ。なんて思っていると試合が始まっていた。『やっぱハルキ君強いね〜』「それほどでも…」その後2時間ずっと彼女と喋りながらゲームをしていた。『じゃあ、楽しかった!また明日〜!』
ここで電話は切れた。「あ〜楽しかったなぁ」
なんて思っていると、LINEが来た。『明日空いてる?デートしようよ。』
え…!?
『別にあいてるけど』『じゃあ明日朝11時に近くの映画館集合ね!』『わかったよ。』
『あ〜楽しみだなぁ!!!!!』『俺も楽しみ』
明日楽しみだなぁ〜
次の日。
「あ、ハルキく〜ん!おはよう!待った?」
「い、いや全然待ってないよ」「ならよかった!じゃっ行こ?」「え、どこに?」「映画館。前言ったでしょ?」「なんの映画見るの?」「私の意見でいい?」「全然いいよ。」「じゃ、中入ろ?」
中に入り、チケットの購入を済ませ、シアターに到着した。「ねぇ、本当にこの映画でいいの?ハルキ君楽しめないかもだけど…」「全然いいよ。真田さんといるだけで楽しいから。」「もう優しすぎる!」「あ、もう映画始まるよ!」
ダメだ。全然映画に集中できん。すぐ横をみると、彼女が真剣に映画を見ている。やっぱ真田さん可愛いなぁ。みんなに告白されるだけあるなぁ。
映画は、最近話題のアイドルが主演を務める恋愛映画だった。映画のシアターが結構埋まっていたから人気なのだろう。全然俺が見ても面白いと思う内容だった。
「映画どうだった?もし面白くなかったらごめんね。」「ぜ、全然、俺が見ても面白いと思う内容だったよ。」「ならよかったぁ〜!てか主演の女優さん可愛いかった〜」
「私のあの女優さん、どっちが可愛い?」「も、もちろん真田さんの方が可愛いよ。」
「ほんとに〜?」「ほんとだよ」
その後、2人でご飯を食べることになり、近くのショッピングモールに出店しているファミレスでご飯を食べ、少しショッピングをして帰った。
「今日はありがとう〜!また学校でね!」
「じ、じゃあまた明日」
初デート、終わっちまったな。なんて思いながら家に帰り、ご飯を食べて明日の学校の準備をして寝た。
こんな作品でも見ていただきありがとうございます。アドバイスなど合ったらください。お願いします。