プロローグ
「付き合ってください。」「…え?」
俺の名前は佐伯遥希。15歳の高校生だ。好きなことはゲーム、アニメ、漫画、ラノベのオタクだ。成績も中の中ぐらいで、唯一の得意なことといえば、ゲームだけだ。
もちろん今まで告白なんてされたことがない。相手は真田アリス。俺と同じ学年で同じクラスの人だ。
真田さんは、俺とは全く違う種類の人間だ。いつもグループやクラスの中心になっていてクラスどころか学校中で知られている。理由は、可愛いすぎるからだ。入学からまだ2ヶ月弱しかたってないのに、もう10人以上の人に告白され、全部断ったとクラスの他の人が言っていた気がする。
「な、なんで俺なんかに?」「なんでって言われても…私があなたに惚れたからです!」「ほ、本当に言ってるの?嘘告とかじゃないよね…」「嘘なわけないよ!私が遥希君を思う気持ちは本当なんだからね。」なら、信用してみるか。「わかった。付き合おう。」「!!!!!!やったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!叫びたい気分です叫んでいいですか?」「迷惑だからやめなさい」「はーい…」「てことで、これからよろしくお願いします!」「こ、こちらこそよろしくお願いします。」これから、新しい日常が始まった。