神の調味料の実力
第二話です。
最近アニメばかり見てて書く暇がありませんが何とか書いてみた。
おもしろければいいねとブックマークと高評価の方をよろしくお願いいたします!
俺はブラックボアを相手に魔法スキルを使うことにした。
片手を前に出して頭の中で魔法の杖らしき物を出現させてその魔法の杖の先端から風のエレメントを宿し攻撃を放った。
風の魔法は竜巻を起こした。
竜巻はブラックボアの体を包み込みブラックボアを天井に叩きつけた。
俺はブラックボアの生命が消えたのを見てゆっくりと近づいた。
「何だ?今のは?」
フォビドゥンはそう言って俺をじっと見た。
「ふむ、少し手加減し過ぎたな」
俺はそう言って片手にデュランドルを片手に持ちブラックボアの解体をアストレイがナイフを使ってやり始めた。
「なぁ、このブラックボアってそんなにすごいモンスターなのか?」
俺はインパルスに聞いた。
「勇者様は知りませんでしたな、ブラックボアはAランクの魔物で戦うにはかなりの準備が必要な魔物ですからな」
そう言ってインパルスはブラックボアの牙と毛皮をじっと見た。
「これまさか売れるのか?」
俺はそう姫様に聞いた。
「はい、ブラックボアの牙は金貨15枚の価値がありますから。毛皮は金貨30枚の価値になります」
そう姫様は俺にブラックボアの価値を説明した。
「おい、この肉どうするんだ?」
フォビドゥンはそう俺に聞いた。
「捨てるのも勿体ないが持って行けるだけにするか」
そうインパルスは肉の塊を見て言った。
「なら、俺のスキルを使うとするか?」
俺はそう両手を組みながら聞いた。
「まさか、勇者様!アイテムボックスが使えるんですか?」
姫様はそう俺に聞いた。
「ああ、俺の魔法スキルはどうやら万能型みたいだからな」
俺はそう言って金色の空間を作りブラックボアの肉をアイテムボックスに入れた。
「それより、俺の神の調味料のスキルを使ってみるか」
自分の中にある不思議なスキルを使うために俺は魔法でまな板と包丁を作り出した。
「造形魔法まで使えるんですか?」
そうクシャトリヤは俺のスキルを見て聞いた。
「戯け!万能型って言っただろうが!」
俺はそう言ってスキルを使い始めた。
「おっと、フライパンを忘れてた!」
頭の中で造形魔法で普通のフライパンを作り出した。
俺はフライパンを片手に持ちながら神の調味料を発動した。
すると俺の目の前にモニターの様な物が出現した。
そこには調味料が大量に映し出された。
「ふむ、とりあえず」
俺は調味料をじっと探していた。
「あっ、献立いろいろみそ!」
俺はそう言ってそれを選んだ。
「ピリ辛だが問題ないよな」
モニターの中でまだ他に使えそうな物がないか調べていた。
するとコンソメの素が画面にあった。
「あれにするか」
俺は鍋を魔法で作り出し中に水の魔法スキルで注ぎ込んだ。
「とりあえず野菜は壁に生えてる人参やじゃがいもみたいな野菜を適当に使うか」
そう言って俺は人参やじゃがいもに似た野菜を魔法で作り出した包丁で皮を削いでぶつ切りにして鍋に入れた。
味付けは神の調味料にあった塩と胡椒とコンソメを鍋に入れた。
「おっと、肉も忘れてたな」
俺は小間切りにした肉を鍋に入れた。
「ついでにメインディッシュの肉料理も作るか」
俺はフライパンに肉を焼き始めた。
「献立いろいろみそのピリ辛を掛けて」
肉を焼きながら塩で味を調整した。
「あっ、パンもいるかな?」
俺はそう言って魔法で食パンを召喚してそれをクシャトリヤが持って来ていた皿に載せた。
「味は保証しないぞ」
俺はそう言ってポトフスープモドキを木のスープ皿に入れていた。
「いただきます」
姫様はそう言ってピリ辛みそのボアステーキを食べ始めた。
「姫様!ダメですよ!魔物料理は我等が食べますから!」
そうインパルスは姫様に言った。
「うっ、」
姫様は下を向いた。
「だから味の保証しないと言ったろうが!」
俺はそう姫様に言った。
「美味しい!」
そう姫様はボアステーキを食べていた。
「確かに美味い!」
フォビドゥンはそう言ってピリ辛ボアステーキを食べていた。
「勇者様は料理のスキルもあるんすね」
アストレイはそう言ってボアステーキをパンに挟んで食べていた。
「ああ、みたいだな」
俺はそう言ってスープを飲んでいた。
「ブラックボアのお肉はお店ではなかなか出回らない高級食材なんですよ」
そうクシャトリヤは俺に言った。
「そうなのか?」
俺はそう言ってボアステーキを食べてみた。
肉は柔らかくそれでいて脂身が少なくさっぱりとしているピリ辛みそと塩だけでも充分に美味い。
「ところで次の階層は戦うことはないんだが勇者様に言っておきたい事がある」
フォビドゥンは俺に話し掛けた。
「何だ?」
俺はそうフォビドゥンを見た。
「次の階層はアイテムショップと呼ばれる階層何だがそこにはあらゆる物が売られているがそれを見ても決して取り乱さないでくれ」
そうフォビドゥンは真面目な顔で俺に話した。
それがどういう意味か俺にはわからなかった。
次回は少しヤバい