データセクション:NPC
NPC
参考にNPCを貼っておきます。フリー素材です。
あ行
「入間誠」【猟友会】
ハンマー使いのチンピラ退魔師。猟友会所属の「狩人」
どさ回りをしていたのでとても顔が広い。
二つ名は「鉄槌」のイルマ。
それなりに義理人情と粋を重んずるがとてもガラが悪い。
元密教退魔僧。
外見
黒コートに黒いソフト帽、マスク姿。痩せて背が高い。
能力
炎使いで、主に金槌にエンチャントして闘う。
彼の炎は彼の怒りが強いほど熱くなり、3千度は軽く超える。
古式魔法として不動明王と契約し、火生三昧という地獄にある炎を借り受ける。
また、彼自身は炎と同化でき、焼かれない。
出自
親がろくでもない黒魔術だった。耐えきれず出奔した先で師匠から格闘術と退魔術を学ぶ。
彼が師匠から継いだのは「玄翁和尚の金槌」と「理不尽に怒る心」だった。
信念・口上
「男なら格好つけて生きろ。弱い者いじめみたいなシャバい真似はすんな」
「真理だの神だの、基本ろくなもんじゃねえ。。だって神様が良い奴だったらこの世はこんなんなってるか?なってないだろ?」
「暴力とか魔道だのに手を出さず、まっとうに生きてる奴が一番えらいんだよ。間違っても俺みたいに暴力を自分は強くてすごいと自慢する飾りにすんな」
「理不尽に合ってはいそうですかと許すな。怒れ。ふざけんなと声を上げろ。それが人間の尊厳じゃねえのか」
「頭大丈夫かあんた、常識ねえのかよこれだから犯罪者は……」
「飯くらいゆっくり食わせろよクズ共がよ!死ねよ。何がテロリストだ!」
「五百山羅吼」【百鬼】
のじゃ口調のロリババア鬼。百鬼の実質的リーダー。
その性格は苛烈であるが、実は常識をわきまえている。
わきまえているが、それ故に冷酷非情な軍人、扇動家であることを自らに科している。
つまりは苦労人。
外見
基本的に着物姿の子鬼ロリババア。長い黒髪に二本角。
口上
「いいか皆よく聞け、えらいことになった」
「……これじゃよ!このアイデアいただきじゃ!」
「駒野盤外/五百山計都」【八百万】
善良な妖怪の組織、八百万のリーダー。ハルマンの弟子の一人。
紳士風の口調の男装の麗人。白髪の鬼。羅吼の妹。
生来パンクな気質であるため百鬼の「化物は人の敵であるべし」という掟に反逆。
都会に出て「人と共にある妖怪のための組織」である八百万を立ち上げる。
基本的にスーツ姿。
口上
「親殺し子殺しは妖怪のサガ、か……反吐が出るよ」
「嫌いなんだよ、妖怪らしい価値観ってのがさ」
か行
「カール・S・ハートマン」【騎士団】
神秘の公開前、「騎士団」の前身となる組織の首領「管理者」であった。
かつて、全世界的な神秘の秘匿を成し遂げた黒幕の一人。
個人的には高潔で誠実、おだやかな人物だった。
外見
白衣の背の高い老人。深い知性を感じさせる青い目と白いサンタのような髭とメガネ。
口上
「……これが君の望みか。人類を安寧の無知から引きずり出し、過酷な超常に放り込むことが素晴らしいとは思えない」
「君の楽観的な予測を試す余裕はないんだ」
「我々の組織の腐敗は知っているし憂慮しているよ。しかし、現実は待ってくれない。使えるものは何でも、何であっても使わなければならないんだ」
「神子守」【組合】
本名は不明、推定年齢数百才、おそらく人間。
旧来の退魔師の元締め的位置の人。現在は組合の最高幹部「東の長」をしている。
外見
小柄で非常に品の良い着物姿の老婆。
性格
旧家の退魔師は皆一度は彼女と顔を合わせる儀式をしている。
そして彼女はその全てを覚えており、退魔師全員を孫のように愛している。
そのため、よほどの外道行為をしない限りは多少だめでも「あらまあ仕方の無い子ね」と許してしまう面もある。
しかし、「家」というものに厳格であり跡継ぎや家長でないと彼女に意見は出来ない。
強者ゆえの余裕や苛烈さはしっかりとあり、多くの退魔師の畏怖を集めている。
彼女の現在の目的は「日本本来の術を継承していくこと」である。
能力
屈強な退魔師の若者にわずか数秒で殴り勝てるフィジカル、東洋系の術を全て深く修めている達人。
口上
「本当に良き男子になられましたこと。……少しこの老体の遊び相手になってもらいましょうか?」
「良き腕です。若さも考慮すれば貴方ほどの使い手は、我ら退魔の家でも珍しきこと。驕らずにお励みなさいますよう――」
「広い意味ではあの子達もまた、我らが手勢。可愛い我が子のようなものでありますから。あの子達を千尋の谷へ突き落とすなどとても、とても……」
「口を慎みなさい、影。あの子は一家の当主。我が同胞。それに対して家士でしかないお前が言うことではありません」
「中々に面白き時代になったこと。それでも我らは続いて行くのでしょうね」
「鬼院楼蘭」【百鬼】
異種族の自治区「百鬼」の創設者。妖怪側の黒幕。のらりくらりとした狸のような言動。
その行動方針は長期的な視野で妖怪という種族を存続させること。
そして退屈しのぎという面もある。羅吼と計都の母親であるスリヤとは親友の関係。
かつて秘匿を「騎士団」の首領カール・S・ハートマンと共に成し遂げた。
世界内戦の仕掛け人でもある。
外見
妙齢のドレスの女性。
能力
艦載機関砲並の魔力弾と空間操作。異能もち。
異能「天道・陰界桃源郷」
領域:300km
「領域内の任意の物を任意の能力を持つ妖怪にする」
任意の物体を妖怪という生命にする能力。
妖怪にさせる過程でその生態を決めることができる。
応用で任意の作物を作る、ということもできる。
口上
「妖怪は人を食う。人は妖怪を退治する。それが当たり前の形であり自然な事。それを曲げる事は誰にも許されないわ」
「なかなか人間の大砲も進んだようですわね……でも、そんな武骨な鎧で空を舞えるかしら」
「さあ、早く種を見破らないとあっけなく死にますわよ。それはつまらないでしょう?あがいて見せなさいな」
「グエン・ココペリ」【神祇局】
神出鬼没に出てくる怪しい外人。
うさんくさい片言でしゃべるが、それは演技で普通に日本語ペラペラ。
ベトナム人を自称している。
実際はハルマンからの監視役であり、現在は遺言の執行者でもある。
性格
彼本人は義侠的な武人だが、うさんくさくて軽い外人を演じるのが楽しくなっている。
外見
アロハシャツにGパン姿。
褐色肌のマリオみたいなヒゲマッチョ。
能力
空間魔法を操り持ち物を収納できる「インベントリ」とテレポートを使う。
カンフーも使い、実は相当に強い。
また、変装術も使えてそれで複数の組織をスパイしている。
口上
「オウ、イエスイエス。ベリーチープね。なにもむずかしくないヨー」
「イェア、バイオレンス。ウェルカムね……紳士的に、拳で語り合おうか」
さ行
た行
な行
は行
「パトリック・R・ハルマン」【神祇局・猟友会・八百万】
「最初の魔術師」
日本かぶれの魔術師。明治時代の生まれ。
日本かぶれが過ぎて戦時中は日本軍のスパイとして活躍。
なぜかGHQにももぐりこみ、戦後は日本のオカルト界で暗躍。
神祇局、八百万、猟友会の立ち上げに深く関わっている。
「世界内戦」で行方不明になった。
・性格
慇懃無礼で飄々とした性格、敬語口調
(「~ですな」「~ですねえ」「~でしょう」)
潔癖な激情家にして陰謀家。迷惑だが一理ある老人。
死に場所を探すロマンチスト。
・外見
青いスーツに眼帯、オールバックの銀髪。鉤鼻に堀の深い顔。
腰に刀をぶら下げていることもある。
銀色の杖を持っている。
・能力
念動力により金属球を音速で操り、果ては原子レベルで半径数キロを組み替える。
また、彼は脳を含めて全てを機械化したサイボーグでもある。
・異能「天道救世曼荼羅」
現代において初めて観測された「異能」
「範囲内の全てを把握し、原子レベルで組み替える力」
領域は首都圏全域。
彼にとってはどんな病でも呪いさえもたやすく「直す」ことができる。
そして範囲内のすべてを見渡し、許せないものがあれば、たやすく破壊することもできる。
これの元となった渇望は
「すべてを魔法のように都合よく救いたい」
いくつもの悲劇を見た彼が願ったのは「救済」であった。
そして歪んだ彼の心はこんな形でしかそれを実現できなかった。
・信念
「隠し事はなし、悪党を見逃さない、堅気に手を出さない、子供を戦場にださない、人体実験も記憶消去も言語道断」
彼がこんなにも日本で暗躍したのはただ「日本ですばらしい友人達に恵まれたから」「彼らの子孫の暮らす地を守りたい」という日本びいき。
ただし彼の「悪党は必ず裁きを受けなければいけない」という考えも混ざったため手段が過激になってしまった。
・魔術観
基本的に「人として一人前でない者がなぜ人道を超える魔道を歩めると思ったのですか?」というスタンス。
彼にとって「人としての幸福を捨てて魔道に生きる」というのは根本的に納得できていない。
彼にとって魔術とは本人の強い意志や覚悟あってこそのものという考え。
・神仏観
「神は高みから人間の進化を見下ろしていれば良い、自分勝手に要らなくなったから滅ぼすなどという神などいらない」
「神とは願いを聞いてくれるモノではなく、拝み奉ってどうか何もしてくれるなと封じるべき存在」
口上
「さて、始めますかねえ」
「そうですな。いかにもその通りです」
「狂っていなければ、救済などできぬでしょう?」
「子供を戦いにかり出すのは嫌いなんですよ。国家的にそういうことをやっている時代を経験しましたから」
ま行
や行
「ヨハン・ティルマン」【組合】
「組合」の「西の長」西洋オカルト系派閥の長。
学者らしく他者の技をABC+-評価で表現する。
外見
博士を示す深紅色を基調としたアカデミックドレススタイル。髪は博士帽に隠れているがボウルカットのようで、白くなりつつある顎髭が見えている。
性格
ヨハン・ティルマンは極めて大雑把な人間だ。
彼の人生方針は己を幸福に、そして余った分を他者に……という善良な人物のそれだ。
己は才に恵まれたのだから、後は他者に教えを授けるという学者肌ならぬ教師肌もそこから来ている。
問題なのはヨハン・ティルマンが単体で勢力情勢を担う巨人であり、歩くだけで他を潰してしまうということなのだが……
口上
「来たまえよ。なぜ私がミコモリと並んでいるのか、知りたければ」
「いやいや、その考えでは落第だよ。自己評価が低いのは東洋人の悪い癖だ」
「A判定だ。私の講義に来ないかね?」
「諦めも時には必要だ。若人よ。時間は有限なのだから、効率よく使わねばな」
(神子守について)
「必要ならどこまでも嘘をつき、あらゆるものを犠牲にするだろう。実際に覆いを取り外して弁明不可能な状況になるまで、はぐらかすに決まっている」