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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

シャブ中が転校したら5秒で合体

作者: DO・助兵衛


 僕の名前は薬中の竜二(りゅうじ)! 今日からこの極道都市に転校してきた十七歳だ。

 可愛い女の子とかいるかな、楽しみだな~


「いっけね! 初日から遅刻だなんて……」

 焦る僕はがむしゃらに走る。途中、曲がり角で誰かとぶつかった。

 グサッ!

 痛みと共に腹から血が滲む。

 目の前にはM字開脚したJKが倒れていた。


「いってぇ! なに、ひとのどてっぱらにドス刺してんだよ!」

「あんたこそ、私のスカートの中をぞいてんじゃないわよ!」

「はぁ? タトゥーの入った『アワビ』なんて興味ねーよ!」

 JKの股間は紫の大きなアゲハ蝶を飼っている。

「言ったわね、もう一回ドスを刺してあげましょうか?」

 どこからか、チャイムの音が鳴り響く。


「やべっ、遅刻しそうだ! お前の顔、覚えたからな!」

「フン! こっちこそ、こんどはあんたの十二指腸を引っ張りだしてあげるわよ!」

 急いでいる僕は近くに捨ててあった新聞紙を腹に巻いて止血し、先を急いだ。

 タトゥーアワビ女は気にはなるけど、初日から遅刻はあんまりだ。



「え~今日は転校生を紹介します」

 傷だらけのスキンヘッド。プリティフェイスの女教師、鉄砲玉の強盗先生が僕を招く。

「どうも、はじめまして。今日から皆さんと同じクラスメイトになる薬中の竜二です!」

「あ~、あんたは!」


 そう言って立ち上がったのは、先ほどのノーパンシャブシャブだ。

 転校した初日からちょっとしたアクシデントはあったけど、この高校はなにかと退屈に困ることはなさそうだ。

 ノーパン女はドスを刺したから、絶対いつかシャブ中にしてやりたいけど、どこか憎めない。

 黙ってれば顔は可愛いのに……アイツ。

 アイツのことを思い出すだけで、腹の傷が出血しそうだ。

 この大量出血って……初恋ってやつ?

   了

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