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初ダンジョンの構築~其の3

意外と話が進めない。

あれから、1年経った。


いよいよ。魔王城出現のイベントを始める日が!

「いよいよ、今日なのじゃ。」

「いよいよ、きょうですね。」

「いよいよ、今日なのです。」

「いよいよ、今日だよ。」

「そうだな。俺達にとっては大した年数では無いけど、やはり7年は長いな。」


俺達は執務室に移動して、俺は椅子に座り準備を整えた。


「さて、始めますか。」

「結局はどの様な、魔王城にするのじゃ?」

「私も知りたい。」

「アタイも知りたい。」

「ボクも知りたいよ。」

「そうなんだよなぁ。1年も有るから余裕でいけると思っていたら、アリア達が沢山の意見を言ってくれたから、中々(なかなか)に纏まらずに来たからな。お蔭で良い形で出来たと思うぞ。」


DPを消費してダンジョンの地上部に魔王城を構築し出現。

《了解しました。………………………………………………完了しました。》

DPを消費して魔王城の最上階の魔王の間の玉座に魔王を出現。

《了解しました。………………完了しました。》

システムに魔王城出現の合図を送信。

《了解しました。……完了しました。》


システムに合図を送信したから、そろそろ来るかな。


「皆。そろそろ来るぞ。」


俺がアリア達に声を掛けた瞬間、地震が発生した。しかも、システムに因るモノだから此処だけでは無く、世界中に地震が発生している。

これで、世界中の人々は魔王城出現を予感や予測するだろう。更に、モンスターの強化もほぼ完了している。世界中はモンスターの対処に苦労している筈だ。そんな時の地震に世界中の人々は魔王の出現を信じるだろう。


「思ってたよりは地震の規模は小さかったな。」

「……我が君。我が君はあの地震が小さかったと思ったのじゃ?」

「旦那様。流石に肝が座っている。」

「ご主人様。結構揺れましたね。」

「………………我が主様。ボク、凄く怖かったよ。」

「俺はそんなんじゃあ無かったんだがな。」


俺は平気だったが、アリアは腰を抜かし、ユリアは腰を抜かしてはいないが震えているし、ダリアは腰を抜かして這いずって俺に近付き俺にしがみついている。唯一、メリアだけは、(むし)ろ喜んでいた。


「さて、外観はどうかな?」

「それは何じゃ?」

「私、気になる。」

「それは何?」

「ボクも気になります。」

「これはな。偵察等に使うモンスターだ。これを使えば、ダンジョン外部の風景や誰かを見る事が出来る。」


外見は目玉に足と尻尾を付けた様な感じだな。アリア達に見せたら、物珍しそうに観察していた。


魔王城の外観は、前世で俺が最も美しいと感じたド○ツのあの城を参考にさせて貰った。

参考って言っても、丸写しではないからな!

(あらかじ)め、この世界の王城とかを内偵に行っているモンスターから聞き出して、その集めた情報と合わせた合作みたいにしている。これなら、創造神が「地球の神から苦情が来ました!」と言って、俺に文句を言って来ないだろう。


後は、外見の基本の色は「黒」だ。魔王城の外見の色が黄色だったり紫色だったり、ましてや黄色と紫色の水玉模様は異様だろ!

やはり、この世界の最初は手堅く「黒」にした。


話がそれたが、魔王城の外観はどうかな?



………………!うん。凄く周りの魔の大森林と合っている!!



アリア達の反応だが、


「我が君。コレが魔王城なのかじゃ?」

「旦那様。私、感動したよ。」

「ご主人様。コレが魔王城かぁ。」

「我が主様。ボク、こんな凄い物を造り上げるなんて尊敬します。」


魔王城の外観に合計点が出た所で、内観のチェックを始めた。


「コレが魔王城の内観なのじゃな。」

「中は何も無いです。」

「何も無くて走り易そうですね。」

「ボク、何か作って飾りましょうか?」

「ああ、内観を先ずは何も無い状態で見たかったから飾り等は無いんだ。これから、色々と飾り等を付けるんだ。」


俺はDPを使い、ダンジョン・コアのデータベースの中に有る標準装備から色々な飾り等を付けていった。


飾り付けは思った以上に白熱した。アリア達も、飾り付けに参戦してアレが良い、コレはダメ等、アリア達とキャッキャッウフフな空気になり、楽しい時間を過ごした。

お蔭で、すっかり内観も魔王城っぽくなった。


次は、種族限定の仕掛けだな。

これは、先ずは魔王城の玄関は閉まっていて、特定種族の全てが同時に押さないと開かない様にしている。

因みに特定種族は、あの頃から決まりきらずに、結局は最初に上げた種族にした。その種族は、「人族」、「獣人族」、「エルフ族」、「ドワーフ族」、「魔人族」だ。


後は、種族個別の仕掛け。

これは、例えば「魔人族」の場合はこの世界で最も魔法と魔力に秀でた種族で、その魔法と魔力が無いと魔王の玉座の間に入る為の「鍵」が手に入らない様にしている。

他の種族も似た様にそれぞれの種族特性が無いと「鍵」が手に入らない様にしている。


更に、「5個の『鍵』が手に入れば貴様ら等は不要だ!」と為らない様に魔王の玉座の間も魔王城の玄関を開けた時みたいに特定種族と5個の『鍵』が全て揃わないと開かない様にしている。


オマケに一緒に入って来たその他大勢は、予め調査をして良い奴は動けなくなる傷を、ソレ以外は順次に処理する。

これも、「これで全て揃えた。もう貴様らの様な底俗で下賎な(やから)と一緒に居るのは我慢ならん。貴様らを片付けて、誇り高き我等の力で成し遂げるのだ!」と、為らない様にする。


ついでに、アリア達にモンスターの強さを説明する時に伝わり易くする為に、前世のゲームのレベル制で表現している。


だから、最初の魔王はLV40にしようと思っていたが、アリア達との話し合いでダンジョン地上部のモンスターが2倍の状態でLV20だから、魔王はLV30にしようとなった。魔王や魔王城に居るモンスターや外回りするモンスターも、ダンジョンモンスターなので、強さを変更出来る。だから、LVは同じでも感じる強さは人それぞれになる筈だ。


何故、魔王のLVを下げたかと言うとだな。調べてびっくり!

確かに人族最強がLV20ぐらいだが、他の人族の騎士の平均LVが「6」だった!


俺達は正直、魔王をさっさと片付けて貰って、遊びに行きたかったのだが、あまりにもLVが低い為に魔王のLVも下げる事にした。



あれから更に、1年の月日が経った。

長かった!

内偵で得た情報から、屑共を潰しながら各種族の代表が居る所に行って物理的な被害を出しながら脅したりして、全種族の連合に至る様にしたり、たまに魔王城に関するヒントを小出ししたりした。

各種族の魔王討伐の代表で屑が居た場合はまだ弱いうちに潰したりして、マトモな奴が魔王討伐の代表になる様に仕向けた。


後は、各種族に頑張って貰う為に性格がマトモで幼い「お姫様」的な立場の方を、魔王城の貴賓室に軟禁させて頂きました。

勿論、魔王討伐後に、この「お姫様」達が故郷に帰った時に拒絶された場合は責任を以て引き取る準備が有る。


そうそう。この準備で以前1つ下にずらした階層の変更をしないと。


DPを消費して50階層の内容は草原と湖畔と森林と小山と都市等の領主館に変更して設置。

《了解しました。………………完了しました。》


俺がこの1年間を思い出している内に、「勇者様御一行」が魔王城に到着したようだな。


これから、俺達のマッチポンプに因る、「勇者達の魔王討伐」が始まる。




暖かい応援と星の加点をお願い致します。

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