本職はダンジョン・マスター
表舞台から俺が病死してから、100年の月日が経っていた。
勿論、アルトから続く歴代の国王達に顔を繋げてある。
イベリスも、名を「リス」に改名して、ミアやシアと仲良くしている。
この100年の間に、リスは、自身の戦闘能力を上げながら、リス専用のダンジョンを与えた。
場所は、上位の冒険者パーティーが入る奥地にダンジョンの入口を出している。
リスはリスなりに、ダンジョンに対しての拘りが有るみたいで、色々試行錯誤をしている。
これに嫉妬したのが、ミアだ。
自分専用のダンジョンが欲しいと駄々をこねた。
嫁の我が儘に負けた俺はミアにも、ダンジョンを与えた。
場所は、リスのダンジョンの反対側だ。
ミアとリスのダンジョンが有るこの場所は、かなりの広大な森林だ。
上位の冒険者パーティーでも難しいこの場所なら、早々に見付かる事は無いだろう。
まあ、見つかったとしても、ズルだが、俺が参入すれば問題無い。
さて、リスとミアのダンジョンがどんな風になるのか楽しみだ。
因みに、シアは、例の美容と女性の為のダンジョンが気にいっており、ミアが専用ダンジョンを手に入れた事で、このダンジョンはシア専用ダンジョンになった。
俺はといえば、兼ねてより計画していた、「エルフに精霊魔法を教える。」を実行に移した。
エルフの里に向かったのは、俺とセチアだ。
エルフの里が有る大森林に到着した俺達は、先ずは、万が一に備え、いざって時の転移目的のダンジョンを造った。
一応、このダンジョンは、エルフの「衣・食・住」の補助になり、エルフの戦闘能力向上が出来る様にした。
俺達は、エルフの里が有る大森林に迷って入ったという形で、里には受け入れた貰った。
里に入った俺達は、聡い者や天然の者に近付いて信頼を勝ち取り、セチアに創造神の神子の真似をして貰い、俺達が信頼を勝ち得たエルフ達に精霊魔法を教えた。
これでエルフに、いずれは精霊魔法が根付くだろう。
エルフに精霊魔法を教えた俺達は、皆の下に戻り、それぞれのダンジョンの改良に力を入れた。
俺がダンジョンの改良に集中している時に、邪魔=「創造神からの通信」が入った。
(本~当に必要な時にしかカナタから連絡を寄越しませんね!)
(必要性が無いからな。)
(最初の頃に、私は言いましたよね。連絡を頻繁に寄越せと。)
(日記を晒している様で、必要が無いと連絡する気になれんな。)
(カナタに地上の管理を任したお陰で最近は多少なりとも、余裕が出来ました。)
(それで、)
(何か役目を作って下さい。)
(その時が来たら、頼むつもりだった役目が有るぞ。)
(有るんですか! それは、何ですか?)
(今度の魔王の時に、特定のダンジョンに魔王を倒す為の武器を用意する予定だ。)
(創造神には、魔王出現した後で、ソレを神託でやってくれ。)
(どういう設定で?)
(先ずは、創造神の力を顕現したという体で、専用ダンジョンへの『鍵』をアリア達のダンジョンの適当な所に専用部屋を設置しておく。)
(ふむふむ。)
(まあ、『鍵』が有るダンジョンは、アリア達のダンジョンと俺のダンジョンの5ヶ所にする。)
(それで、)
(5ヶ所のダンジョンで、『鍵』を手に入ると、魔王を倒す事が出来る武器が眠るダンジョンが姿を現す。)
(ほおー。)
(『武器のダンジョン(仮)』には、1つの武器が眠っていて、この武器じゃないと、魔王を倒せないという形にする。)
(武器が1つしかないと、争いになるのでは?)
(勿論、その場面になったら、裏から俺が操作して、武器を手に入らない様にする。)
(なるほど。)
(こうして、『真の勇者』が現れ、魔王を倒し、新たな時代の幕が上がる。と、こんな感じで行こうかと思っている。)
(わあー! でも、その武器はどうするの?)
(魔王倒した後の権力争いの種にしたくは無いから、魔王を倒した瞬間に消滅する様にする。それに、魔王倒した後に、宝物庫の肥やしにするつもりも無いしな。)
(だから、創造神には神託で武器に関する告知と、武器消滅後の告知の最低でも2回を予定している。)
(え!? 最低でも?)
(ああ。まだ頭の中での計画だからな。場合に寄っては、出番が有るかもしれない。)
(カナタ、私に出番を!)
(分かっている。その時は頼むぞ。)
(任せて。)
な~んて、創造神には言ってが、まだ当分は魔王を出すつもりは無い。
ミアやリスのダンジョンがまだ出来て無いからな。
今、魔王を出すと、世界が討伐に盛り上がり、ダンジョン攻略にも熱が上がるかもしれないからな。
だから、有る程度は、ダンジョンが出来てからだな。
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