騒動は、お嬢様から。
今回は、かなり短いです。
「何をなさっていますの? シェイン=ペアドント様。」
「あら、イベリス様。」
「何が有ったのですか?」
「いえ。この者が、身分を弁えぬ言動が有ったものですから、注意した所です。」
真相究明する為、少し離れて注意を受けた者の話を聞いた。
内容は大した事では無かった。
ただ、ちょっとした間の悪さと偶然の事故だった。
「シェイン=ペアドント様。」
「はい。イベリス様。」
「彼女から、お話を聞いて参りました。どうやら、偶然に起こった事故の様なモノでしたわ。」
「あの者が虚偽の内容を話している可能性が。」
「それは無いと思いますわ。」
「何故ですの?」
「私に虚偽の内容を話したと後で判れば、彼女だけでは無く、一族全てが処罰されるのですから。」
「……分かりましたわ。今回は、イベリス様のお顔を立てますわ。では、私はこれで失礼させて頂きますわ。」
「イベリス様。」
「ネルネ。」
「イベリス様。ありがとうございます。」
「別に気にしなくても良いのよ。」
「それでもよ。私の大切な友人を助けてくれたんだもの。」
「なら、お礼は受けとるわ。」
「ありがとう、イベリス。」
「しかし、シェイン=ペアドント様にも困ったものね。」
「そうね。」
「いくら、身内の1人が王族に嫁いだとしても、彼女自身には、何も権限が無いのにね。」
「そうなのよね。」
「後で、御父様に言っておくわ。」
「お願いね。」
「任せて。では、私達もそろそろ、失礼させて頂くわ。」
「イベリス=ランクァーデ様、シオン様。今日は私のお茶会にお越し頂き、ありがとうございます。」
「ネルネ=ファーブル様。良いお茶会でしたわ。」
「ネルネ=ファーブル嬢。良きお茶会だった。」
「お褒めの言葉、ありがとうございます。ご縁がありましたら、また御招待させて下さいませ。」
「ええ。ご縁が有れば、お伺いしますわ。」
こうして、イベリスの友人のお茶会が終了した。
俺達は、王宮のイベリスの私室で夕食を取り、イベリスと別れ、王城の地下の俺の部屋に着いた。
一息着くと、「影」が俺の今回の身分証を差し出した。
「なる程。今回の身分証では、俺は、元1位の王国の王族の遠縁になったか。シオン=カナティリアが、今回の名か。」
「はっ!」
「当然、今回の身分証に書かれている事で、裏を取られる事は無いな?」
「万事抜かりはありません。」
「なら良い。下がれ。」
「御前、失礼します。」
俺はアルトと話し合い、イベリスとの婚約発表の日取りを決めた。
1週間後、イベリスとの婚約発表は終わった。
だが、2ヶ月後に婚約発表会を予定している。
2ヶ月後の婚約発表会も一部を除いて、終わった。
その一部とは、またしても、「シェイン=ペアドント」だった。
己の立場も弁えず、傲慢に振る舞った。
一応は、アルトの取り成しで場は治めたが、少し考えなければならないと判断した。
しかし、まだ若い事から秘密裏に彼女の家の者に伝えたのだが、あまり効果は無かった様だ。
……結局は、「シェイン=ペアドント」は、「病死」した。
2年後、イベリスと結婚した。
それから、更に16年後。
イベリスは、「病死」した。
勿論、偽装だがな。
アルトは、5年前に国王になり、王国が安定した所でアルト達と相談して、イベリスの「病死」の日を決めた。
俺としては、ひ孫を見てからでも大丈夫だと言ったのだが、「もう、充分です。」と答えた。
俺もアルトも、イベリスの意思を尊重して、イベリスの「表舞台」から降りる日を決まった。
俺もイベリスが病死してから、2年後に病死した。
イベリスの子供達の為だ。
こうして、俺はまた「表舞台」から降りる事になった。
さて、嫁が3人に増えたが3人は仲が良い。
まあ、仲が良いのなら問題無いな。
ここ最近は、放置気味だったダンジョンに本腰をいれようかな。
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