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16階層

すみません。

何時もの時間に間に合いませんでした。


16階層の内容は如何に?

さて、16階層は「草原」には変わり無いが、少し違う。足元から生える草が1Mを越える。

正に密林の草の様に視界が悪い。

そんな中で足元に忍び寄る小さい狩人から逃げ仰せて逆に狩れるかな?


16階層のモンスターは40㎝くらいの肉食竜「ジュラック」(ジュ◯シックワ◯ルドに出てくるあの小さいヤツ)や、とれ易いが直ぐに生え替わる角を持つジョズラビットに、その進化型の「ネックレスラビット」だ。この「ネックレスラビット」は、死角から忍び寄ってからの飛び跳ねて、獲物の首に目掛けて鋭い爪を持つ後ろ足でスパッと切るというモンスターだ。

この3種類のモンスターが冒険者を狙う。

それと、後2種類は出番が有った時に紹介しよう。

これらの理由から、探知系スキルが無いと危険な階層になっている。


『おい? えらく鬱蒼な階層だな。』

『確かに、これは見辛いな。』

『とりあえず、おれ達よりデカいモンスターを居ない様だな。』

『そうね。それと、次の階層の入り口は恐らくはこのまま真っ直ぐに行った辺りになるかしら?』

『しかし、鬱陶しいが林や丘等が無いからこの階層は楽に攻略が出来そうだな。』

『いや。それは判らないぞ。』

『そうだな。このダンジョンは階層が進むに連れて、単純な進み方が出来なくなっている。』

『確かにそうね。油断は出来ないわ。』

『……!? 静かに!』

『どうした?』

『何が有った?』

『いいから黙りな!』



『……周りに注意してくれ? 最悪、囲まれている。』

『なっ!?』

『何も居ない様に見えるが?』

『!? そこ!』

『2本足でそこそこに早く動くコイツを仕止めたよ。』

『簡単に仕止めたが、この階層のモンスターだ。注意が必要だな。』

『……グッ!?』

『どうした?』

『やられた。ホーンラビット系だ。』

『直ぐに処置をしないと……』

『おれは見えたよ。後ろから飛んでダーラの右膝裏の上辺りに角を突き刺して、あっさりと角を折り逃げて行ったよ。すまんかった。一瞬の出来事に対応が出来なかった。』

『この階層の攻略はどうする?』

『ポーションの残数が心もと無い。撤収だ。』

『了解。』

『分かった。』

『異存は無い。』

『しかし、この階層は思った以上に難航するだろうな。』



どうやら、撤収するみたいだな。

どうだ! デカいモンスターだけが脅威という常識は無いという事だ。


「薬草の林」はどうかな?


おや? トラブルかな?


『おい。その薬草を寄越せ!』

『イヤ。これをもって行ってお金をもらうの。』

『おい! 何をやっている!』

『うるせえんだよ! 脱落者。イライラする事が有ったから酒場で飲みてえが、おれ様の金を使うのが勿体ないから、ガキ共から貰いに来たんだよ。』

『馬鹿!? ここの協定を無視する積もりか?』

『そんなもん、知った事かよ!』

『……協定違反者を発見しました。直ちに処理します。』

『な!? 木偶の坊がしゃべった!?』

『現在使用されて無い階層は2階層。違反者と共に移動します。』

『ちっ! 離せよ、木偶の坊!』

『違反者の抵抗により対処します。』

『グゥッ!』

『違反者の沈黙を確認しました。移動を再開します。』


『ザックおじちゃん。あのこわい人はどうなるの?』

『あの怖い人はね、違う階層に行ってお説教されるんだよ。』

『どうして、ちがうかいそうに行くの?』

『皆にお説教をされている所を見せない為だよ。』

『どうして?』

『皆だって、お説教されたり、その姿を見られたくないだろ?』

『うん。』

『だからだよ。さあ、怖い人はお説教中だ。準備は済んでいるな。帰るぞ。』

『は~い。』



因みに、違反者は隠してある専用のゴミ箱が有るから、其処からポイッ。行き先は9・5階層の専用エリア。一応9階層への出口有るけど、この専用エリアはモンスターボックスだから、助かる見込みは無い。


さて、ミアとシアのダンジョンはどうなっているかな?




「ミア、シア、どうだい? 進行具合は?」

「シオン、見てるだけでは分からなかったわ。」

「意外に難しいのね。」

「何か意見ないかしら?」

「そうだなー。基本的には、このダンジョンは女性冒険者専用の育成ダンジョンにするのはどうだい?」

「どうして?」

「後ろ盾の無い女性は生きるのがとても難しい。だから、冒険者になる女性が一定数居るが、そんなに甘く無い。」

「……そうね。」

「だから、女性でもやって行ける冒険者に成れるダンジョンにするんだ。」

「具体的には?」

「1階層は芝生の様な草原にして検問するんだ。男性が混じって居ないか。後、出入口は2ヵ所設置な。」

「どうしてかしら?」

「片方は入る人専用。もう片方は出る人専用。」

「ああ! なるほど!!」

「分かったかい?」

「ええ、つまりトラブル防止策ね。」

「その通り。」

「どういう事?」

「理由は2つ。1つは出入口が1つだと、男性とのトラブルの可能性が有るから。もう1つは違う階層の説明の時に一緒に話すよ。」

「それで2階層はどうするのかしら?」

「宿泊施設を伴う女性の『美』を追求する階層にするんだ。それと、女性冒険者が帰る時の身嗜みを整える場所として。」

「どんなふうな?」

「宿泊施設のベッドや食事だけでは無く、飲む水から厳選するんだ。後、この飲む水は俺が用意するよ。」

「他にはどんな考えが有るのかしら?」

「お風呂は当然、何時でも入れて美容に良い成分を混入する。」

「それで、それで!」

「他にも有るけど、最終的には女性冒険者だけでは無く、平民から貴族等に関係無く『婚約披露宴』や『結婚式』前に必ず利用するダンジョンにするんだ!」

「「おおー!!」」


「……でも、そんなに変わるかしら?」

「ミア、思い出して欲しい。ミアの結婚式の1ヶ月前から俺が用意した水を毎日一定量飲み続けた結果はどうなった?」

「そういえば、次第にお肌艶々でキメ細かくなったわ!」

「既にミアは俺が用意した水の効果を知っている。」

「あの水を此処で飲める様にするの?」

「ミア、そんなに効果が有るの?」

「凄い効果が有ったわ。」

「……シオン。」

「はいっ!」


急に背筋に寒気が……


「その水は私達が何時でも飲める様にしなさい。」

「はいっ!!」


「シオン。出入口を2ヵ所にするもう1つの理由を教えて。」

「このダンジョンは女性の味方をするんだ。」

「どんなふうに?」

「このダンジョンは女性しか入れない。そして、女性に危険を感じさせるのは基本的には男性だろ? 」

「そうね。」

「このダンジョンにさえ入れば、とりあえずの危険は無くなる。その後は連絡係を用意してギルドとかと交渉するんだ。」

「それで上手く行くとして、その交渉等で掛かった費用は?」

「駆け込んだ女性が、ダンジョンで稼げば良い。モンスターを倒すも良し。2階層でメイドや侍女の真似をして働くも良し。」

「なる程。」

「費用が足らない様なら、ダンジョンのモンスター討伐に行って貰って、その女性でも倒せる価値の高いモンスターをポンって出せば良い。」

「でも、貴族も利用出来ると政治色が強くならない?」

「そんなもん、利用規約を作って誓わせれば良い。破れば最低半年以上利用禁止にするとかな。」

「……確かに、半年以上利用禁止にすると、他の利用者と大きく差が開くし、貴族には特に厳しいモノになるわ。」

「勿論、ダンジョンが用意するのは『サキュバス』とかの女性型モンスターだ。」

「宿泊施設はどうするの?」

「料金表を作って払う金額で内容を変える。」

「例えば?」

「一泊専用で銀貨1枚。内容は、平民でも使えて、次の日が結婚式前提で、俺が用意した美容効果の有る施術を行う。当然、施術を行うのは、訓練した女性型モンスターだ。」

「他には?」

「最高額は、王族の王妃や王女でさえ、経験した事が無い内容を考えている。」

「じゃあ、女性冒険者の方はどうするの?」

「基本的には、討伐には腕力が要らないモンスターを主力にする。」

「それで。」

「冒険者として必要な知識や技術を磨いて貰って、エリア・ボスは逆に腕力も必要なモンスターにする。」

「どうして?」

「大抵のモンスターや最低野郎は力づくで来るから。」

「そういう事ね。」

「後、モンスターを討伐すると出る内容を魔石だけでは無く、低確率で、美容に良いアイテム等が出る様にする。」

「例えば何が有るのかしら?」

「極少量しか無いけど、どんな古傷でも治療して跡も残らない塗り薬とか。」

「シオン。参考になったわ。また教えてね。」

「分かった。余り、根を詰めるなよ。」

「「分かったわ、ありがとう。」」


俺は別れ際にミアとシアにキスをして、場を離れた。



……たまには、創造神と会話してみるか?



暖かい応援メッセージと星の加点をお願い致します。


ネタは有るのですが、消化がかなり難しいので、続きが気になる方々には申し訳ないのですが、最低限週1にしたいと思います。

申し訳ありません。

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