タイトル回収
「 さてと!決まったことやし、帰ろか 」
牡丹は立ち上がり、良太に手を差し伸べた。
「 帰るって、俺の家か? 」
「 何を言ってるの良太は。引越しはまた今度よ私はいつでもいいけどね。」
金蘭は笑いながら言うと自宅へと帰って行った。
「 アタシも今日のところは帰るわ!良太もアタシらの部屋の片付けあるんとちゃう? 」
牡丹の手を取って立ち上がり、来た道を戻って
良太の家に着いた。
「 それじゃあ牡丹、また引越しの時かな。 」
牡丹は照れくさそうに頷いて、自らの家へ帰って行った。
良太は家の中へ入り、ふと思い出した。
( ばぁちゃんの遺してくれた物の中に、看板があったよな・・・ )
良太は2階の一部屋に入り、小さなダンボールを
開けた。
「 あったぞ!なになに・・・ 」
家の玄関に掛けれるように紐が付いてある看板を手に取り、書いてある文字を見た。
・・・花畑荘・・・
恋に悩んだ女性!
一緒に暮らして夢を追いかけましょう!
みんなで暮らせば悩みも吹き飛び明るい未来が待っています!
「 花畑荘・・・この家の名前か・・・ばぁちゃん、俺もやってみるよ。シェアハウスで明るい未来を 作ってみせる 」
良太は小さく呟き、決意した。
ここでみんなで暮らし、明るく楽しく生活すると。
タイトル回収出来ました。
ここから物語が動きます!